クルマのサイトである「みんカラ」なのに、ここ最近はカメラにドップリの記事ばかり書いています。自分でもこんなにカメラにのめり込むなんて思ってもいませんでした。
クルマのどこに惹かれるのか。
カメラのどこにそんなに惹かれたのか。
ふと考えてみました。
まずはクルマについて。
思えばクルマという物は、自分自身の限界を遙かに超えた運動能力を持ち、不思議に満ちたメカニズムの塊です。
幼少の頃よりその不思議に魅了され、未だに惹かれ続けている存在です。
自分の意志の赴くままに、自由に行き先を変えて移動できるという、クルマなら当たり前な大きな大きな世界が待っていると言う希望感がポイントです。
昨今のクルマ業界には、こういった点の訴求が欠けてるなぁ・・・と感じています。
じゃぁカメラはなんなのか?
たぶんその前にオーディオがあるのです。
オーディオ趣味は、同級生のあぅさんや兄の影響が大きく、人の趣味に興味を抱くうちにその魅力に引き込まれた口です。
惹かれた魅力は「音楽」よりも「テクノロジー」あるいは、空気の振動を作り出すスピーカーの原理その物。なぜ音が出るのか?なぜ音が聞こえるのか?その不思議でした。
わからないことも多く、書籍や兄からの知識の伝授も重要な情報源でした。
表に出る音、裏に出ている音。
位相・倍音、ゲイン・インピーダンス・・・・
いろいろな要素があって、最終的に耳に聞こえている音。
聴き手の個人差もあり、設置条件の良否が大きく左右する、極めて曖昧で「これだ」という結論のない世界です。
オーディオ趣味はクルマ趣味と融合し、カーオーディオという分野としてのめり込んでしまうことになります。
で、カメラは何なのか?
これは元から鉛筆画としてクルマのイラストを描いていた趣味と、オーディオ趣味の要素とが一致してしまったのだと思います。
全く関係なさそうなカメラとオーディオですが、現代のデジタル写真となると共通点が多く存在します。ノイズや感度などはそのままアンプの場合とあてはめられ、そうすることで理解もしやすくなります。
フィルム機を使っていた頃は全く意識していなかったのですが、デジタル機を手にしてからよく考えてみると、この世の中にあるカメラメーカーって、ほとんどが日本の企業なんです。
この偏りはいったい何なのか?
ニコンとキヤノンが激しくレベルを競い合い、負けじとミノルタ(現ソニー)やペンタックス、オリンパスなどが独自性を打ち出しながらも競合していき、デジタル時代に入ってからは以前から放送業界にも強かったパナソニックやソニーが強みを見せている中で、海外の有名メーカーが駆逐されていってしまったという事実は、海外メーカーに追いつけ追い越せを目指してきたクルマ業界以上の凄まじさを感じます。
フィルム時代に絶大なシェアと品質を誇ったフジフイルムもしかりです。
日本人として、日本が強さを見せているこの業界を甘く見ることなんて出来ません。
ありとあらゆる産業を巻き込み、全ての総合力が結集して形になったクルマやカメラ。
半導体などの分野で躍進する韓国あたりも、今後それらの業界でトップクラスの戦いに加わってくる可能性は十分にあります。
それでもやっぱり、ニッポンのメーカーには強さを見せてもらいたい。
日本の企業が切磋琢磨しあいながら世界をリードして欲しい。
そんな希望も込めて、明日も日本のテクノロジーを詰め込んだ日本のカメラで写真を撮ります。
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Posted at
2011/02/25 01:41:52