先日亡くなった元アップル社CEO、
スティーブ・ジョブズ氏の伝記が世界20数ヶ国で同時発売され、
売れ行き好調…と、朝のニュース番組で伝えていた。
日本の版元は講談社だとか、
予約が2万5000部だとか、
予定してた10万部を20万部に増刷したとか、
雑誌&書籍が不況の時代にあって、
これだけ話題になってるのはよろこばしい。
が、スティーブ・ジョブズ氏にはまったく興味がないし、
(勝手に電源が落ちるPCなんかつくるな! 原稿書いてる途中で何度泣かされたことか…)
そもそも、こんな仕事をしていながら言うのもなんだけど、
オレ自身、実はものすごく読書ってものがキライだったりするわけで。
そんなオレが、ここ10年で唯一、イッキに読破した本がある。
手前ミソでホント申し訳ないが、
三栄書房が発行した
『セナvsプロスト』だ。
写真は巻頭グラビアが10数ページあるだけで、
(セナとプロストの生い立ちや、名バトルシーンを収録)
あとは基本的に文章のみが370ページ弱つづく。
内容は、プロストへのインタビューを通じて、
80年代末~90年代初頭にかけて繰り広げられたセナとの激闘の裏側、
そこに至るまでの過程が詳細につづられている。
87年、フジテレビの全戦放映をキッカケにF1GPにハマり、
日本では悪役だったけど、クレバーでしたたかなプロストのファンになり、
フェラーリ時代はティフォシたちの前でプロストが優勝する姿を見たくて、
聖地モンツァまで単身渡欧したオレにとって、
この『セナvsプロスト』は、実に読み応えのある1冊だった。
惜しむらくは、セナが生きていて、
プロストとの対談形式で1冊にまとまっていれば…ということ。
セナvsプロストの時代をオンタイムで知ってるひとは、
ぜひ一読してみることをオススメしたい。
ちなみに、定価2200円です。
Posted at 2011/10/25 18:58:36 | |
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