
※って、今回はダラダラと長いです
素人目の一個人の憶測で書いてますのでお暇な方だけどうぞ(汗)
コンプライアンス。
お勤めの方ならば、皆さんの職場でも
こんな単語を耳(目?)にしたこともあるかと思います。
そんなコトバが囁かれ始まったのはいつ頃からだったでしょう
某大手乳業の不祥事が発覚したころだったでしょうか?←曖昧です♭、、
横文字にされると、なんだべ?と身構えそうですが
実はそんなに難しいことではありませんね。
簡単いえば、、法令にのっとって会社を運営してますか?ということですね
食品衛生法とか水質汚濁防止法とか、道路運送法とか
皆さんの会社にも、なにかしらの関係法令は存在するかと思います。
利益優先でその法令すらが、十分に守られていないような事象も報道を賑わせてますね
本来は廃棄すべき食品を、手数料だけ詐取して
それを第三者に横流し、さらに利益を上げようなんてケチ臭い行為をする
コンプライアンスもモラルの欠片も感じない某企業は問題外として
バス好きな一個人としても、やはり15名の尊い命が失われた
碓氷バイパスで発生したバス事故の原因究明の経過が気になります。
ワタシは地元の人間でも、今は現役のドライバーでもない
しがない一会社員ですので、原因の究明は専門家の方々の分析にお任せするとして
素人目にもやはり事故発生までの謎は多く感じますよね。
で、自分が現役で走ってた頃はどうだったろう??と
あまりにも細すぎる記憶の糸を手繰ってみました。
今の会社に入る前は、岩手県内から関東や長野県に向かって
某宅配便の基幹輸送をしてました。簡単に言えば夜間の路線便ですね。
月に8回か9回の運行で、碓氷バイパスも、おそらく300回ぐらい通過してるかと思います。
もっとも碓氷バイパスもまだ有料で、
上信越道がようやく山越えが回避できるようになった時代ですから
否応がなしにでもトラックも自家用車も勿論、観光バスも
観光地に向けての唯一のルートを通過せざる得なかったはずですね
現在は交通の様相も全く違ってるのかもしれませんが
群馬県側は全線登坂車線が整備された二車線で
そんなに危険な道路との認識はありませんでした。
逆に群馬県側に降りてくる場合は長い下り坂となりますから
ブレーキトラブルに見舞われる危険も考えられますが・・・
さすがに実車の大型車はガッツリ踏み込んでも40~50Km/hがせいぜいで
もし居眠り運転なんてしようものなら(居眠りできる方が逆に凄い?)
アクセルを踏み込む力も弱まり、ギアチェンジもままならないはずですし
なによりあの九折ですから頂上に登り詰める前に、
あちこちに接触事故を起こしているのではないでしょうか?
では、なぜ?下りの短い長野県側であのような事故が?との謎が浮上しますよね
このニュースを聞いてワタシが最初に思った事は
右フロントタイヤがバーストして左コーナーでバランスを崩したのかな?とか
変なクルマがいきなり割り込んで目の前でブレーキを踏むとかの
嫌がらせにでも遭ったのかな?でしたが
後々の報道を目にすると、運航会社の管理体制や
本来の運行経路との剥離、旅行会社さとの契約状況やら
乗務員さんの運転スキルなど問題点は深そうです
単なるヒューマンエラーで片づけては欲しくないですね。
そんな疑問をひとつづつ自分なりに。
当時ワタシの乗ってたトラックは7速マニュアルでしたから
登坂車線は三速と四速の行ったり来たり・・・
荷物が少なくて軽ければもしかしたら5速に入るか?といった程度で
今回の当該車両は聞くところによると13年落ちの個体とか言われてますが
エアロクイーンですからV8エンジンの8M21でしょうか?
おそらくフィンガーコントロールの6速マニュアルかと思います
370PSか420PS仕様のどちらかは判りませんが自重15トン以上の車体ですから
やはり、三速と四速の行ったり来たりで40~50Km/hがせいぜいでしょう。
下り坂になったらそのままか1速ダウンしてアクセルから足を放せば
排気ブレーキ、パワータード?リターダ??なる補助ブレーキが活躍するはずで
わざわざシフトアップしてアクセルを踏み込まない限り
長野側のあの距離で推定80㌔以上には達しないかと
そもそも、大型車の下りでブレーキで減速しようというのは残念ながら・・・あくまでも素人目ですけど
で、本日国交省より公開された当該車とみられる
監視カメラの映像を目にして唖然としました。
その、およそ1キロの下り坂の間にイッタイ何が起こったのでしょう??
