さあ、いよいよ僕のJAF戦デビューです。
僕の日頃の行いが良いおかげで(笑)台風は西に行き、風は強いけど晴れてます。
前泊し、朝5時前に到着も、すでに10台ほど到着ずみ。
やっぱ、サーキットって、早朝がいいよなあ…
友人と一緒に、色々な手続きをして回ります。
公式戦はここがメンドクサイ(笑)
車検場にズラリ。
ヘルメットやスーツなどもちゃんと公認の確認されます。
そして予選!
3周目で1分11秒6がでたので(ベスト:12秒2)、雨もパラついてきたのでアタック終了。
直接のライバル39号車(ミク号)には勝ってまして、まあ順位も中盤くらいかなと思いきや、これでも予選21台中16位。
9秒台:2台
10秒台:6台
11秒前半:6台
11秒後半:4台
12秒以下:3台
なんと11秒台に10台もひしめく超激戦区。
もう少し頑張って11秒前半にいれられたらよかったかなー(汗)
ともあれ、ミク号以外はクラス違いなので、無視です(笑)
今回は、これに勝つのが目標!!
決勝までの間に、本日の目玉イベント、「787B」のデモ走行がありました。
この4ローターサウンドはマジですごい!!
コダマする倍音の甲高いこと!!!
久々に背筋がゾクっときました。
おそらく、今後もう二度と見ることは叶わないであろう伝説のマシンの走行を間近に見れただけで、今日は価値ありです。
いよいよ決勝。
各車グリッドに着きます。
パレードランの最中にパラパラ雨が降り出したため、ウェット宣言発令。
各車、幌をクローズします。
→つまり、一番目立つパターンに。
実は、雨ならせっかく換えた赤幌もアピールできていいなーって思ってたし、雨の方がまだ得意なので、まさに人生願ったり叶ったり(笑)
5秒前。
レッドシグナル点灯。
「……いよいよここまで来たか。
このスタートラインは、僕のレーサーとしてのスタートラインでもあるんだなあ。
ここまで来れたことに、本当に感謝だ。
今後、どこまでいけるかわからないけど、やっぱり一度は夢の………」
ブラックアウトーー!!
レーススタートーーー!!!
…見てた友人たちはわかったでしょうが、
完全に妄想の世界にはまって1人で感傷にふけってたら、スタート見過ごしました(爆)
完全に出遅れましたが、まだミク号よりは前。
もうここだけは死守しなければ!!!
これだけかたまるともうゴチャゴチャで、ラインもヘッタクレもなし(笑)
とにかく、もらい事故だけは避けなければ!
そうこうしながら、2周目に入り、ミク号は完全にバックミラーから消えたなーと思いながら最終コーナーへ……
!!???
1周目の最終で、いきなり飛び出てしまわれたようです…
最終は速度が乗るだけに、体が心配です…
こうなると、
「完走=優勝」
となります。そして、
「僕もリタイア=クラス全車リタイア」
にもなり、来季からのNC2クラブマンクラス消滅という事態になりかねません。
なにより、
「帰るまでがレース」
ですから、こうなったら絶対完走するしかありません。
さてここで、この後の13周をどう走るかが問題になってきます。
極端な話、一番ケツだろうが、ゆっくり安全に走って15周走り切れば優勝です。
でも、それでいいのか、俺?
僕より後ろのクラス違いの人は、僕より前の同クラスの車を追うため、必死でプレッシャーかけてきます。
これにもらい事故されてもたまりません。
色々考えた結果、様子を見ながら、プッシュしてくる車はある程度パスさせることにします。
自分の安全のためにも。

「無事で帰ってきてね…」
そう言ってる気もしたし(妄想族)。
そうこうしながら、9割のペースを守りつつ、前後に車がいない、安全ゾーンに入りました。
「このまま走りきればいいな…」
そう思っていたら、次第に雨足が強くなってきました。
前述しましたが、ここはウェットのほうがまだ得意みたいなので、前で争っていた2台にどんどん追い付いてきてしまいます。
「あまり近づきすぎないほうがいいなー」
と思っていた矢先、2台中の1台がストレートでバランスを崩し、
コンクリートウォールにクラッシュ!!こりゃイタイ!!
