
EVEX2011レポート、第5段です。
会場を見て回るとEV充電用のプラグ形状は
・EV2~3輪車、レトロフィットEV改造車等が100Vの2極コンセント。
・市販4輪EV車、デモ用EV4輪車のほぼ全てがリーフ等で見られる、給油ノズルを切り落としたような形状の200V給電系の規格プラグ
・先のダットサンについていたSuper RAPIDAS用の超急速充電用プラグ
の3形態があるようです。
100Vは改めて書く必要もありませんが、日常的に見かけるプラグ形状です。電池容量の比較的小さな2輪、蓄電池利用の4輪EV車に使用されているようですが、「お手軽にEVを購入しよう」「出先での充電が心配」と言う入門者にはうってつけ。反面容量が小さい割りに給電電流も小さいので、容量がない割りには充電時間も要します。
大容量バッテリーを充電するために、大電流を安全に供給する市販EV車で多用されているこのプラグ、実は日本独自規格みたいです。欧州では「IEC 62196-2 Type2(単相、3相交流用)」に統一されているようですが、日本では「充電インフラ協議会」が作られ、急速充電器用には日本電動車両協会規格「JEVS G 105-1993」が採用されているが、国際規格との整合はなされていないとか。EV車も家庭用商用電源(100V)のように、国によってプラグ形状のまま普及されてしまうんでしょうかね。
リーフの展示コーナでも「車体価格には充電装置も含まれています」と言っていましたが、「車を買い換える毎に充電装置も買い換え」何てことになっても困りますね。
Posted at 2011/10/15 18:45:33 | |
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