フライングアーマー(FLYING Atmosphere Re-entry Module Of Research)
宇宙世紀0087年5月11日、エゥーゴは地球連邦軍本部ジャブローへ衛星軌道上からの大降下作戦を敢行する。そこで「大気圏再突入の研究用モジュール」として実験的に運用されたフライングアーマーは大気圏突入時であってもある程度自由な機動を可能とし、さらに有重力下においてはド・ダイやベースジャバーに勝るとも劣らないS.F.S.(サブ・フライト・システム)として機動性・航続距離の獲得を実現している。この実戦データこそZガンダムのウェイブライダーへの可変機構導入を後押ししてといったも過言ではないだろう。
当時のMS、戦艦の大気圏突入には耐熱シートを降下の際に展開し、摩擦熱圏を突破する「バリュート(バルーン・パラシュート)」が運用されているが、もちろん展開時には完全に無防備である。そこをフェアではないと躊躇いながらもティターンズのMSを狙撃するカミーユのガンダムMk-Ⅱ。RMS-108 マラサイを駆るカクリコン・カクーラー中尉の断末魔が耳に届いた時、戦友のジェリド・メサ中尉はバリュートの中で成す統べもなく歯軋りするしかなかった。
Posted at 2005/05/30 00:01:38 | |
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Zガンダム | 日記