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イイね!
2017年10月21日

高速道路の避難法

 落下物のタイヤが原因で起こった高速道路上での死亡事故、たいへん痛ましい事故である。以前の記事でも指摘してきたように、高速道路にはいろんなものが落ちている。例えば、タイヤ、パレット、べニア板、鉄骨(H鋼)、歯止め、工具箱、バンパー、シート、ポリバケツ、さんま、豚、牛、仮設トイレ、プレハブ事務所などは、実際に遭遇したことがある。歯止めは東北道に落ちていたのだが、その落下物から先2キロくらいの間にタイヤがバーストした車がずらりと路肩に並ぶ大騒ぎになっていた。落下物に乗り上げる事故に遭う確率はけっこう高いと思う。

 そこで、もし自分がそういう状況に置かれた場合、生存確率をもっとも上げられる方法はどのようなものか、考えてみたいと思う。万が一の場合、事前にシミュレーションをしているのとそうでないのとでは行動が全然変わってくる。以前路上故障の場合のシミュレーションをしたことがあるが、それは一応車を路肩に止めることができるという前提で書いている。今度は落下物に乗り上げて走行不能になり、本線上で車が止まってしまった場合を想定する。

1、まず、ハザードランプを点けて自車がそこにあることを知らせる。最近は衝撃を検知すると自動でハザードが点く車も多いが、そうでない場合は自分でスイッチを操作する。

2、パニック状態で車外に飛び出さないこと。事故の衝撃により脳震盪を起こし、意識がもうろうとしたままで高速道路を横切ろうとして車に跳ねられる人がいる。ちゃんと周りの状況が把握できてから脱出すること。

3、発炎筒と停止表示機材を持って車外に出ること。特に発炎筒は持ち出しやすい場所にあるから必ず持ってでる。

4、同乗者を誘導しながら、後続車の状況を確かめて路肩に避難する。

5、ここからは運転者と同乗者は別行動になる。同乗者はガードロープの外側に出ること。ガードロープの外側が安全でない場所(崖等)の場合、事故現場より先に歩いていって安全な路外に退避する。路肩にいるのは危険すぎる。特に事故現場の路肩にいると事故を避けようとして路肩に入ってくる車に跳ねられる危険が高い。だから、事故現場よりも先に行くのだ。一方、運転者は発炎筒に点火し、後続車に合図しながら事故現場の手前方向に行く。停止表示機材と発炎筒を事故現場の手前に設置し続発事故の防止に努める。後続車に警告できたら運転者も路外に出て事故を通報する。

6、スマホのフラッシュライトはとても目立つのでそれを後続車に向けて自分たちの存在を示すのがいいと思う。発炎筒は10分くらいしか持たないので、そのあとも合図用に使える懐中電灯があればよいが、スマホで代用できるだろう。



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Posted at 2017/10/21 02:25:11

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この記事へのコメント

2017年10月21日 3:14
以前、大雪の山形道のトンネルで事故りましたが
ハザード点けてトンネル内の連絡用の電話で通報した際に、三角停止版や発煙筒を取りに戻らず入り口で巻き込まれない様に待ってて下さい!と言われました。幸い後続車は気付いて避けてくれ、二重災害は起きずに済み、その後通行止めになってからNEXCOの誘導でトンネル内から出口側の村田JC手前の道路脇まで無理矢理移動させて、ガソリン残量があるからレッカーが来るまで車内待機しててと言われ待つ事7時間。その間にスリップして真横を滑ってく車両が1台、対向車線でスピンする車両数台とヒヤヒヤしながら待っていた事を思い出しました。
その日は自分が事故る手前でもあちこち3台事故ってましたし、各所で事故だらけでレッカーが遅れたようでした。
ケースバイケースですが、その場でのベストな対応ができるようにありたいものです。
コメントへの返答
2017年10月22日 1:39
 吹雪で10メートル先も見えなくなり、あっという間に複数個所で多重事故発生、なんて状況にたまになりますが、そういう場合でも絶対に後ろから突っ込んでくる心配はないという確信を得るまで本線から出ていたほうがいいと思います。そんなときに使えるのは非常電話のスペースです。除雪した壁ができているときでも非常電話は使えるようにステージ状になっています。

 通行止めになったら後続車が来る心配もないので車内で待機してもいいですね。私がかつて経験したように雪の通行止めで24時間以上高速道路上で足止め、なんてなったら車外で待機は辛すぎます。そんなときは雪道用装備の非常食を消費しながら救援を待つことになります。

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