
フェラーリは顧客の20%がデイリーユースであるが故に経年劣化等、不明な点も未だ多いという理由から、ボディーやモノコック等にカーボンを使わないことで有名ですが、限定車であるスペチアーレは例外であり、F50やENZOフェラーリではカーボンモノコックを採用してきました!!
そして、今回パリモーターショのフェラーリブースに展示されたのは・・・・。

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この画像で、ルーフの部分が欠けていることから、次期スペチアーレF70は前スペチアーレであるENZO同様、バタフライドアの採用が確実となりました(^○^)/
更に、フェラーリのこのカーボンファイバー製モノコックは、素材、デザイン方法論、製造過程、そして担当人員から製造用工具に至るまで、F1の世界で過去に11回のチャンピオンシップ・タイトルを獲得したチーフ・デザイナー、ロリー・バーンが率いるレーシング・チーム「スクーデリア・フェラーリ」と全て共有しているそうですヽ(=´▽`=)ノ
カーボンファイバーは使用する箇所によって4種類を使い分け、すべて手作業で型に合わせて積層され、オートクレーブで焼かれる(高圧力をかける)、いわゆる「ドライカーボン」と呼ばれるものです!!
大量生産品には不向きですが、F1や航空機、宇宙工学の分野で採用されている製法で、主な構造体にはT800カーボンを使用し、Aピラーやルーフなど強度と剛性が必要な部分はT800UDという単一方向カーボンファイバー・テープで補強(競技用ロードバイクのフレームなどでお馴染みの素材)。アンダーボディ、クロスメンバーのような部分には、高強度高弾性率のM46Jを採用することで、必要な強度を実現しながら重量を最低限に抑えたそうです。
ドアなどの衝突安全性に関わる部分は、F1のノーズコーンと同じT1000が使われている。これは世界一の引張強度を有すると言われている炭素繊維だ。アンダートレイには、路面から跳ね上がる石などによって破損することを避けるため、カーボンファイバーにケブラーが組み合わされるとアナウンスされております(^○^)/
URl:
http://www.youtube.com/watch?v=xXY68wCORTI&feature=player_embedded
URL:
http://www.youtube.com/watch?v=z7tCSG68yAw&feature=player_embedded
URL:
http://www.youtube.com/watch?v=wsM6puqVMho&feature=player_embedded
「超」VIPな方々は、既に実車を御覧になって、契約書にサインまでされているようですが、我々一般人の目を楽しませてくれるようになるのは2013年のジェネーブショウになりそうです!!
きちんと形になったF70。楽しみですね^^
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ferrari | 日記
Posted at
2012/09/28 23:54:18