やっぱり、カブが一番

　写真は遠くに出かけるときに持って行く工具である。このほかにも車載工具もある。大きなメガネレンチはチェーンの張り調整をするときに使う。これだけあれば大抵のトラブルに対応できる。

　ただし、Winnerで行くときにはここにチェーンオイルが加わる。Futureのようなカブ系のバイクはチェーンケースでチェーン全体が覆われている。だから、雨が降ろうが冠水した道路を走ろうがチェーンに影響はない。だが、Winnerはチェーンケースがなくチェーンが風雨にさらされる。大雨の中を走るとチェーンオイルが切れてキリキリと音がしはじめるし、一晩止めておいたらチェーンが赤くさびていることもある。だから、一泊以上の旅行にはチェーンオイルを持っていく必要があるのだ。

　チェーンのメンテナンスはけっこう頻繁で、天候を選ばず実用に使っている人には煩わしいものである。だから、カブのようなバイクにはチェーンケースが付いているのである。チェーンケースが無いのであれば、ベルト駆動やシャフト駆動にしてメンテナンスフリー化したほうがよい。チェーン駆動なのにチェーンケースがないバイクというのは、実用品というよりも趣味性を重視した乗り物だと感じる。