恐ろしい出来事でした・・・・・
「バサ! バサ!」
「バサバサ!!」
「バサバサバサ!」
ある夜、スーパーのレジ袋が強風に煽られ助けを求めているような【音】で起こされた。
まだ深夜、
「なッ、なんだなんだ!?」
寝ぼけマナコでその【音】の方を見ると、カギがかかり雨戸が閉まっていつもと変わらない窓。
「手すりに袋が引っかかってんのか?」と思い、気にしないで眠りにつく。
翌朝、窓を開けて周りを見てもレジ袋が挟まっている様子はなく、
「飛んだ? 夕べは風吹いてたか?・・・・・」
その窓は東側にあり、窓の外は隣家の壁。壁に窓はない。
隣近所との間は狭いとはいえ住宅街。部屋は道路に面していない。
ここは3階、覗くことはできない。
ノゾキ魔が横行しているという噂もない。
数日がたったある夜、また同じ【音】が同じ場所から
「バサバサ!!」
「バサバサバサ!」
「まッ、また? エクソシスト!?」
この部屋で【音】が鳴るモノといえば、宝くじ売り場で買ったモノか、貰ったモノかも思い出せない風鈴。
鐘は『招福宝くじ』と書かかれ、紙には『ロッティーちゃん』と名前がついている招き猫の絵。
「リンリン」と綺麗な音色で『大当たり』しそうな雰囲気はある。
しか~し、効果はまだない・・・・・・
しばらく【音】のしたほうへ耳を傾けていたが、そんな【音】が鳴ったとは思えないような「シーン」とした静寂が戻ってきた。
いや、静寂はない。
嫁のイビキが・・・・・・・・
まッ そんなことはどうでもいいのだ。。。。
そんな夜が2日ほどあったある朝、その【音】の正体は思いもかけぬ【音】で明らかになった。
あまり毛深くないのに、1日で伸びてしまうヒゲ。
テレビを見ながら出社前のオメカシを鏡に向かってしていた時、シェーバーの電気をチョット切った瞬間その【音】は頭の上の換気扇の中から
「ピー、ピー♪」
「ピー、ピー、ピー♪」
俺「・・・・」
俺「を~い。嫁ジョォ~。換気扇の中に何かいるぞ!」(正しくは、換気扇の外側)
嫁「スズメでしょ♪ 前からあったよ。 カワイイからそのままにしよ。」
で、左の枯れ草やら木が新居らしい。夜の【音】は親鳥の羽音か。
スズメもスズメ密度が高いのか、こんなトコに巣。
海ツバメの巣はウマイらしいが、スズメの巣はどうだろ。
食わせなくてもいいから、大きくなったら「つづら」を2竿持って来い。
大きい「つづら」と小さい「つづら」
当然、俺は小さい「つづら」を選ぶゾ。チュン♪
Posted at 2009/06/23 21:39:25 | |
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