
最先端の怪しい製品、熱交換塗料(消熱塗料)を使ってみました。
使ったのはタフコート D-47と言う製品です。
実は、おやじが「じじい用(高齢者)講習を受ける気はない」と突っぱねて、免許を返納したお陰で車庫が空きました。この車庫は20年以上前に建てられたもので、屋根はスレートの波板製。表面劣化が激しく、水を弾かないのはもちろんのこと、表面がカビとこけで一杯で、黒と緑の斑点状態。交換するのが手っ取り早いのですが、準防火地域と言うことでポリカネートの屋根に交換する事ができません。
またスレート(セメント系繊維成型材)なので、夏場は手で触れないぐらい高温になりますし、夜も暑くなったまま温度が下がりません。この熱が1階の居間と2階の窓に押し寄せて寝苦しい夜を助長させています。
そこで表面塗装をしようと思い、ホームセンターへ。最近は太陽光の赤外線を反射して温度を下げる「断熱塗料」なるものがホームセンターに置いてあります。一旦家に帰りネットで調べてみると、この塗料には欠点がありました。
それは
・表面反射するので、表面が汚れてくると性能が低下すること。
・反射するので反射された側には、一層の照り返しが発生する事。
の2点です。
今以上に家側にエネルギーを注がれては本末転倒です。
ネットで何か無いかと探していると、テレビ東京のトレたまで「熱交換塗料」なるものが紹介された番組がユーチューブに紹介されていました。
http://www.youtube.com/watch?v=Wrf90jhC684
販売元と交渉して塗料だけ購入。目まぐるしく変わる天気と死闘の末、本日何とか塗り終えました。(グレーを使っていますが、真っ白に見える程の色なので顔料でややクリームに調色しています)その効果ですが、この時期でも熱くて手で触れない程の車庫屋根が、ズーと触ったままで居られる程度の温度で収まりますした。その上、日陰になった途端に温度が常温(外気温)に下がったのには驚きです。夏場は頭がボーとなるぐらいに暑くなる車庫でしたが、これなら今夏は涼しく過ごせそう。
さて、ここまで読んで頂いた方、ありがとうございます。はい、こんな良い製品を見つけて、私が車に流用しないわけがありません。早速、流用を企んでます。ただし、制約事項が・・・。製造元の話では、D-47は水性なので鉄部分には適さない(下地材が鉄に錆を呼ぶ)そうで、金属部には油性のD-42の方が良いそうです。
仕方なく車体下部やバルクヘッド等の鉄部に塗布するのは諦めて、アルミ部分に使うことにしてみす。そうなるとチャレンジしたいのはヘッドカバーとインタークーラーの外周(冷却空気が当たらない部分)かな。そのうち、整備手帳にでも載せてみたいと思います。こうご期待。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2012/06/03 21:50:32