シートに座るとドライビングポジションは、ほとんど変わっていません。
そもそも、トヨタの車のシートの基本骨格は2種類しか無かったと思いますし、今回はプラットフォームが同じでホイールベースは変わらず、全幅もほとんど変わっていないので視界にも違和感が無いです。
アップライトに座ると、身長180cm以上ある人は頭上の余裕が無いと思います。
私は身長が170cmを切るので、教科書的なポジションを取った場合、
ハンドルがもう少し手前にきて、シフトレバーがもう少し奧にあると
しっくりきます。
おそらく、シートを寝かせ気味にして、肘掛けに体重を掛けて右手で
ハンドルを握ると良いのかもしれませんが...
私自身、レガシィのシートでも気にならないし、自車のアスリートでも、
1日700kmとか走ったりしましたが、腰痛とか特に問題は無かったです。
さて、インテリアはi-driveのような入力システムではなく、従来の
ボタンが並んだコンソールです。
パネルは光沢のあった、木目調パネルから日産ティアナのような、
正木っぽい木目調となりました。
このあたりは好みが分かれると思うが、従来のパネルの方が高級そう
に見えると思いますがどうでしょう。
ナビ周りのスイッチはすっきりとして、従来そこにあったはずの
オーディオ関係のスイッチ類は、DVDやMDの挿入口と共に、王冠
マークの付いたパネルの裏に納められました。
このパネルを開けると、コストダウンしましたと言う匂いが、
プンプンと漂うユニットが納められています。
通常は、ハンドルから機器の切替など出来るので良いですが、
助手席からMP3のフォルダーを切り替えたりする際には、パネルを
開けてスイッチを押すか、EMVにオーディオ関係を呼び出して、
タッチパネルから操作しなければならないのが手間です。
そう言えば、ドア、トランクはミニバンみたいに半ドア状態から
引き込むイージークローザーが付いています。
ダッシュボードなども部品点数を減らして、生産性を上げてコスト
ダウンは図っていますが、これはクラウンに限ったことではなく、
3シリーズもCクラスもですが、見た目の品質感はまあ許容範囲
でしょうか。
細かなところでは、ドアノブのボタンがセンサになったり、スマート
キーが更に安っぽくなったり...
スマートキーになってから、あまり取り出す機会は減ったと言う物の
ただの四角いボタンの付いた物ではなく、輸入車のようにキーだけを
見てもワクワクするような、デザインを考えて欲しいです。
メーターは、アスリートとロイヤルは少し意匠を変えたアナログメーター
となり、ハイブリッドは、シャープパネルを使った12.3型デンソー製の
1280×480画素のインストロメントパネルとなります。
ドアミラーはISのように、キャビンに対してフェンダーが張り出した
形になっているため、従来の位置だと視界が狭くなるのを防ぐための
対策だと思いますが、慣れないうちはキノコみたいです。
でも、試乗もしないでオーダーが1万台以上入っていると言うから、
きっと買い換え需要を含めて、それなりに売れるんでしょうね。
それでは、実際に乗り出して見ましょう...
Posted at 2008/02/23 23:35:02 | |
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車レポート | クルマ