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MAX@神奈川のブログ一覧

2006年01月09日 イイね!

補陀洛渡海(ふだらくとかい)

補陀洛渡海(ふだらくとかい)不思議大好きオヤジの慣習・儀式ネタシリーズw

聞きなれない言葉ですが、「補陀洛渡海(ふだらくとかい)」という行(ぎょう)をご存知でしょうか?
「あ~、俺やったことあるよ!」って方はまず居ないかと。。。
いきなり何の話か分からない方は前ネタをご覧下さい^^;







はるか海の彼方にある浄土(楽園)を目指して死の船出をする宗教的行為だそうです。

小さな木製の船に、僅かばかりの食料と灯りの油を積み、釘で外部から閉じ込められた状態で船出し、大半は波に揉まれ沈没。。。

要は棺桶状態で海に流される訳ですね。

即身成仏とならび、宗教上の儀式として九世紀半ば過ぎから十八世紀初頭まで行なわれたと。

なんと昨年GWの奈良・紀伊ドライブで熊野をかすめた際に、すぐ近くに補陀洛山寺があったんです!

う~ん、実に立ち寄りたかった。。。

話を戻します(笑)

補陀洛(ふだらく)とは梵語(ぼんご)のポータラカから来ているらしいです。

和歌山県の熊野那智山、高知県の室戸岬足摺岬、九州の有明海などが出帆基地となったそうです。

行(ぎょう)の果てには死が待っているこれらの宗教的行為。
でも当人にとって待っているのは死ではなく、仏様になることや極楽浄土に辿り付く事だったのでしょうか。
う~む・・・深いです。

日本でもほんの近代直前までこれらの儀式や慣習があったんですね~
(゚Д゚;)
Posted at 2006/01/11 12:01:14 | コメント(7) | トラックバック(0) | 歴史大好き | 日記
2005年07月18日 イイね!

唐人お吉(とうじんおきち)をご存知ですか?

唐人お吉(とうじんおきち)をご存知ですか?歴史の闇に消えていった一人の女性の数奇な運命・・・。

静岡県下田市1-18-26の宝福寺に「唐人お吉」のひっそりとしたお墓があります。名前は聞いた事があると思いますが、その悲惨な生涯はあまり知られていませんです。。。(重~いブログシリーズスンマソ冷や汗2

ペリーが日米修好条約を神奈川(横須賀)で締結後、ハリスが通称条約締結のため浦賀に来ましたが、幕府はこれを拒み下田へ上陸させ、玉泉寺を改修させ領事館としました。
通訳ヒュースケンはお福を侍妾とするため姉芸者であったおきちをハリスの侍妾とするよう奉行に働きかけ、ここにおきちはハリスの侍妾としてと同時に米側の真意を知る手段として奉仕、日本側が有利になるよう努力。
そのため恋人の鶴松にも裏切られ、ラシャメン(洋妾)として町の指弾を受けました。
これは人種的偏見ばかりではなく、支度金25両、年俸120両をおきちが受けたことに対する嫉妬と、外人との間に私生児を生むことを怖れ外人に近づかせないために自然に当時の町の親達がとったおきちへの制裁と考えられています。
次第に酒に溺れ、脳梗塞から半身不随になり、しまいには街の浮浪者にも数えられるほど荒んだ生活の果て、明治24年3月27日豪雨の夜、世を儚み下田川の上流に身を投げ自殺。
後日下流にて遺骸は引き上げられましたが‘触ると指が腐る’としてどこでも引取りを拒ばれ、丸二日間その溺死体は放置されたまま人の目にさらされたそうです。
そんななか宝福寺住職竹岡大乗師が快く引き取りを受け、人夫2名を雇いこれをお墓に葬ったそうです。

お吉の墓所は、宝福寺の「お吉記念館」のすぐ隣にひっそりと佇んでいます。

※画像は唐人お吉記念館のお吉の写真。19歳当時。
Posted at 2005/07/19 22:43:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 歴史大好き | 日記
2005年06月15日 イイね!

即身仏ってご存知ですか?

