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2018年04月15日 イイね!

ホン・ジンHJC(HJC Helmets/HJCヘルメット)に関する知ったかぶりメモ

ホン・ジンHJC(HJC Helmets/HJCヘルメット)に関する知ったかぶりメモ今回は、世界で最も有名であろうオートバイ・ヘルメット・ブランドのひとつ、大韓民国の『HJC』についてのメモを投稿。

例によって『馬鹿の話は必ず長い』を地で行く雑多な内容&無駄な文字数ながら、人名・地名、および時期や金額といった数値の類は公式なものを引用している(つもりな)ので、調べ物をしている方にとって何らかのお役に立てましたら幸い。



■HJCとは
HJCヘルメット(HJC Helmets、通称HJC)は、大韓民国(Republic of Korea)の誇る世界的企業・株式会社ホン・ジンHJC(英字表記:Hong Jin HJC、漢字表記:洪進HJC)が展開する、乗用ヘルメット・ブランドのこと。用途・環境に合わせた豊富なライン・ナップを誇り、また、充実したサイズ設定と多種様々なグラフィックの提案を続けることでも知られる。

韓国メディアにおいては、世界的な大成功(詳しくは後述)を収めた知られざる韓国企業を意味する“隠れたチャンピオン(英:Hidden champions)※”キャンペーンの一角として、様々な媒体に取り上げられた過去を持つ。

※隠れたチャンピオン…元ネタは、ドイツでマーケティング・グループの会長も務める経済学者・経営思想家のヘルマン・サイモンさんの著書『グローバルビジネスの隠れたチャンピオン企業(原名:Hidden champions)』。



■HJCヘルメットの特徴
HJCヘルメットが展開するアイテムにおいては、いくつかの特徴を見ることができる。

・品種が豊富
・サイズが豊富
・色柄が豊富
・オプションが豊富
・安い

これらは、米国本土上陸(1987~)当時にホン・ジン企業のホン社長(※後の会長・詳しくは後述)が決断した、『ふたつの方針』によるところが大きい。

・AraiとSHOEIよりも安く売る
・AraiとSHOEIが扱っていないアイテム(※ハーフ・ヘルメット/半帽)も売る

数あるヘルメット・ブランドにおいて、わざわざ日本の企業・二社を名指しした理由は、他でもないアライとショウエイこそが、当時の北米ヘルメット市場占有率(市場シェア)の上位を占めていたため。

厳命を受けた渡米組(HJCアメリカの祖)は、日本の二大メーカーよりも安い価格帯で、(1)ハーフ・ヘルメット(2)オフロード・ヘルメット(3)オープンフェイス・ヘルメット(4)フルフェイス・ヘルメットの四種類を展開。更に、大手メーカーから一般的に提案される5サイズ(※1980年代当時:XS、S、M、L、XL)の他に、ビッグ・サイズのXXLとXXXL、そしてXXSを加えた計8サイズを展開するといった細かな配慮を見せつつ、また、豊富なカラー・バリエーションおよびグラフィックを交えた膨大な商品点数を揃えることで、巨大な北米市場でライダーへの訴求を行い、その支持を得ることに成功する。

[うんちくメモ:HJCヘルメットの膨大な商品点数]
HJCには『ひとつのヘルメットにおいて288アイテムを用意する』、という逸話がある。具体的には、1モデルに対して8サイズ×6カラー設定×6グラフィック・パターン=最高で288アイテム、という計算。

・参考画像:HJCヘルメット CS-R3


安価な製品であるCS-R3にも、充実したライン・ナップを見ることが出来る。画像にある単色×6カラー+グラフィック・モデル2パターン×各6カラー設定(計3種類)の時点で、合計アイテム数は144。

[うんちくメモ:1980年代当時の5サイズと8サイズ]
HJCヘルメットの8サイズ設定にまつわる逸話は、あくまで当時のお話。今現在、北米市場向けに公表されているサイジング・チャートは、なんと10種類となっている。
ただし、これらはサイズ調整可能である旨を意味する案内を含むもので、レギュラー設定とは別のお話。現に、日本法人の正規品に示されるレギュラー・モデルのサイズ設定は、わずか4種類(S、M、L、XL)である。

