新型ウィッシュに試乗してきた。今回は高速道路を中心に乗ってきたのでその印象を記す。
まず、懸案のブレーキ、ハンドリングである。ブレーキは例の「かっくんブレーキ」を脱して普通の操作性になった。踏み始めのストロークが短く踏み応えもしっかりしていて、自然に操作することができる。ハンドリングは、やはり路面の感触を伝えずテレビゲーム的な操作感ではあるが、シャシ自体の直進性が高く操作の頻度が少なくてすむことに助けられて、それなりに気楽に運転することができる。ハンドルの切り始めの応答性がかなりダルにしつけられているが、切りこんでいくと蛇角に応じて自然な反力があり、車線変更の際に意に反して急ハンドルになるようなこともなくなった。
高速道路を走っていると、アイポイントが高いため見晴らしがよくスピード感がない。2人乗車だとロールが小さくバウンドの収まりもいいのでなかなか快適な乗り心地である。残念なのは、フロアの制振性が不足しており、鋭いギャップを乗り越えたときに後輪がバタバタと暴れ、フロアも大きく振動することがあった。ボディの剛性感もやや不足している。それらの結果として、ボディ後部からのロードノイズの侵入も大きめに感じられた。
結論として、7人乗りのミニバンを買おうとしている人に、このウィッシュは安心して薦めることができる。ただ、本音を言えば、ミニバンはレンタカーで借りれば十分で、普段はもう少し運転して楽しい車や快適な車(大きめのセダンとか)にすることを勧めたいと思う。トヨタならカムリなんてどうだろう。
運転日報(デミ夫)
天候:晴れ
積算走行距離:21199キロ
走行条件:市街地
乗員:1名
給油:28.68リットル
単価:103円
満タン法燃費:20.0キロ/リットル
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Posted at 2009/04/18 16:45:53 | |
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