怒濤の米海軍戦闘機シリーズ・・・というわけではなく、ただ単に組み立てが簡単だったため、早くも「
コルセア」がロールアウトしました。このキット、
昨日のブログでも書いたとおり、パーツが一体成形されておりズッシリと重く、気のせいか胴体や主翼のソリッド感が高いような気もします。(
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実際の機体も、前任の「
ワイルドキャット」と比べると、飛躍的に重量級になっていますが、これは主に搭載したエンジンの重量増加によるものです。このエンジン、当時一般的だった1000馬力+αという機体(零戦、隼、ワイルドキャット等)に対して、一挙に2000馬力という高出力なものを採用しました。その為、試作機は目を見張るような速度を記録し、また、出力に余裕のあることから、爆弾などの搭載も可能な汎用性のある機体となりました。後には爆弾やロケット弾を搭載した戦闘攻撃機として、朝鮮戦争でも活躍しています。
この機体の、一番の特徴となるのは「逆
ガルウイング」(正面から見たカモメの翼をひっくり返したW字型の主翼)です。大出力エンジンを活かすために採用した巨大なプロペラが、地面を叩かないようにするため主脚を長くする必要があったのですが、少しでもそれを短くおさえる(主翼を地面に近づける)ために採用した形だとか。
しかし、残念なことに低速での挙動=着陸時の挙動に不安定さがあり、また、後ろ寄りのコックピットの視界が悪いことも相まって空母での運用は、大戦後期まで実現しませんでした。初期型は海兵隊の陸上基地から運用される事になり、海軍機というよりも海兵隊機というイメージがあります
。(このモデルも海兵隊のマーキングではないかと思います。)結局、ワイルドキャットの後継として座は、グラマンF6F「ヘルキャット」に明け渡す形になりました。
正直告白するとコルセアは、個人的に嫌いな部類のデザインだったのですが(笑)今回作ってみて、立体的に見てみると、なかなか格好良いんじゃないかと思えて・・・つまり見直しましたです(笑)。
PS 昨日例の店で「バッファロー」の古いキットを発見しました。値段にプレミアがついていましたが買い込みました・・・主よ、お許し下さい。
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Posted at
2006/11/16 16:54:47