
クリスマス!という事で、サンタクロースのお話。
サンタクロースが世界中どこでも優しい白髭のお爺さんと思ったら大間違いだ。
ドイツでは24日のイブに現れるサンタは写真のお馴染みのサンタではなく、「クリスマス男」という全くの別物。
(しかし「クリスマス男」とはベタなネーミングだ・・・)
子供達はこの「クリスマス男」を恐れる。
この「男」は良い子にはお菓子や果物をくれるが、悪い子だと分かると背後から黒装束の従者が出てきて棒で子供を叩くのだ。
そして、プレゼントはジャガイモの皮や台所の生ごみという徹底ぶり(笑)
ドイツではジャガイモといえば母親の仕業と知れて大人は笑うのです。
この「クリスマス男」、秋田の「なまはげ」に似て、手抜きをする怠け者や嘘つきに厳しい文化があるようです。
日本に負けない物作りのドイツ魂は、こんな幼少時代に育つのかも知れませんね。
壊れるマンションやビルを平気で建てるこの国に「クリスマス男」の来訪を頼みたくなるような・・・。
因みに、日本でお馴染みのサンタクロースのスタイル(紅白の服にトナカイのソリなど)は、19世紀にアメリカの詩人クレメント・ムーアが描いたのが始まりで、この定番を各国に浸透させたのが1930代のコカ・コーラ社の広告ということです。
クリスマスの本家、欧米では友人や恋人と過ごすのではなく、家族の間でプレゼント交換するなど、家族揃って静かにクリスマスを過ごすのが一般的。日本で言えば、お正月みたいな感じでしょうか。
世界の多くの国々ではクリスマスを挟むこの時期を「ホリデーシーズン」と呼ぶ。
特に米国のクリスマス・イブは日本の元旦を連想させます。ふだん終夜営業のファミリーレストランもイブだけは早じまい。
反対に、元旦はみんなでわいわい祝い騒ぐのが欧米流。(TVニュースなどで流れてくるNYのカウントダウンは紙吹雪などが凄いですよね)こちらも日本とは逆ですね。
一方、我が日本では・・・。
子供達へのプレゼントは別だが、商業神話に乗せられ追われて散財する日本の若い「クリスマス男」に哀愁を感じずにはいられないといった所・・・でしょうか(笑)
(とはいえ、年一回くらいこんな日があってもよいじゃないかとは思います。)
彼らにメリークリスマス!
そして、皆さんにも!(^^)/(←クリスマスなのに、敢えて毒ブログ?を書くコイツにも「クリスマス男」がやって来るカモ・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)
Posted at 2005/12/24 00:35:17 | |
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