
レカロシートを2脚交換して、余った純正の運転席(アームレスト付)と、助手席の置場が無くて悩んでいた所、レカロ検討の時に色々と見てた時に、ブリッドから、余ったシートを座椅子にするキットが出てたのを思い出し、もう一度見に行きました!
でも、それはブリッド製のシートを座椅子にするためのキットで、タフトのシートには合いませんでした。
そこから、では自作でDIYしてやってる人も多いだろうな~!と思い、色々と検索して見ました!
皆さん色んなアイディアで作られてました!
ただ、どれも自分の想い描いたような感じでは無かったんです。
でも、おかげであれこれとヒントを得て、頭の中に設計図が出来上がって行きました!
あとは、ぶっつけ本番でその場で対処しながら現場合わせもありかと、CAINZ新座の資材館へ!
事前に純正シートのボルト穴の大きさや位置は確認して、LINEメモに残し、仕入れた回転台座に添付されていた図面を、PCのLINEでメモに貼り付け、いざ、CAINZへ!
万が一のため、ボルト&ナット、スプリングワッシャー、座金は各サイズを余裕をもって多目に買っておきました。
回転台座の固定用 M8×20、M8×25(全てステンレス)各座金、ワッシャー
M10×20、M10×25(全てステンレス)各座金、ワッシャー
パネコート(JIS)t12mm タテ×ヨコは純正シートのボルト位置とフレームサイズから、事前にCAINZのWebからカット材料のサイズ指定をして注文しておき、店舗で受け取るんです!
これちょっと凄いです!
カットする寸法や数を入れると、入れた数字にリアルタイムに反応して、必要な部分の枚数、不要な部分の寸法、廃棄枚数(店舗で端材として安く提供される)が出ちゃうんです!
パネコートはベニヤ合板を片面ツルツルに化粧処理がしてあり、厚みもJIS物は12mmあるので、硬くて、手でノコでキレイに真っ直ぐ切るのは難しいし、カット料も安いのでプロに頼みました!
パネコートは純正シートのフレームに直付けし、その下に回転台座、一番下に全体を支えられて、回転しても出っ張らない丸いもの!
と、色々とCAINZを物色していたら、水道工事関係の所に、樹脂製のマンホールが!
サイズは大きめの方が安定するので、φ350のを考えましたが、製作の時に回転台座のスキマが狭くて、パネコートと下の台の間にボルト&ナットを押し込んで、手で抑えないと留める事が出来ないので、φ350だと届かないんです!
あきらめてφ300のにしました!
でも、樹脂と言ってもマンホールなので、かなり頑丈で重いので、シートと座った時の体重などを支えられるかな?と、φ300に思い切って決めました!
揃えた材料がこちら!
オレンジ色がパネコート、四角い金属のが回転台座(ネットで売ってました)、黒い丸が耐荷重プラ製のマンホール!
運転席用、助手席用で2組ずつ!
パネコートの裏側に、シートレールのボルト穴の位置をけがきして行きます。
ここは、正確に慎重に位置を決めないと、穴を開けた後で、ボルト位置が合わないと取り返しがつかないので、よ~く考えて、中心を出して、左右へ半分ずつポイントを記して行きます!
そして、インパクトドライバー(会社が造園土木で、事務職だけど手伝いもあるので自前で買った)で、M8、M10用の穴を開けます。
時間があれば、事前にホールソーで仮穴を少し浅く開けてからやるんですが、時間に余裕が無いため、いきなり8mmと10mmの木工ドリルで穴開け加工!
案の定、パネコート側が一部めくれました~!(^^ゞ
そして、回転台座を固定します!
今度は、土台になるマンホールにも回転台座を取り付けて行きますが、パネコートに取り付けたのは外さずに、もう1組の回転台座を利用して位置決めで穴を開けます。
そしてここからが想定内だけど、大変な作業の連続!
でも、強い味方は、GT-Rの頃から使ってた、KTCのミラーツール🎶
使いやすくて頑丈で美しい!3拍子揃った素敵な工具!
でも、買って来たM8もM10もステンレスだったため、ボルトの頭は14で工具のサイズも合ったんですが、ナットが耐久性が良いようにと、ニッケル合金のを買って来たんですが、なんと13!!
メガネもスパナも合うものが無くて。。。
でも、緩み防止でスプリングワッシャーも買って来てたので、ワッシャーとナットを狭い方にして、手で押さえ、裏からインパクトドライバーでボルトの頭の14で締めて行く!
そうすると、ある程度ボルトが噛むと、ナットがワッシャーを潰し、回転留めになるので、インパクトの早さだと一気に締めるので、緩む暇が無くてちゃんとトルクがかかった状態で締める事が出来るんです!
これが手でスパナやメガネで締めると、ゆっくりな回転なので、ナット側をしっかりと抑えてないと共回りをして締める事が出来なくなるんです。
ワッシャーを買っておいて大正解!

