[インテリア] リアルームランプ増設
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
フィエスタmk6にはリアルームランプの設定がありません。夜間に後席で荷物を探す際などにとても不便に感じます(さかのぼると12年前にこんな試行をしています。当時は体裁と照度ともに納得できるものではありませんでした
https://minkara.carview.co.jp/userid/121170/blog/11117403/)。
純正フロントルームランプをLED化し照度を増加させると,後席の影は濃くなります。長年の課題だったリアルームランプの取付にいよいよ取り組みました。
ランプユニットは欧州フォードや日本車メーカーの純正部品を筆頭に検討し,VW車用の2灯式で回転ダイヤル型のスイッチ(左右常時ON/左のみON/ドア連動左右ON-OFF/右のみON/常時OFF)が採用されているタイプにしました。
まずはユニットに付属していたフェストンバルブ(T10×37mm)をフロントのマップランプ(
https://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/5842975/note.aspx)と同じLEDパネル(12SMD,電球色)に置き換えます。
ユニット側面にコネクタ接続部があるため,内部の形状は左右相称になっていません。パネルLEDの裏面に緩衝材(左下の水色の部分,固いスポンジ状で過去に購入した通販パーツの梱包に使用されていたもの)を両面テープで固定し,位置合わせをしました。
試灯しながら極性を確認し,パネルに付属していたバルブジョイント(フェストン型)に伸びるコードをタイラップを使ってユニット内で整理してレンズを閉じます。
2
使用したユニットの側面と背面。VWの純正品番は 6Q0-947-291-A となっています。中国の上汽VW版で,S-Koito(上海コイト)の刻印があります。アウディ,セアト,シュコダなどのVWグループの汎用部品です。本体価格の相場が数百円のAliExpressから入手しました。
このユニットを選択した大きな理由は,20mmの厚さがルーフの内張りと鉄板の間のスペースにちょうど良い(厚すぎない)からでした。ハウジングのカラーもグレー,ベージュ,ブラックから選択可能で,今回はフロントルームランプとほぼ同色で同行号の内装にマッチするグレーを選択しています。
3
メインユニット以外に用意したのは,ユニットのマウントフレーム(左上,品番 6Q0-867-599-G)。こちらは eBay で購入。流通が少なく,ラトビアのセラーから届きました。
左下はユニットに付属していたコネクタ(刻印はGermany)。これをユニットに挿し(右下)コードをフロントから分岐させて電源を得ます。端子周りはホットボンド追加して補強しておきました。
赤/白 = 常時プラス線
黒/灰 = 常時マイナス線
青/茶 = ドア開閉連動マイナス線
右上はLEDパネルを繋ぐフェストン型のジョイントです。ここにフロントルームランプ(
https://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/4037461/note.aspx)と同様に抵抗を取り付けました。
車両接続前の試灯ではゴースト(電源OFF時の僅かな発光)は発生しなかったのですが,車両接続時には発生したのでその対策です。後述する整流ダイオードと組み合わせると片側1灯にのみ抵抗を装着すればゴーストの発生は解消できました。
4
車両側は
・取付位置決め
・内張の加工(穴開け)
・フレームの固定(接着)
・配線
・ユニット装着
の流れで作業を進めます。
取付位置は
・リアサイドドアを開けて室内の荷物を探るときに手元が影にならない
・リアシートに着席しているときに手元が影にならない
・フロントシートから手を伸ばせばスイッチが操作できる
ことをポイントに決めました。リアサイドドアの室内側上部にあるハンガーと直線になるような位置とすると,作業がしやすく見栄えも悪くならないと判断できました。
大まかな位置を決めたら,メジャーを使って内張のセンターに正確な位置を出していきます。そこにフレームを養生テープで仮付けし,フレームの内枠にそって内張にカッターで穴を開けていきます。内張の中には過去に詰めたニードルフェルトがある(
https://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/1059911/photo.aspx)ため,この部位のみフェルトも切り取りました。
穴を開けたら内張の内部にフレームをボンドで固定します。ボンドは手元にあったセメダインスーパーX(クリア)を使用しました。ボンドが付いて欲しくない場所には養生テープを貼っておき,クリップや洗濯ばさみで内張とフレームを圧着させ一晩おきます。
ボンドが乾いてフレームが内張に固定されたらユニットが収まることを確認し,配線に移ります(実際にはフィエスタの内張は厚いので,ユニットがフレームにガッチリとハマまりませんでした。そのため,配線が完了してからユニットと内張の間にもボンドを併用して補強して固定しました)。
5
6
配線の合間に試灯を繰り返しましたが,フロントとリアの間のコードに整流ダイオードを追加しないとゴーストが発生することが分かりました(左上)。ゴーストが発生する条件は
・フロントが常時ONまたは常時OFFで
・リアがドア連動で閉扉または施錠によって消灯したとき
のみに絞り込まれます。フロントの制御がドア連動線を介さないとき,どこかからの電流がリアに回り込んでいると考えられました。そこで,リアのユニットに繋げたコードに整流ダイオード(
https://www.amon.jp/products2/detail.php?product_code=1556)を追加しました(左下)。
整流ダイオードをドア連動マイナス線に繋げてみるとゴーストは半減し,そこから常時プラス線にも追加してみるとさらに半減しました(常時マイナス線に挿入した時は効果なし)。これでも完全には解消できなかったので,上述した抵抗の追加をしてみるとようやく解決しました。
数日かけて様子を見てから,ユニットを内張に本付けしました。
7
というわけで,予想より手間取りましたが楽しい作業でもありました。何よりも得られた後席の明るさ。室内全体の明るさ(老〇対応)。電球色で落ち着きがありつつもラウンジっぽい艶っぽさ(自己満)。
その後は主にリアのみドア連動で点灯させ,フロントはOFFにしています。それでも普段はフロントも十分に明るいです。
2020年5月 39.4万km
8
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 後付 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク