新しいパッドを装着して慣らしも終わったので、昨日の早朝にいつものコースでテストをしました。
レポートをお待ち兼ねのみなさま、お待たせいたしました(笑)
SS-1 最初はダム横のクネクネした5kmのテクニカルセクション。
とはいえスピードレンジも高いので、コーナー進入時のブレーキのコントロール性が重要です。
SS-2 次に登りに入って高速スラロームが続く8kmのセクション。
ハードブレーキは少ない代わりに、正確なスピードコントロールが求められます。
SS-3 そして表の下りセクション。
前半は細かいスラロームを繰り返し、後半はロングストレート後のハードブレーキを繰り返す高速ステージ。一気に標高差500mを下る8kmのセクション。
ハードブレーキングに耐える耐熱性能が求められます。
この下りでフェードしなかったら、サーキットでもフェードすることは有りません(笑)
早速SS-1をスタートしました。
最初のブレーキタッチはまだ温まって無い状態ですが、意外にしっかり効いています。
ワイドレンジを謳っているだけありますね。
私が着けてた前のパッドよりこっちの方が冷えた状態のタッチはちゃんとしっかりしてるな~(^_^;)
コーナー2つ3つぐらいで温まってきて効き方も本来のものになって来ました。
立ち上がりは早いです(というより温度の影響が少ない)
これが極端な(ぜんぜん効かないと思ったら、急にロックするぐらい効きだしたり)ジキルとハイドみたいなパッドも有りますから(笑)
短いストレートからキツイRで回り込むコーナーが続きます。
ここでのブレーキングテクは、ドンと踏んでコーナーに入る所でリリースするんですが、わざとブレーキのリリースを遅らせてステアするとリアがブレークしますので、その動きを利用してオーバーステアを出してコーナリング体勢を作ります。
そのコナー進入時のリアの振り出しスピードと角度を決めるためにブレーキを指先で微妙に微調整する訳ですが、このコントロール性が非常に重要です。
アングルが足りなければツンツンと踏み、ちょうどいい具合の所ですっと抜いてリアのスライドを止めることがスムーズに出来ないといけません。
この辺りのコントロール性能もかなり優秀ですね(^_^)/
今までの所、全く不満は無いです。
SS-2に入って今度は高速ステージです。
高いスピードから短時間に正確な進入速度へ落とします。
ブレーキの前後バランスの良さが安定した進入姿勢を作ってくれます。
高速域からのブレーキを踏み始めの最初の減速感のフィールがとても良いです。
効きすぎず正確なフィールでGが立ち上がって来ますので、計算できる感じです。
SS-3、ここが一番の難関で、今までここでダメ出し食らったパッドは数知れず(笑)
何せ8kmもずっと下りでしかも後半の方がより厳しいときてますから(汗)
ブレーキの冷える間なんか全くありません。
大丈夫じゃないかな?という期待半分、不安半分です(笑)
最初の方は当然全く問題無しで、いよいよ後半の高速セクションを下って行きます。
ブレーキを踏んでリリースするまでの約3~4秒ぐらいの間で、踏み始めのタッチとそれから急激に温度が上がったリリース直前で、タッチの変化が無く減速Gにも変化が無いのはいいですね~(^_^)/
ただし、ミューがそれほど高いわけじゃありません。
むしろその分コントロール性が非常に高い。
(何しろタイヤがストリート用ですから、これ以上ミューが高いとロックして返って難しいです)
サーキット用パッドにもこのへんのタッチが最初ガツッと効いて奥でヌルーとしたり、最初ヌル~で奥でギューってのが有りますから。
また最初から最後までガツッと効く本格派も有りますが、やはりそれはSタイヤ専用で、ストリート兼用は無理です(おまけに高いし・・・ (^^ゞ
そして最後までフェードせずにタッチも変わらずに下りきってしまいました。
下り終わって思わず「合格!」って言ってました(笑)
とりあえず、ベースの組み合わせでテストしてみたんですが、GC8の特に私のタイプのブレーキってとても難しく、最初からしくリ来るかどうか心配でした。
でもそれは全くの杞憂に終わりました。
これだけメーカーの標準状態で何も注文する所が無いのはなかなか無いと思います。
これなら他の車種についても、同じようにかなりマッチングが取れてるということじゃないでしょうか?
後残ったのはサーキットを走ってのSタイヤとのマッチングと、耐久性がどうかということです。
走った感じとしては、Sタイヤについても問題無いように思います。
今まで装着していたパッドよりこちらの方が若干ミューが高いです。
でもタッチのフィーリングはこちらの方がいい感じですね。
耐久性もAPならそれほど問題は無いですが、HSRというブレーキに厳しいサーキットが有りますから、耐フェード性能は問題無いでしょうが、耐久性がどうなのか?
そのへんが唯一残された問題でしょうね。
これもおいおいテストして行きます。
意外にいい結果でしたので、サーキットでも非常に楽しみです。
<追記>
この後も1日乗ってダストの様子を見ましたが、あまり多くは出てないので耐久性もかなり高そうです。
またブレーキ鳴きやジャダーも一切有りません。
この辺はしっかりと慣らしをしてるってことも当然あります。
※これならお勧めできますので、メーカー名と銘柄を公表します。
メーカー=
RAM'S
銘柄=GP-4-7L
スペシャルサンクス
取り扱い&サポートショップ=
Kappatsu
みんカラサイト=
Kappatsu
車種別の適応の相談やブレーキでお悩みの方の相談にも心優しく乗ってくれることでしょう(^_^)/