でも回転台座のスキマは狭い!
指が入るギリギリなので、ワッシャーとナットを掴み、ちょっと出たボルトの先に1回転でも廻して入れるのは至難の業!
何度も外れたり転げ落ちたりで。。。諦めて13のスパナを買って来ようかとも思いましたが、そこはトラブルだと逆に新たな発想や我慢強さが出る、自分の性格が幸いしました!
ワッシャーとナットをセットし、ボルトを裏から軽く締めながら抑えて・・・
コツを掴み、最後はなんとか4箇所をインパクトでしっかりと留められました!



インパクトの先を回転式のヤスリに替えて、パネコートの切断面などを荒削りして、ささくれや、ぶつけてケガなどをしないように研磨します。
コーナーガードを取り付けて出来上がり~!

裏はこんな感じです!
いよいよシート本体に取り付け!
まずは仮止めで4箇所の穴位置を合わせます!
案の定!後を先に締めたら、前側の片方が数㎜合わない!
後を取り外し、前側を多少無理しながらも、ボルトを入れ込み、ナットをかけて、ここもスプリングワッシャーで回転留めをして、インパクトで軽く押し込みます!
後はなんとかギリギリ入りました!
インパクトで全てを均等にしっかりと締め込み完了!!
締め込む時に、コーナーガードがジャマになり外していたのを戻そうとしたら、パネコートとフレームのスキマが全く無くて密着状態!
ここは、明日、フレームに当たる部分をカットしてゴム用接着剤でガッチリと貼り付けます!(*^-')b
まずはアームレストのある運転席を製作し、肘掛けが無いと立ち上がれない母用にしました!
回転するので、立ち上がる時も楽なんです!(*^-')b
それに車のシートなのでリクライニングもフルにするし、前後にスライドもする!
それに、普通に売ってる座椅子に比べたら、車で長距離を走るためにしっかりと作られてるので、耐久性もバッチリ!
座り心地も良くて、補うための変なクッションとか要らない!
車のシートだからって良いものばかりでは無いけど、タフトのは元々座面や背中に張りがあって、柔らかすぎず硬すぎず、それに、屋内で座るだけなので、前後左右の荷重がかからない!
剛性感は座椅子としてはオーバークオリティなくらい!(*^-')b
次は自分用に助手席のをやりますが、工程は一緒なので省きます!
ただ、母は軽いので、背中にもたれたり、リクライニングをしても、浮いたり傾いたりはしませんが、自分だとリクライニングして、背中側に加重がかかると、前が浮いてしまうので、13mmのスパナ&メガネを買って来て、φ350のマンホールに換えて製作するかも?
それと、助手席はアームレストが無いので、今、ネットで後付け用のアームレストを物色中です!
シートによっては、もっと工夫しないと上手く行かない場合もあるかもしれませんが、スポーツシートに交換して純正が余ってる方は、最高の座椅子が手に入るし、ゲーム機用にしてる人も多いです!ホントお薦めです!♪(*^-')b
長々とお付き合い頂きありがとうございました~🎶(^ー^)>