
職場は、クリスマス休みのため、今週の土曜日から5連休。
水曜日から3日ほど休みを取って、一足早く、クリスマス休みに入った。
この8連休を利用して、妻とトルコに来ている。
トルコ中部のGeromeに3泊した後、イスタンブールに4泊して、ウィーンに戻る予定である。
当初、休みをパリかローマで過ごすことも考えたが、クリスマス前後は、西欧のほとんどの都市は、博物館や店がしまってしまう。加えて、交通機関もかなり乱れるので、クリスマスの影響のあまりない国ということで、トルコにした。
昨日、ウィーンからGoremeまで移動したが、ウィーンからイスタンブールまでは、飛行機で2時間半、イスタンブールからKayesriまで、飛行機で1時間半、さらにGoremeまで、車で1時間弱。乗り継ぎを入れると、ほぼ丸一日、移動にかかった。


トルコは、地理的にヨーロッパとアジアの中間に位置し、政治・宗教的に複雑な歴史を経ている。
多様な文化に加えて、さらに、変わった地形を持った国である。
いろいろな意味で楽しめそうである。
今日は、カッパドキアの奇妙な形をした岩群を見て回った。
写真のトルコ国旗の横に立つ岩は、中がくりぬかれ、交番として使われている。
この奇妙な形の岩は、侵食によってできたものであるが、加工しやすいことから、石器時代から多くの人が、岩をくりぬいて住んでいたそうである。
崩壊等の危険があって、ほとんどの人は、普通の家に移り住んだが、今でも、
Goreme地区で、8家族がこの岩をくりぬいた洞窟に住んでいるそうである。
洞窟は、今は、ホテル、レストラン、みやげ物屋として使われている。
古い住居やビザンツ帝国時代のキリスト教の教会が遺跡として残っている。
見所が多い。
少し驚いたのが、日本、韓国、中国、マレーシアといったアジア系の観光客の多さである。
宣伝効果なのか、あるいは、アジア系をひきつける魅力があるのか、わからないが、80%の住民が観光業に従事しているこの地区の人たちにとっては、ありがたいことのようである。
移動中に、道路わきに、日本とトルコの国旗が並んだ看板を見つけた。
両国の友好を記念して作られた公園だそうだ。
両国の友好の歴史は長く、比較的最近では、湾岸戦争の際に、バグダットに取り残された日本人を間一髪で救出したのは、トルコ政府が手配したトルコ航空機であった(因みに、このとき、JALは、日本政府の派遣要請を拒否している)。
料理も美味しくて、イスラム国なのに、お酒も飲める。結構、この国を楽しんでいる。
Posted at 2012/12/21 06:11:31 | |
トラックバック(0) | 日記