「これはさすがに赤旗中断だな……」
しかし、幸い自走できたようで、レースは続きます。
でも、これだけウェットになると、さすがにどんどんスピンやクラッシュ続出。
もらい事故も多発。
まさに地獄絵図(爆)
そんな中、もう1台に追い付き、バトルになります。
ウェットではこちらのほうがちょっとだけ速そうだったので、わざわざ来てくれた友人たちにもカッコいいとこ見せなあかんかなとも思いました。
でも、後ろで見ていると、コーナーでの挙動が不安定だったので、もらい事故は最悪だし、抜いてもクラス違うから関係ないし、
何より皆自走で帰らねばならない中、これ以上のプッシュは危険なだけと判断。
少し距離を開けてみることにします…
距離をあけると、心なしか、挙動も落ち着いたように見えます。
「この判断は、きっと正解だったんだよな……」
その距離を保ったまま残りの周回を走り切り、無事チェッカーを受けました…。
しかし!!
この15周の辛かったこと。
こんなに車がいるのに、戦う相手はいない。
自分が抜けそうな車もクラス違いのため、ウェットの中リスクを冒して抜くこと自体無意味。
後ろから抜きたい車を抜かせるのも一苦労だし、抜かせるのもやっぱり気持ちいいものではない。
そして、コーナー立ち上がりにスピン車両がラインを塞いでいる中、一人で全開で攻めるリスクの高さ。
…他の方とは違う意味での、辛いレースでした。
よかったかなと思うのは、幌クローズのため、赤幌をアピールできたことかな(笑)
ほら、こんなにわかりやすい(笑)
レーサー仲間にも興味を持ってくれた方が結構いらっしゃって、
このままパーティーレース界に「オシャレ幌交換」のブームが起これば、
ある意味うれしいですけどねー(笑)
これが、僕の目線でのレースの一部始終です。
多少言い訳がましかったり、上から目線なところがあるのはお許しくださいm(_ _)m
レーサーなんて、皆「自分が一番速い」て思ってる人種ですから(笑)
ま、何はトモアレ、勝てば官軍。
こんなに我慢したんだから、もらえるものは、きっちりいただきます(笑)
シャンパンファイトは嬉しいけど、1人はちょっとさびしいなあ…
そんなこんなで、僕の初戦は、予定通り(?)、デビューウィン & ポールtoウィン で飾ることができました。
こんな僕のために色々ご尽力いただいた方々。
わざわざ休み使って応援に来て下さった方々。
遠くから勝利を願ってくださった方々。
特に何も思ってなかった方々(爆)
皆さんのおかげです。
本当にありがとうございましたm(_ _)m
何より、よき先輩レーサーとして色々面倒みて下さったクロハチさんには、感謝の言葉もありませんm(_ _)m
いつかクロさんを超えることが、一番のお返しだと思っています。
覚悟しててくださいね(笑)
さあ、本当の戦いはここからです!
もう我慢の戦いはこれでオシマイ。
次からはこの集団が直接のライバルになるため、同じ状況では絶対引けません。引きません。
むしろ攻めつづけなければならない。
そういう練習を、これからは積んでいかねばならないと思います。
…帰れなくなったら、誰か迎えにきてください(笑)
でも、負けません!!
引かぬ!
媚びぬ!!
顧みぬ!!!
NC2シリーズの方々!
僕は、3年以内に、シリーズチャンピョン獲ることを誓います!!
(…あー、言っちゃった……)
せめて、一度は表彰台のテッペンとります!!!
いや、表彰台乗れたらいいかな…
まあ、入賞だけでも…
どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m!!!!!!!!
お疲れ様…
レース後…
久々、関西から来てくれた友人たちとカラオケ。
やっぱ平井堅カラオケランキング全国1位の歌声は別格。
一番の副賞だったかも(笑)
そして夕食!
ええ、自分でオーダーしましたが、何か???(爆)