■新型インプレッサ WRX STI の印象をお聞かせください
昨年10月24日に満を持して登場した新型インプレッサ、WRX STI。
同年6月に三代目へとシフトして以来、その登場をまだかまだかと待ち望んでいました。
そしてようやく登場すると、それ以前のインプレッサオーナーはもちろん、スバルをそれほど知らないオーナーまでもが注目をするのを見て、私自身が驚いたのを覚えています。
今までのインプレッサはラリーや競技走行に興味がある(言葉は悪いですが)マニア向けの車でしたが、このモデルチェンジによってそのイメージを払拭したように思います。
さて、私自身も二代目インプレッサ S203に乗っていることもあり、新型にも興味を持って試乗してきました。
まずはスタイリングですが、前型までのセダンスタイルを思い切って捨て、ハッチバックスタイルになったのが面白いです。
そしてフェンダーがより大きくグラマラスになり、ある意味ただ者ではない雰囲気を醸し出しています。
今回のイメージカラーは前型までのWRブルーから一転、派手さを抑えたダークグレーになりました。そのせいか、年輩の男性がスーツ姿で運転していても違和感なく乗れるようになり、スバルのイメージ戦略が成功したと思います。
内装に目を移すと前型までのスポーツ感をうまく残した上で、より上質なイメージで仕上げているのがわかります。
かといって必要以上の上質感にこだわらず、あえてシンプルに仕上げているのは、やはり走りにこだわる車の証でしょう。
今年からこのハッチバック型のWRX STIをベースとしたWRカーが世界ラリー選手権で登場する予定なので、今からとても楽しみです。
ラリーでは有利なハッチバック型ですが、逆に残念なのは荷物の積載量が減ったことです。
WRX STIとは言えども、スキーやキャンプなどのレジャーに使用する人も多く、複数乗車では困ることもあるかと思います。
今年インプレッサにセダンが追加されるという噂もあり、WRX STIでもボディスタイルが選べればより万人向けになることでしょう。
今回、スバルはWRX STIでヒルスタートアシストという新機能を取り入れてきました。
これは坂道などでクラッチを離してもブレーキ作動を1秒程度保持するというものです。
しかし、平地で誤作動を起こす場合もあるようで、クラッチ操作に慣れている人にとっては不必要な機能でしょう。
だからといって撤廃するのではなく、キャンセル機能があるだけで良いと思うので、次回のモデルチェンジではぜひ取り入れて欲しいと思います。
試乗した感じではエンジンの回転フィールがとてもマイルドになりました。
EJ20というエンジン形式は同じですが、低回転からトルクを出す仕様に変更しているため、低中速を多用する普段乗りにはとても楽だと感じます。
出力も以前の自主規制(280馬力)を超えた308馬力と十分なパワーで、ライバルであるランエボⅩと共に市販車の中では間違いなく最速クラスに入る実力をもっているでしょう。
そして同じスバルのレガシィで先行導入されていたSI-DRIVEが、ついにこのWRX STIにも搭載されました。
3つの走行モードを自由に選べ、走行ステージやドライバーの気分で色々と替える事が出来るのは面白いアイデアだと思います。
今回リアサスペンションがダブルウィッシュボーンへと変わったことにより、加速減速時やコーナリング時にもタイヤがより地面に接する感じを受けました。コーナーでの安心感もより向上したように思います。
乗り心地も前型までの硬さを払拭し、レガシィを思わせる上質な乗り心地へと変わりました。
これなら恋人や家族を乗せても文句を言われることはまずないでしょうね。
新型WRX STIのしなやかな乗り味に、これからのスポーツカーにとって大事なものが見えた気がしています。
スバルは外国車のように毎年モデルチェンジをして走りや乗り味、時にはデザインまでも変更させています。
新型WRX STIが、今後どのように進化していくのか、自分自身楽しみで仕方がありません。
■今回のようにSTIとのコラボ商品でどんな物があると良いと思いますか?
まず、今回のノートパソコンとのコラボレーションは商品としてとても魅力的で良いと思うので、今後も他機種に広げて続けていって欲しいです。
個人的に他にあれば良いと思うのは、マウンテンバイク(MTB)です。
もともと荒野を駆け抜ける自転車ですが、ほとんどの人が街中でスタイリッシュに使用していますし、その点がインプレッサにも共通していると思います。
私自身、GT BicyclesとCannondaleという米メーカー製のMTBを所有していて、普段から走りを楽しんでいます。
もしSTIとのコラボレーションでしたら、WRブルーのフレームに金または銀のホイールで出していただけると最高ですね!
私はそれだけで購買欲をそそられます。
また同じ自転車でも折りたたみ式のコンパクトタイプであれば、車に積んで外出先でも楽しめると思います。
車で使えるものとしては、バッテリーのコラボ商品を希望します。
バッテリーは意外とエンジンルームの中で存在感が大きく目立つものなので、STIのコラボ商品なら華やかかつお洒落に演出できるかと思います。
インプレッサやフォレスターに限定すれば、サイズもそれほど用意しなくてすみますので。
この他にも工具類やエアゲージなどの車載ツール、ジャッキやスタンドなどもあれば嬉しいですね。
■2008年度WRC(世界ラリー選手権)に新型インプレッサで参戦するSUBARU WORLD RALLYチームへ応援メッセージをお願いします。
開幕戦は3位入賞、第二戦は4位と、昨年から見ると着実にステップアップしているので、中盤以降とされている新型インプレッサ導入で、ぜひ巻き返しを図って欲しいですね。
SWRTの一ファンとして遠い日本から応援しています!頑張ってください!
そしてPCWRCに参戦している我らが新井敏弘さんにも、一足早く導入された新型インプレッサで昨年以上の速さを見せていただきたいと願っております。
新井さんなら今年も必ずやってくれるでしょう!
■フリーコメント(その他、インプレへの意気込みなど)
今回コラボで使用されているパナソニック製のノートパソコン Let's note は、小型軽量ながらDVDドライブを内蔵する人気のモデルで、今回のモデルから内部の強度を増して76センチ落下試験もされたそうです。
まさにモバイルのために生まれたノートパソコンと言えるでしょうね。
もし私がこのパソコンを手に入れる幸運に恵まれるのであれば、愛車のインプレッサに持ち込み、街中で無線LANを楽しみたいと考えます。
車内にこのWRブルーのノートパソコンがあれば、間違いなく夢のように素敵なモバイルライフになることでしょう。
また、最近ではマクドナルドのように店舗内で無線LANを実施しているお店もあります。
人の目がある場所では、やはりノートパソコン自体の色やデザインもパソコン選びの重要なファクターだと感じます。
このノートパソコンを人前で使いたい気分になるのは私だけではないはずです。
今回素晴らしいコラボレーション商品を発売した、パナソニックとSTIの両社には心から拍手を送ると共に、私にいただけた際にはそのパソコンを120パーセント活用することをここに約束して、この文章を終えたいと思います。
長々と書きましたことをお許し下さいませ。
まあしゃる
※この記事は
スバル インプレッサ WRX STI仕様 パナソニック製 Let's note プレゼントについて書いています。