ガンマの想い出

16歳で初めて所得できる国家資格が二輪の免許。
当時は「三ナイ運動」という、乗らない、乗せない、取らせないというオートバイは害悪という運動が激化していました。

バイク＝暴走族というイメージが強かった時代ですが、私も16歳で原付を所得してから、17歳で中型二輪、18歳で限定解除しました。
もちろん高校には内緒で、卒業までは見つからなかったのは運が良かっただけです。

単純にオートバイが好きだったのと、一人で遠くまで行けることが魅力でした。
高校時代もアルバイトして、夏休みには静岡や新潟まで野宿しながらツーリングしたおかげで、大学時代は日本一周も達成しました。

多くのバイクを乗り換えたなかで、一番想い出に残るのはRG250ガンマです。



発売からすぐ予約しても納車は半年待ち。
49万円という価格もホークIII(CB400N)が、34万7千円だったことから考えるとかなり高額でした。
私は東京のSBSが限定で出した黄色が欲しかったのですが、予約すら出来ずにスタンダードしか買えませんでした。



実は私が結婚出来たのもガンマに乗っていたおかげなんです。
当時はまだ珍しい女性ライダーの嫁に出会えたのは、同じガンマのオーナーだったから。

嫁は千葉SBS限定の赤ガンマに乗っていました。



私と同じで16歳の高校在学中に免許を取ってガンマを乗り回していたんですね。



私はずっと歳を聞いていなかったので、年齢を聞いてショックを受けた記憶があります。
女子校だったので、普通高校より「三ナイ運動」が甘かったようです。

当時の女性ライダーと言えば、VT250FかCB250RS-Z、もしくはトレールが定番で、ガンマやRZなどの女性ライダーは目立ったようです。

エイジングさんのガンマを見て、ついつい懐かしくなりました。
あのゲロゲロ音を懐かしく感じつつ、PCXでバイクの楽しさを見つけようと思います。