
CEATEC JAPAN@幕張です。日産と日鉱日石エネルギー共同出店の展示で、リーフ(EV)を非常時の家庭用電源(約2日間分給電可能?)にするモデルハウスが展示されています。
右の写真が展示用コントローラーBOXの内部ですが、切替ボタンを押すと中央の液晶が赤くなります。システムダウンして系統切替の制御が出来ずに四苦八苦していましたが、「今は試作段階なのでバッテリーを必要としますが、開発後は電源不要となります」と説明していました。商用電源(100V)からバッテリーチャージャーでバッテリーを充電すればいいのに、意地なのか太陽光パネルを接続して充電しようと苦戦していました。
私が「先日、発売時期を前倒しにして来年には発売するような発表だれましたが、一般家庭に販売する場合はどれぐらいの価格帯を想定していますか?」と若い方に質問すると、責任者とおぼしき女性が「私が対応しましょう。」と割って入られました。でも「まだ開発途中なので一切わかりません。それに日産は車の販売だけで、充電謙切替機や家の方は他の会社が行いますから日産とは関係ないので・・・」と言い放ちました。私は次の言葉が出ず絶句。上手く器材が動作していないさなかに、BBCの取材陣も訪れ混乱もしていたのでしょうが、共同展示会場でその発言はまずいでしょ。
気を取り直して「計画停電時の一時給電や大規模災害時の非常用電源というコンセプトなのですか。災害時で物資輸送や避難に車も使いたいという要求とは相反する部分がありますから、そこの整合を図るのは難しいのでしょうね」と聞くと「あくまでリーフは2日分の非常用電源としか考えていません。その後の家庭側給電等については家庭用ガス発電機器エネファーム等の個別発電機類との組み合わせで考えています」だそうです。エネファーム等の発電機器が設置されている家庭の場合、非常時にリーフからの給電はいるのかな?謎が深まった展示ブースでした。
Posted at 2011/10/06 10:21:35 | |
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