2007年02月05日
四日市ジャスコ誤認・死亡事件、遺族が民事訴訟へ
覚えてる人は居るだろうか。
四日市のジャスコで、誤認逮捕で亡くなったおじいさんの話。
ハムスターの餌買いに出掛けたおじいさん
ATMコーナーで操作中、入ってきた子連れの女(30代くらい)が
いきなり肩にぶつかっていき身体を触る仕草をしたかと思うと
「泥棒!」と叫ぶ。
…入ってきた3人ほど、一方的におじいさん取り押さえ。制圧20分ほど。
別件で居合わせた警官2人、一方的に犯人と断定しておじいさん確保。
その隙に叫んだ女、逃亡。
応援の刑事課員が駆けつけた時、おじいさん嘔吐を見て慌てて救急車。(ここで意識無し?)
病院に運ばれるが、おじいさん死亡。
死因は高度のストレスに起因する高血圧心不全と不整脈。
さて原因は誰にあるのか、かなり微妙なトコロのこの件。
当時から女性の挙動不審にはかなり疑問点が多かったワケだが
それ以上に三重県警の対応が、酷い。
ジャスコも無かったことにしたいのか、防犯カメラの映像提出拒否。
これじゃ情報公開で、女性が見つかるワケもない。
ものすごく、消極的。
それと言うのも、女性は「被疑者」ではなく「被害者」扱いなんだと言う。
…ちょっと待て。何の被害だ。何の。
この女性が変な行動を取らなかったら。
おじいさんに絡み、「泥棒」と叫ばなかったらおじいさんは誤認逮捕はされなかった。
おじいさんが死んだ切っ掛けを作ったのは、間違いなくコイツ。
これで死ぬとは、普通なら思えないので「未必の故意」とかでは無いだろうけど
何故そうなってしまったのか、少なくとも遺族は知る権利があるはず。
仮にも人が一人死んでるのに、放置する県警とジャスコの対応がどうかしてる。
県警のホームページでさえ、事件の情報を求めやしないし。
要するに責任の所在をはっきりさせられるのが、嫌なんだろう。
捜査放棄してしまえば、時間が風化させてくれる。そんなトコロ。
では女性を「被害者」としてるのは何故だ。
冤罪を着せられ弁明も出来ずに意識が遠のき、死んだおじいさんこそ被害者では無いのか。
女性のどこに「被害」があったと言うのだ。教えて欲しいもんだ。
…未だにジャスコや警察からの謝罪も無いと、聞くよ。
まあそんなワケで、今日見たニュース。
「夫の急死、誤認逮捕が原因」妻が三重県を提訴
>県警はこの女性から話を聴くまでは全容解明できないとしている。
最悪だ。やる気無し三重県警。
ちなみにこの件に関して有志が情報公開を申請していたけど、棄却。
三重県の情報公開審査会委員(どっかの大学の教授助教授とか言う立場の「有識者」で構成されてる)が
必要無しと判断したらしい。なんだそりゃ。
真面目に生きてた人が、最後にやっても居ない罪のせいで死ぬって。
どういう気持ちだったんだろう。
死んでしまっては、冤罪だったと言う事も本人には解らない。
魂が救われる日は来るんだろうか。
色んな作為を感じられる事件で、遺族側はすごく不利だけど
民事ではせめて勝訴出来ることを祈っています。
改めて、ご冥福をお祈り致します。
●関連サイト
四日市冤罪事件まとめ
遺族側から見た四日市冤罪事件ブログ
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ネットヲチφ(`Д´) | 日記
Posted at
2007/02/05 12:01:03
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