

ここ数週間、休日も仕事をしていたため、週末、遠出ができなかった。仕事も落ち着いてきたので、土日は、妻とニュルンベルクにドライブ。
ウィーンから、ニュルンベルグまでは、片道500km弱。朝、7時前にウィーンを出発し、お昼前には、ニュルンベルクに到着した。
ウィーンを出発した時点で、気温は5度。すっかり、秋である。
主な目的は、サッカー観戦と観光である。
観光の方は、天気も良くて、のんびり、市内観光をした。
ニュルンベルクは、神聖ローマ帝国の時代から栄えた町で、今でも、市の中心部に城壁に囲まれた旧市街が残っている。
旧市街は、第2次大戦の空爆と市街戦で被害を受け、戦後、復元されたものである。


第2次大戦で、この街が多くの被害を受けたのは、ナチス党の本拠地であったためである。
今でも、ナチス党の多くの施設が残されている。
写真の、コングレスハレは、博物館(Dokumentationszentrum Reichsparteitagsgelände)となっている。
ここの展示物を見ると、中世から栄えた町が、ナチス党の支配下に入り、戦争で崩壊していった過程がわかる。


ニュルンベルクと言えば、ワーグナーのオペラ、「ニュルンベルクとのマイスターシンガー」の舞台となった町である。
トラムに乗っていたら、マイスターシンガーハーレ(ホール)という停留所を通った。このホールの名前が、オペラの題から命名したのかどうかは、不明であるが、この街には、中世から近世にかけて、同業者組合があり、マイスター制度があったことが伺える。
観光の合間に、ニュルンベルグの名物の、ソーセージを食べた。
ミュンヘンのゆでた白いソーセージ、フランクフルトの太くて長いソーセージと異なり、短い白いソーセージを、焦げ目が付くまで焼いたものである。
香ばしくて美味しい。ザワークラフト、ビールに良く合う。
Posted at 2012/10/01 13:31:24 | |
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