即身仏ってご存知ですか?お目汚し直し、いやブログ直し(?)にひとり言を。

GWに行った紀伊・奈良・三重ドライブの際にかすめた熊野大社は「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」信仰のメッカ。現在では法律で禁止されている「即身仏(そくしんぶつ)」とは信仰の名を借りた「自発的餓死」と言うべきものでしょうか。

彼らは死亡後に四肢や姿勢を矯正され、身なりを整えられて即身仏=上人(しょうにん)様として新たに信仰の対象になるようです。

ただし誰もが望んで即身仏になったのではなく、宗教上・政治上の理由から無理やりミイラ化させられたなんて言う笑えない話も。

また、あまりのその形相の凄さに日の目を見なかったり、入定(絶食し地中で死期を待つこと)したまま寺社の都合で掘り返されなかったりなんて言うこともあったそうです。(高木彬光著「ミイラ志願」)

「即身仏」や「入定仏(にゅうじょうぶつ)」とも呼ばれる彼らは、現在日本全国に17体とも24体あるとも言われてます。

殆どは宗教儀式の由緒ある行事の時だけに限定公開なんですが、全国には普通に公開されている所もあるんですね。山形県の出羽三山近辺などに多いようです。(大日坊や注連寺等の湯殿山麓近辺の寺社)

自らの意思で減食し最後は骨と皮だけになり絶命した先人。
ついつい見てみたい衝動に駆られます。
Posted at 2005/06/15 18:02:44 | コメント(8) | トラックバック(0) | 歴史大好き | 旅行/地域
2005年05月18日 イイね!

象山松代大本営(長野・松代)~戦跡ネタ②

象山松代大本営(長野・松代)~戦跡ネタ②「第二次世界対戦の末期、軍部が本土決戦最後の拠点として極秘のうちに大本営、政府各省等をこの地に移すという計画のもとに昭和19年11月着工、翌20年8月15日の終戦の日までおよそ9ヶ月の間に当時の金額で2億円の巨費と延300万人の住民及び朝鮮系の人々が強制的に動員され突貫工事を行った・・・」(説明書きより抜粋)

私がこれまで見た戦跡の地下施設ではおそらく最大のものです。地下壕内は一部有料の観光コースとなっていますが、全体的に何か暗い雰囲気が漂っています。工事中の落盤で何人もの作業者が亡くなっているそう(合掌)。舞鶴山、皆神山、象山の地下をくり貫いた総延長は10㌔に及ぶ大地下壕。舞鶴山地下壕は現在気象庁の地震観測所になり立入禁止になっています。
Posted at 2005/05/19 00:22:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 歴史大好き | 旅行/地域
2005年05月17日 イイね!

黒崎の鼻(神奈川・三浦半島)~戦跡ネタ①

黒崎の鼻(神奈川・三浦半島)~戦跡ネタ①近所の戦跡ネタです。

神奈川県三浦市の海岸沿いに‘黒崎の鼻’と言う海岸に飛び出した岩場のような岬があります。旧日本軍ネタの好きな私は高校生時分に原付バイクで探検に行きました。海岸に面した崖にいくつか洞窟があり、中は迷路のように奥まで続いています。
強力な懐中電灯2つと荷作りロープを予め用意し洞窟に入ると、折れ曲がりながら50㍍ほど入った所に焚き火の跡と割れた皿が散乱していました。新聞紙など年代の手掛かりになるものが無かったので浮浪者が居住していたのかも知れません。

真っ暗闇の中で恐怖と戦いながら更に奥に進むと、黒焦げになった飯盒の蓋を発見。ボーイスカウトで使っていたw飯盒とは明らかにデザインが異なるものでした。すでに冷やかしや肝試しで入れる距離では無かったので、ひょっとして戦中のもの!?とも思いましたが、洞窟内の空気は液体の様に澱んでおり、先の角を曲がって骸骨でもあったらどうしよう・・・とそれ以上恐怖に耐えられずに洞窟から逃げ出してきました。

近所の農家のオバサンによると、戦時中は海に面して大砲が設置され洞窟の奥には畳敷の部屋まであったが、終戦と同時に大砲は撤去され内部の什器は荒らされたそうです。←聞き込みw
この一帯は電柱や高圧線が無く無国籍風な風景なので、CMやドラマのロケ地として良く使われてるとのこと。
‘ノルマンディーの海岸線’と言われても気付かないかも知れません。隠れた三浦半島の穴場です。

Posted at 2005/05/17 11:04:04 | コメント(4) | トラックバック(1) | 歴史大好き | 旅行/地域

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