妻の実家への通り道にあたるのでずっと気になっていたのです。通るたびに心の中では、
あのメロディーが流れていたのです、必ず・・・で、連休の最終日、梅雨明けの炎天下に正体を確かめに出掛けてみました。
埼玉県富士見市にある難波田城公園(ナンバタ城公園)。かつて荒川を望む自然堤防上に築かれた城(というか砦というイメージか?)だったそうですが、その堀と土塁が復元されていました。
奥には民家を移築したゾーンがありました。
大変立派な民家が2棟と長屋門。どこも自由に入ることが出来て、庭では懐かしいおもちゃで遊ぶことも出来る、という近所の憩いの場、になっていました。
屋内は声をひそめたくなる程よい暗さ。窓の外の緑が幽かに遷ります。
古い道具も陳列されていました。
今回からカメラの画質をコントラストとシャープネスを強く設定してみましたが、いい感じです。
土間に設えられた囲炉裏。屋根の萱を守るために、あえて火を使っているのでしょう、焚き火の香りがしました。
やや暑い日でしたが、南北に広く開いた日本家屋ですから、ポイントによっては風がしっかりと通って、ほっとできる場所がありました。いいですね、日本の建物。
難波田城公園に富士見市の見所マップがあり、その中で気になった「
水子貝塚公園」に寄ってみました。かつて環状に竪穴式住居が並んだ(後にその穴に貝をどんどん放り込んで貝塚となった)一帯を公園として整備してありました。
公園内には再現された竪穴式住居数件あり、そのうちの一軒は中に入れました。右端に座った女性と、中央の犬に注目!
はい、先ほどの女性は真ん中に屈葬されていたそうです。女性の右の小さな穴には犬が葬られていたそうです。↑の竪穴式住居跡から発掘された状況を再現してあるそうです。
そもそも内陸さいたまに何故貝塚があるのか?と思いましたが、かつては東京湾がこの付近まで入り込んでいたそうです。 ちなみに「水子」という地名ですが 「ここ」「そこ」というように「こ」には「場所」という意味があるそうです。「水子(みず・こ)」は「水のある場所」ということだそうです・・・確かにここは荒川(かつては海岸の)河岸段丘の上。段丘の下部からは関東ローム層にしみこんだ水が湧き出してきたはずです。
←この付近でほぼ完全な形で発見された土器。ムササビに見えるので「ムササビ式土器」といったんは名付けたものの、後にはイノシシ(手前側後姿)と人間(奥、目が強調されている)が対峙している姿だとされているそうです・・・個人的には「ムササビ式」のほうが愛着湧くなぁ、とw
二つの公園をウロウロして時間は夕方。自宅に戻って夕食の準備も大変ですから、外食して帰ることに・・・創作和食系の店で一口サイズのポーションにまとめられた刺身やカルパッチョを頂きました。二つで108円ってリーズナブルです。注文すると、いちいち新幹線で届けてくれるのも楽しいです。お腹いっぱい食べても二人で野口さん3人でお釣りがくるし・・・好きです、かっぱ寿司
思った以上に充実した公園めぐりになりました。歳をとると小さなことでも楽しめますし、カメラも新しくなって背景がボケるたびに歓声を上げていました(笑)楽しかったです。
Posted at 2014/07/23 21:24:15 | |
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