
A3 Sportbackの全グレードに84,000円でオプション設定されているBOSEサウンドシステム。値段ほどの価値があるかというと微妙なところです。
と、言うのも純正のサウンドシステムでも、BOSEサウンド同様に10スピーカーにサブウーファーを搭載しており、それなりにいい音がするのです。逆にこの音に不満を持つようであれば、BOSEを付けても物足りないと思われます。
音響素人の私ですが、BOSEと純正の音を聞き比べてみると、たしかに純正よりもBOSEのほうが音の深みというか、とくに低音部分の音の広がりが感じられます。が、低音部分の再現性は純正でも不満はなく、むしろ中高音域が物足りないように感じます。市販のオーディオであればイコライザーカーブを調整して、ある程度解消できるのですが、MMSではBASSとTREBLEの設定しかできません。
そして、TFSIとBOSEサウンドの組み合わせの一番の問題点が、TFSIの排気音と、BOSEの重低音がかぶってしまうことです。エンジンを切った状態で、BOSEサウンドを聞くとそれなりによい感じなのですが、いざ走り出してみると、TFSIの野太い排気音と、低音域重視のBOSEサウンドが重なってしまいます。
BOSE社では、車種ごとの設定をしていると言いますが、おそらくエンジンを切った
状態でチューニングをしているのではないでしょうか。少なくともTFSIの排気音と
かぶることについては予期していなかったと思われます。
どちらかというと、BOSEのスピーカーが悪いというより、音質の設定の自由度が低いMMS(またはAudi Cocert)に問題があるように思われます。う~ん。
Posted at 2005/01/28 22:25:14 | |
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