さてさて、レオーネで4WDに惚れ込んだ私が次に選んだのが(当然の成り行きで)レガシィのワゴン。ただし、前車レオーネでの雪辱を果たすため、車高の上がる「ハイトコントロール」付きのVZのエアサス仕様という、結構希有な選択をしました。どうしても車高が高くなるのが欲しかったわけですね(笑)。
正直レオーネに乗っていた当時、レガシィのデビューは衝撃でした。「これじゃあ、河原に入れない」「ボディーに傷を付けたくなくなるじゃないか」とか、つまりそういうこと。レオーネは泥で汚れ傷だらけなのが勲章と言う感じの車だったのに、レガシィってなんだか綺麗に磨かないといけないような感じでちょっと路線が違うなと思いました。
が、しかし、やっぱり新しいモノは良い。レオーネは3年ぐらいで、まだ余力があったのですがある方の口添えで、驚きの値引き額を見せられ買ってしまいました。初めての新車購入です。
車体は大きくなり、エンジンもついに2000ccの大台。エアサスは大変しなやか。サスペンションとしては、柔らかいのですが踏ん張りも効くというタイプ。20代の後半ではまだ早いという気もしましたが(当時インプレッサはまだ出ていませんでしたし)決めてしまいました。
ええと、この車だと「週末スキーに行かない?」と女性に声をかけると「レガシィ?いいわぁ」とか、そういう部分での恩恵はありました。スバルというメーカーが
初めて女性に認知された画期的な車といえましょう(笑)
初めての新車ですからオプションも自分で決められます(これ、嬉しかったですね)。エアバックとABSを選択しました。それまで安全性能なんてことに関心はなかったのですが、時代が変わったせいでしょう。スキー場の駐車場で急ブレーキを掛けてABSの作動状況を確かめるのが楽しみでした(笑)。アクティブセーフティーという事をスバルが言い始めた時期でもありました。それまで4WDは踏破性能を向上させる装置という捉え方だったのが、安全性を高めるシステムとして捉えるようになりました。
また、走りという面でセダンに常に一歩遅れていたワゴン車が、同等に近いモノを手に入れたという点でもマイルストーンとなる車だったと思います。
VOLVOにあこがれながらスバルが「ワゴン車は商用車ではない。実は最もハイグレードなのだ」と主張していたもの(この主張はレオーネ時代もあったのですが)が初めて形になり、ワゴンがセダンより売れるという珍しい車となりました。
※ま、今でもスバルは「ライフスタイルとしてのエステート」という部分でVOLVOにあこがれているような気がしますが。
この車は結局8年、8.5万kmくらい乗りました。そこでの結論は
1.高性能の4WDは安全装置である。
2.快適性と、ファン・トゥー・ドライブのバランスこそ
車選びの基準
と言うことです。
■覚えている限りのスペック
スバルレガシィツーリングワゴンVZエアサス
エンジン:水平対向4気筒DOHC2000cc 150hp
駆動形式:フルタイム4WD(ビスカスカップリング)
5速MT
フォトギャラリーにも少し写真UPしました。
こちらをクリック
Posted at 2005/01/11 01:13:41 | |
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