素浪人☆のブログ一覧

　今日は大荒れの天気で暴風雪警報が出る中、峩々温泉に行ってきた。こういう天気のときは遠方からの客は近寄れないので、とても空いているのだ。思った通り、素晴らしい道路条件で、連休中にもかかわらず事実上の貸切状態で入浴できた。
　帰り道に国道２８６号線を走っているとこんなハプニングが。雨の中一人で松の木をどかすのはイヤな役回りだったが、対向の白いパジェロの美しい女性ドライバーが「ありがとうございました」と声を掛けてくれたので素直に喜んでおこう（爆）。


運転日報

天候：雨　or　雪
走行距離：１８０キロ
走行条件：市街地・郊外一般道・山岳道
積載：１００㎏以上２００kg未満

　急停止したトラクタ・トレーラに積んであった鉄板が荷崩れし、運転席を直撃して２人が亡くなったという事故のニュースと写真を見ていて、ちょっと引っかかったことがある。それは、事故を起こしたトラクタの運転席の後にあるはずの鳥居が見当たらないことだ。
　鉄板や鉄骨のような重量物、長大物を積むトレーラは荷台にアオリがなく、ただ平べったいテーブルのような形をしている。だから、急停止すると荷物が前方に滑り出す危険がある。荷物には１～２本のチェーンブロック等でワイヤーを掛けるのが普通だけど、これはあくまで横方向に崩れないためのもので前後の滑りを防止するほどの力はない。鉄同士の摩擦係数は小さいから、ブレーキによりゴムのタイヤのトレーラは停止しても、鉄板だけが前方に滑っていくことは当然予想される事態だ。だから、こういう重量物をけん引するトラクタは運転席の後に丈夫な鋼鉄製のネット（鳥居）を備えてあるのが普通だ。そうでなければ運転手はいくら命があっても足りないではないか。
　ところが、ニュース写真のトラクタにはその鳥居が見えない。鳥居があれば、単に荷崩れして車が立ち往生してしまった、で済んだはずだ。なぜないのだろうか？リストラ、合理化、競争原理の徹底で最低限必要なはずの安全措置さえも省略されるようになった、ということでなければいいのだが。もし業界全体が同じようなことをしているのなら、今後同様の事故が多発することになりはしないか。
　元同業者としてとても気がかりである。