ステアリングセンター調整(トー調整)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ステアリングのセンターがズレてしまったので調整しました。
直進状態で左に曲がっています。
つまりステアリングがまっすぐなときに、タイヤは右を向いている状態です。
2
ジャッキとクロスレンチ以外に、12mm、17mm、19mmのスパナを使用します。
19mm以上に対応したモンキーレンチ2本でも可能です。
あとは潤滑油と白ペンなんかがあると捗ります。
3
とにかくジャッキアップしてタイヤを外します。
4
右フロント。
赤矢印で示した「タイロッド」と呼ばれる部品で調整します。
(車を上から見たときのタイヤの角度である”トー角”を変化させることでステアリングの位置とタイヤの向きを合わせてやります)
5
スパナのサイズと位置関係はこんな感じ。
最初に現在の状態を記録するために、12と17の部分に白ペンでマーキングします。
ここなら六角になっていて、回転が30°ずつ管理できるので完璧です。(六角形の頂点だけでなく辺も使えるので、十二角形を扱うのと同じ)
マークしたら17を押さえつつ19を緩めます。
長いこと調整されていないせいか、かなり固かったです。(もしくは前の時に締め過ぎ?)
ジャッキアップで行うには力が入れづらい場所です。リフトがあれば・・・
5-56を浸透させてからも四苦八苦して、ようやく緩めることができました。
6
タイロッドは、ネジが切ってあるAと袋ナット状のBが繋がっている構造をしています。
12mmのスパナでAを回転させることで、見えているAの長さ=Lが変化します。
タイロッドが車軸の後ろにある場合、Lが大きくなるとトーイン(内向き)に、小さくなるとトーアウト(外向き)になります。
Aの長さを変えて調整するので、「伸ばす」とか「縮める」といった表現をされることが多いです。
今回はタイヤを左に向けたいので、右側を伸ばして左側を縮めました。
7
Aを調整したら17を押さえつつ19を締めます。17を押さえてないとLが変わってしまうので注意。
タイヤをつけたら走らせてみて、まっすぐになっているか確認します。
出来るだけ高い速度で走れる直線がいいです。
30km/hではまっすぐでも50km/hだと曲がってたりします。
曲がっていたらまたタイヤを外して再調整です。
根気の勝負です!
今回はトーの左右差が無かったため、両側とも1回転させたらステアリングがまっすぐになりました!
作業時間は左右合わせてのものです。
難易度はとりあえずAの長さが変わればタイヤの向きが変わることが理解できればいいと思うので☆1つにしました。
トー角自体はまた今度測ってみて調整する予定です。
文章に誤りや理解できない点がありましたら御指摘ください。
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