mash.のブログ一覧

「ねぇ。タイって暑いのかしら？」

　　　　　　　「may be」

　　　　　　　「いつかえるの？」

　　　　　　　「１ヵ月後だよ。」

　　　　　　　「それまで一人ぼっちなの？」

　　　　　　　「そうだね。僕も一人だけどぼっちじゃないよ。」

　　　　　　　「だって、いつも心の中に君が住んでるから・・」

　　　　　　　「でも・・・」

　　　　　　　「毎日電話するから大丈夫だよ。こえ聞けるじゃん。」

　　　　　　　「うん。わかた。私ね。ぱぱがいない間にオートバイの免許取るの。」

　　　　　　　「ハーレーに乗るんだ。」

　　　　　　　「そっかぁ。がんばって」

　　　　　　　「うん。ぱぱもね。いってらっしゃーい。」


今回の出張はマーケティングリサーチおよそ１ヶ月。

僕の会社は東は千葉県から高速沿いに東京、横浜　静岡　愛知　大阪　神戸　福岡　北九州、インドネシアに展開してる。

およそ５０拠点。まだまだ展開中。

中部国際空港から５名成田から３名　

バンコク国際空港にいつものチームが集結した。。

僕らはＳ，Ｆと呼ばれてる。

新しいところの開拓と業績の悪いところの建て直しが主。

１ヶ所に１～２年が通常だ。今回は２回目の海外。

タイっていい国だった。空がきれいな国。

バンコクは都会だけど地方は結構田舎。でも主要道路は広い。

とても不思議な町だった。

食べ物は意外と合ってておいしかった。

仕事は・・・・・

あっという間に１ヶ月が経ちある意味いい成果を持って帰国。

先が開けてきた。

帰りの飛行機で仲間の一人が、

「誰がタイにいくんだろぅ」

「おまえだろ。」

「おまえだろぅ」

声が交差する。だれがいくんだろ？

電話が無いことを祈るばかり。きっとみんなそう思ってるんだろうな・・・・


　　　　　　「ただいま」

　　　　　　「わーい。ぱぱぁお帰り。」

　　　　　　「お土産！お土産！」

おいおい。俺じゃないんかい。・・・（笑

くしゃくしゃに　いっぱいの笑顔と一粒の真珠。

ブログを書きます。
今年の４月愛知にもどってから早５ヶ月。
（途中いなかったけど）

あっというまでした。

単身赴任から戻ったある日。
役員からの電話。。

「おい。おまえ暇か？」（・・ひまじゃない）
　
「はい（＾＾）　」

「いいこと思いついたからちょっと本社まで来てくれ。」
（いやな予感・・・）

「はい。これからですか？」
（え～？今午後３時だよ。これから本社行くと新幹線でも夜じゃん。）

「そうだ。」

「了解しました。」

２時間後。到着。

「お疲れ様です。ただいま到着しました。ご用件は何でございましょう。」

「明後日からタイに行ってもらうことにしたから、ちょっと打ち合わせをと思ってね。」
（おいおい。したからって俺返事してない（ＴＴ））

「はい。では打ち合わせをいたしましょう」

２時間後終了。。そのままおうちに直行。

嫁に事情説明して出張のしたく　　isoiso

「ねぇぱぱぁ何でぱぱが行くの？」

「うぅなぞじゃ。色が黒いからかなぁ？？」

「また単身赴任じゃないよね」

「それだけは断る」

「あ～あ　また待ってるの？あたし・・」

あらから１年がたちました。

やはり守ることが出来ない約束でした。

嫁からの電話が鳴りました。


「ねぇぱぱぁ

　　もう帰ってくるぅ？帰ってくるぅ？帰ってくるよね。」

　「・・・・」

「ねぇ。うそだよね。うそっていって。。」

　「まだ帰れないよ。」

「・・・・・・・・・」

受話器の向こうから聞こえるすすり泣き。。

・・・・・１時間たち。

がちゃ　プープー

どうしよう。どうしよう。

電話をしても繋がらない。

どうしよう。どうしよう。

ここに赴任して、
はや１０日が経とうとしている。

その内５日間は本社で会議。。
３日間は引継ぎ。。
赴任先の仲間たちとは２日しか接していない。
受け入れてもれえるだろうか？？
今も不安がついてくる。

単身赴任。。

寂しがり屋の嫁も心配。。

毎日、彼女は10分間の接点を作る。

「ぱぱぁ。ぱぱぁ。
　
　今日ね、お庭のねぎが大きくなったから食べたの。
　
　ねぎラーメンつくたんだよ。
　
　ねぎいっぱい入れて、麺よりねぎが多くて（笑）
　
　坦々麺だよ。すごく辛かったよ。」


いつになく明るく話す。


「そっかぁ。。」


「うん。

　わたしね・・・
　
　こうやって毎日１０分間の繋がりがいいの。
　
　あなたと一緒にいるように、話すの。
　
　そうしたら寂しくないでしょ。」
　

「いつもあなたがそばにいるみたい。
　
　前より話すようになったのわたし。
　
　だって、強くならなくっちゃ。
　　　　　　　　
　　　　　　あなたには負けないよ。。」


　　　　　　　　　　　・・・お互い早く慣れないとね・・・

「ぱぱぁ。ぱぱぁ。ぱぱぁ。ぱぱぁ」

　　　　　　　彼女は呼びつづける。

「なぁに。。」

　　　　　　　いいたい事はわかる。
　　　
　　　　　　　彼女の目が潤んでる。

「ぱぱぁ。ぱぱぁ。ぱぱぁ。」

「私。少林寺拳法。習うんだもん。習うんだもん。」

　　　　赤い顔して。手をぐーにして。。

　　　　　　　１年の約束での転勤。。

　　　　　　　守る事の出来ない約束。。

　　・・・・もしも、出来る事なら、
　　　　　　　眠りについた君をポケットに詰め込んで、
　　　　　　　　このまま連れ去りたい。・・・・・

　　　　　　　　　　こんな歌昔聞いたような。。

[大丈夫。。一生のお別れじゃないからね。」

「うん。」

　　　　　　彼女の目から宝石がひとつ。。。