ロシアの高級リムジン『ZiL』に触発(!?)され、
んじゃ中国の『紅旗』ってどーなのよ? と思ったオレ。
ちょいと調べてみると、
まず紅旗を生産している第一汽車ってメーカーは、
そもそもZiLの支援を受けて
設立されたってことが発覚。
ふむふむ、たとえが合ってるかどうか微妙だけど、
兄弟じゃないけど、いとこくらいな関係なワケね。
紅旗の現行ラインアップには、
『HQ3』なんてモデルもあるんだけど、
コレ、クラウンマジェスターベースで、
面白くともなんともないんでパス(笑)。
オレが求めてるのは高級リムジン…
あの鄧小平もパレードで乗ったこれこれ、
CA770シリーズだ。
1950年代後半から70年代後半まで生産されたVIP専用車で、
(その後も90年代初めまで少数が手作りで生産されたらしい)
ボディ(ホイールベース)長とシート配列、乗車定員によって、
CA770、CA771、CA772…と、数モデルが存在したもよう。
エンジンは自社開発であろう5.7ℓV8で
210ps/43.0kgmを発揮。
ミッションはなんと2速ATで、
「おいおい、初代アルトじゃねーんだからよ~」
と、ツッコミのひとつも入れたくなる(笑)。
ちなみに車重は2260kgと、
ZiLほどでないにしても
スーパーヘビー級。
これに210psのエンジンと2速ATで、
最高速180km/hをうたってるんだから、
もうスペック詐称の疑いがありまくりだ。
このCA770シリーズが生産中止となった90年代半ば以降、
中国では政府要人用としてリンカーンタウンカー改など、
輸入車ベース(ほぼそのまんまか?)のVIP専用車を使ってたけど、
2008年くらいから第一汽車がCA770シリーズの
後継モデルとなるべき高級リムジンの独自開発をスタート。
そこで誕生したのが…
CA7600Lだ。
世の中のレトロブームに乗ったのかどうかは知らんが、
(いや、それは100%ないだろうな、笑)
フロントマスクから全体のスタイリングまで、
往年のCA770シリーズを
再現しようとしてることがアリアリ。
ボディサイズは
全長6375×全幅2007×全高1702mm、
ホイールベース3886mmとなっていて、
これは先日ブログで紹介したZiL-4112Pに比べて、
全長が35mm長く、全幅が80mm狭く、全高が200mm高く、
ホイールベースはほとんど一緒…っていう数値。
全高が20cmも高い分、
ZiLより紅旗のほうがエラそうに見えるハズ。
ちなみに車重は2715kgと、
ZiLより800kg以上も軽い。
(防弾仕様になれば当然重くなるだろうけど)
また、エンジンは
402psを誇る6ℓV12を搭載。
「すげぇな、中国でV12開発したんだ…」と思ったら、
これはBMW750や850に搭載された、
よく片バンクが死んで
6発になるアレらしい。
ZiL41047にしろ紅旗CA7600Lにしろ、
国外不出のモデルだからこそ、
なおさら興味もかきたてられる。
『兄さんっ!変態すぎてタイヘンですっっ!!』番外編として、
2台の比較試乗インプレとかできないだろうか??
もしできるなら、カラー10ページくらい取りたい(笑)。
Posted at 2012/11/20 14:11:19 | |
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