・・・のブログを書くとでも思ったのかい!?残念俺だよ!!ロータリーマンだよッ!!´゜ー゜`
期待してブログを開いた某友人へ・・・「むしゃくしゃしてやった、反省はしている」
今日は夢のエンジンと言われたロータリーエンジンの生い立ちを・・・*´ー`
注:超長文です
MAZDAが4輪メーカーとして名をあげてしばらく・・・
当時マツダは苦境に立たされていた。
通産省主導による業界自動車再編が行われるのではと囁かれていたのである。
このままではトヨタや日産等の大手自動車企業に合併されるかもしれない・・・
そんな時ドイツのNSUとヴァンケル博士が共同でロータリーエンジン開発を試験的に開発したという朗報が届いた。
苦境に立たされていたマツダはこのロータリーエンジンで起死回生を図った。
そしてNSUとの技術提携を結ぶのだが
NSUが出した提携条件は以下の通りである
1:10年で契約金は2億8000万円(当時の従業員8000人分の給料ぐらいに当たる)
2:マツダが取得した特許は無条件でNSUに
3:ロータリエンジン搭載車販売1台販売ごとにNSUへのロイヤリティー発生
と言う一方的なものだった。
しかしマツダもロータリー以外に策はなく、これを了承・・・
早速試作のロータリーエンジンを送ってもらうのだが
送られてきた試作エンジンは欠陥だらけ、未完成のシロモノだった。
アイドリング時の激しい振動(電気あんま)、すさまじい白煙、
通称“悪魔の爪あと” (ローター内壁に波状磨耗が起きる致命的トラブル)と
欠陥のバーゲンセールだった
これに対し世間の風当たりは冷たく「所詮夢のエンジンは夢のまま」「ロータリーエンジンは世間を惑わす」「実用化なんて無理」と酷い評価だった
しかしこれらの問題を解決し実用化させる為に当時設計部で活躍していた山本健一氏がリーダーとなり同志を募りロータリー47士が集まった
まずは大量の白煙、原因はオイル漏れ・・・これに対して1000枚以上の設計図を描いたがどれも実をむすばず・・・
ふと、一人の男が言った「エンジン内部にゴムを使ってみてはどうか・・・」
他の人は高温のエンジン内ではゴムは溶けてしまうと反発したが、
とにかくやってみようとゴムを付けて実験をし、終了後エンジンを開けてみたがゴムは溶けていなかった
こうして大量の白煙は解決されたがまだ悪魔の爪痕が残っていた。
ハウジングと接するローター頂点の素材が硬すぎると爪痕になり、柔らかすぎると磨耗する・・・
試した素材は実に500種類以上(牛の骨も使って実験したのは有名な話)
だがどうしても爪痕は消えなかった・・・
ある日開発リーダーの山本氏が鉛筆の芯などに使われるカーボンを試したいと言った
実際すべりもよく傷は付かなかったが・・・圧倒的に強度が足りなかった
強度を増そうと金属を混ぜるもうまく行かず・・・
そこで考えた・・・「弱い物同士をくっつけるとどうなるか・・・」アルミニウムを混ぜて作り
エンジンの走行実験をしてみた・・・通常20000キロで停止するエンジンが10万キロ動き続けた
こうして悪魔の爪痕は退治されロータリーエンジンは実用化*´ー`
翌年コスモスポーツを発売するのでした*´ー`
いやぁ、開発段階の事全部書くと非常に長くなってしまうので
少し端折ってる所もあります(;´・ω・)モウシワケナイ
(開発段階でプレッシャーから胃に潰瘍ができたり、顔がすすけるまで排気口を覗き込んだりされてます)
これはロータリー開発までの話です*´ー`
気が向いたらロマン溢れるエンジンという理由も語りたいと思いますw
結論:MAZDA最高!!(゜∀゜)スンスーン
Posted at 2012/06/01 21:39:05 | |
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