有識者の方はブレーキトラブルを疑ってますが
下りでブレーキを踏みっパだったとしても1キロ程度では
べーパーロック現象を引き起こすとはあまり考えにくいですね
ブレーキラインのエアー不足?プッシュプッシュと何十回も踏み込まない限り
そうそう簡単にはエアーは無くなりません。
ブレーキランプが点灯している模様ですから乗務員さんの意識はあったのかとは思いますが
年式、モデルにもよりますが大型車の場合、フットブレーキ操作はせずとも
補助ブレーキ作動時にもブレーキランプは点灯します。
そもそも本当にブレーキ操作や補助ブレーキを操作してたのでしょうか?との疑問も
ふと、フィンガーコントロールの操作がアタマをよぎりまして
乗務員さんは中型車の経験のほうが豊富だったらしく
ロット式のギアチェンジに慣れた方は、おそらくフィンガーコントロールの操作に多少なりとも違和感を覚えるはずで
まさか!とは思うのですが、本当にギアは入ってたのか?と。
登りなら失速しますが下りでは一気にギアダウンは出来ないはずで
エンブレも効きませんし、補助ブレーキもただスイッチが入るだけで効力は全く発揮しません
そこまで初心者な方だったとは思いたくはありませんが、ふと気になりました。
同じ12メートル級の大型車とはいえ
4軸低床のトラックと、スーパーハイデッカーのバスも
同じ16メートル級の35トントレーラーといえど
重量物を運ぶ重トレと、40フィート海コンではその特性は全く違いますね
運行会社さんの管理体制には何も考える余地はないです
これこそがコンプライアンス違反の際たる事例かと思います。
しかしながらこれが業界の実情でもあるのですね
ある方は規制緩和がこの事態を招いたとも言われます
確かにその規制を緩和したことで経営母体がどんな会社か
怪しい運行会社が増えたのも事実ですね
でも、その規制緩和は消費者側がイチバン望んだことではないですか?
運賃が高ければ企業努力が足りないとか
少しでも安くはそれは人情でしょうが、結果、不当なダンピングやら
乗務員への待遇面でも、メシの種でもある車両の管理が不十分だったり
自社運行もしない中間業者がピンハネしたり・・・
そんな悪い膿はある程度淘汰されるべきかと思います。
で、不当に安い運賃とは?どれくらいなんでしょうか??
法律で定める下限というのが存在しますから、それを基に調べようとしましたが
某大手検索サイトのトップページを開いた途端、右上やページの下などに
「激安バスツアー」とか「格安バス検索」とかすぐに広告が表示されたりで
ま、会社の休憩時間とかにも気になって
事故の記事をたびたび閲覧してますから仕方ないんですが
昨日の今日ですぐにこれですか・・・全然懲りてないのかと。
関東⇔長野間で通常の路線バスであれば4000円前後でしょうか
往復チケットで多少割安になって・・・という感じですかね?
しかし、募集しているツアーというのは
スキー場に一泊と一日リフト券がセットで・・・
これで、利益が上がるのはどなたでしょう?
運行経路の変更も謎ですね
予定のSAが渋滞で次のSAに向かったとの説もありますが
高速料金との兼ね合いから一般道を走行するのが常態化してたと思うのが自然な考えでしょう
もし東北方面から長野県に向かうのであれば
ってか、そもそも岩手から直接長野市に行くのであれば、
上越を廻ったほうがグンと近いですけれども・・・
高崎から上信越道廻りで向かうとし
下道をそんなに爆走しなくとも実は、松井田妙義までは時間的にはいくらも変わりません
確かに高速よりは時間はかかりますが、特大車の料金を支払ってまでのメリットがあるかといえば疑問です
時間に追われているならば別ですが、今回のように逆に到着までの時間調整が必要であれば
間違いなく碓氷バイパスから浅間サンラインを通過して更埴辺りまで下道を走るのではないでしょうか?
今回の乗務員さんがコースには不慣れと言われてますから
そんなコースを自ら選択するとは思えませんので
誰かが知恵を授けたと思うのが自然ですね
で、お二人での乗務ですから、松井田⇔佐久もしくはもうすこしその先までの浮いた高速料金が
お一方分の運行手当に充てられるのではないでしょうか。
とある報道番組では乗客一人当たりに換算していましたが
根っこの部分はそんなとこではないと思います。
今回の事故により犠牲になられた方のご冥福を深くお祈りするとともに
治療中の方の一日でも早いご回復を願っております
そして、二度とこのような痛ましい事故が発生しないことを切に
最後に利用者のモラルに問うてみたい
何故か自身のスマホに残ってた
ある日の関越道の問題となったサービスエリアの光景
