
さて、納車以来4ヶ月半たったOBですが、最近考えているのがこの車の外観のデザインについて。簡単に言ってしまうと、現行のレガシィシリーズのデザインは飛躍をしたと言って良いぐらい、その洗練度を上げたと思います。
平面的な形状としては、ボディサイズが広くなった分、前後での絞り込みが大きくなり、ボディ側面は張りつめた曲面となりました。その為側面から前面にかけては、例えば薬の錠剤のような、楕円球面になっています。(ウーパールーパーと密かに呼んでいますが(笑))
また、側面から見ると、ワゴンタイプのルーフラインは後ろがココロモチ低くなり、過剰なボリュームになりがちなボディの後半を引き締めています。生真面目で控えめながら上品な処理ですね。
後ろ姿はサイドから一体となったガラス面(暗い面)が絞り込まれよりタイトな印象となり、ボディの下側のグラマーさとの対照が強調されています。個性的といっても良いかと思います。
総合すると、全ての面で「タイト」「ソリッド」な印象が強くなり、安直な「彫り込みのスジ」「盛り上げたライン」といった処理に頼らない形状へと脱皮したように思えます。(OBの場合はボンネットにちょっと安易なラインが追加されていますが(笑))
まあ、そういうことで全体として「飽きが来ない」デザインで大変気に入っているのですが、最近考えているのがヘッドライトの形状。レガシィで唯一「カタチ」を主張しているように感じられます。例えば「サイドから前面にかけての曲面の一部を切り取った断面」という事ではなく、そこだけ「格好いいカタチを描いた」ような形状が(他の部分が「カタマリ」としての形状に上手く昇華されているせいもあり)目につきはじめたと。
形状自体は「格好良さ」「ダイナミックさ」と「上品さ」「アクのなさ」のバランスは取れていて決して悪い形ではなく、むしろ精悍で美しい形状なのですが、他の部分とはアプローチが違うとういうか・・・。
実際、目につきはじめたといっても、ごくごくわずかなのですが、もしかしたら、このヘッドライトから陳腐化がはじまるのではないかということを考えています。
ま、考えているだけですけどね。
(って独り言になってしまった(笑))
Posted at 2005/04/12 22:40:25 | |
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☆OBという車 | クルマ