サーキットでのイベント取材というと、
ほぼ100%プレス申請をしてパスをもらい、
取材&撮影を行うんだけど、
あちこち飛び回ってるとパスがどんどんたまって、
「捨てるのもなんだし…」ってことで、
手元にどんどん蓄積されていく(笑)。
そんなプレスパスを眺めてると、
「あ~こんときはこんな取材したなぁ」と、
意外にもそれぞれのイベントを覚えてるもんなんだけど、
その中で最も鮮烈な記憶として残ってるのが、
あのイタリアの名門スーパーカーメーカー、
『フェラーリ社創立50周年記念イベント』だ。
そんときのプレスパスが↓コレ。
シチリア島のシルエットに、
フェラーリの跳ね馬エンブレム“カバリーノ・ランパンテ”と
“50(周年)”の文字が粋だーねー。
時は1997年。
この年のイタリアは1年を通して、
フェラーリ社創立50周年を祝うイベントが開催されてて、
11月にシチリア島で5日間に渡って行われた
ファイナルイベントの取材担当…という大役を、
当時まだペェペェ編集者だったオレが仰せつかったのだ。
前半は、かつてシチリア島1周700km(だったと思う)の
公道を閉鎖して行われてた伝説のレースを再現した
『タルガフローリオ』の取材
(画像左のプレスパスが有効)
後半は、
エンナ・ペルグーサ・サーキット
を舞台にしたイベントの取材だ。
(画像右のプレスパスが有効)
毎日朝5時起きで、
会場まで片道250kmの道のりを、
レンタカーのフィアット・ブラーバに乗って
アウトストラーダをブッ飛んで行った
のも今となってはイイ思い出。
帰りは会場を18~19時に出るようなスケジュールだったんで、
日を追うごとに疲れのたまり具合もハンパじゃなかったけど、
なんとか取材をこなせたのは、
オレが若かったからだ(笑)。
(当時まだ26歳だったもんなぁ…)
ちなみに、エンナ・ペルグーサでは
F1マシンのデモランもあって、
当時フェラーリのドライバーだった
M.シューマッハとE.アーバインが登場!!
ホームストレート上で2台のフェラーリF1が、
白煙を上げながらマックスターンを延々と繰り返してる時、
会場全体に地響きのようなどよめきが起きて、
ボルテージも最高に盛り上がったっけ。
ちなみに、このイベント取材のため日本を経つ3日前、
アウディジャパンから緊急試乗会の案内が編集部にFAXで届き、
よくよく見てみるとボローニャ近郊のミサーノ・サーキットで開催だとか。
日程は、フェラーリ社50周年イベントの前日。
当初の予定ではシチリア島に前日入りして、
カメラマンとともに会場の下見をすることになってたんだけど、
急きょオレだけアウディの試乗会に向かうことに。
ここで乗ったマシンがまたエキサイティングで、
かつてはF1ドライバーとして活躍し、
1997年当時はSTW(ドイツスーパーツーリングカーカップ)で
アウディA4のワークスドライバーだった
E.ピロといっしょに昼ゴハンを食べたりして、
とても貴重&忘れらない経験ができたのだ。
アウディ試乗会の話は長くなりそうなんで、
またの機会に書くとするか(笑)。
Posted at 2012/10/10 12:26:27 | |
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