ちなみに、日本国内二大メーカーのサイズ設定は、次の通り。
・Arai Helmetのフルフェイス・ヘルメット → レギュラーサイズ5種+2サイズUP設定
・SHOEIのフルフェイス・ヘルメット → レギュラー6サイズ

[うんちくメモ:モーターサイクル・インダストリー・マガジン]
HJCヘルメット(ホン・ジンHJC社)と言えば、キャッチ・フレーズにも用いられている“#1 IN THE WORLD/全米シェアナンバー1”の言葉。これはHJCの代名詞として大きく掲げられるもので、インターネット上の至る所に散見するが、その確たる根拠として知られる情報ソースこそ、知る人ぞ知る“モーターサイクル・インダストリー・マガジン(Motorcycle Industry Magazine)”。ウェブ検索で抽出される情報のほとんどは、次の英文が参照元として明示されている。
"Refer to Motorcycle Industry Magazine 1992-present."
※Refer to~=~を参照(する)、-present=~から現在(に至る)

大韓民国が誇る世界的企業ホン・ジンHJC社の輝かしい偉業を伝えるモーターサイクル・インダストリー・マガジンだが、その誌面は謎のベールに包まれており、実はどこの誰が発刊しているのかすら判明していない情報媒体としても知られる。
インターネットが普及して久しい今日においても、その存在が全く表舞台に出てこないところから、もしかすると同人誌という可能性も否めない(※)のだが、2018年現在も未だ、その真偽のほどは定かではない。
※…真面目なところを言えば、HJC販路向けの業界誌・業界新聞である可能性が考えられる



■HJCブランドの販売体系
HJCの製品は、その内容によって窓口が三つ(+ふたつ)に大別される。

・HJCヘルメット(HJC Helmets)
・HJCスポーツ(HJC Sports)
・HJCモータースポーツ(HJC Motorsports)

・ホン・ジン“ペイヂン”スポーツグッズ(Hong Jin (Beijing) Sports Goods)
・HJCヴィーナ(HJC VINA)

上から順に。
【HJCヘルメット】
HJCブランドのオートバイ・ヘルメット、および、それらに関連する商品の供給者。
ホン・ジンHJCの中核であり、一般的に『HJC』という名称は、この部門を指す場合が多い。

【HJCスポーツ】
HJCブランドの自転車用ヘルメット、および、その関連グッズを取り扱う商品供給者。

【HJCモータースポーツ】
HJCブランドのレーシング・カー・ヘルメット(四輪向け製品)、を取り扱う商品供給者。
競技専用の用途に特化した関連アクセサリーや、補修・交換部品なども取り扱う。

【ホン・ジン“ペイヂン”スポーツ・グッズ】
中国法人。HJCチャイナ。
HJCヘルメットの廉価カテゴリーにおける中国工場生産品は、この部門の取り扱い。
ややこしいことに英字表記においては、“ペイヂン”をカッコ()で括る表記が、正式。

【HJCヴィーナ】
ベトナム法人。HJCベトナム。
HJCヘルメットの廉価カテゴリーにおけるベトナム工場生産品は、この部門の取り扱い。
ヤマハ純正アクセサリー・ワイズギアのヘルメットにおける、製造・供給元のひとつ。

インターネット上には、それぞれ独自のwebサイトを持つものも存在する。
特にHJCスポーツ/モータースポーツは、HJCヘルメットのカテゴリー外の自転車用/四輪車用ヘルメットを提案する窓口として、重要な役割を担う。

[うんちくメモ:Beijing(ペイヂン)]
北京のこと。
アルファベットの配置は、国際的な現代中国語のピン音(ぴん-いん)による。
かつての表記は、“Peking”。Beijingへの移行には、複雑な事情が関係している。
母音がBなのにPの発音だったり、Jがジでなくヂだったりするのは、中国語ならでは。欧米でも日本語でも、その発音は「Peking」という文字から抱く印象の通りの“ペキン”だったが、21世紀においてはペイヂンと読む(呼ぶ)ようになり久しい。
昭和世代の慣習が未だに残る日本国内においては、今も“ペキン”が通用する。

[うんちくメモ:VINA(ヴィーナ)]
“ベトナムの~”、といった意味で用いる英字表現。
HJCヴィーナの正式名称である“Cong ty TNHH(Công ty TNHH)HJC VINA”は、ベトナム社会主義共和国の言葉で『有限会社HJCベトナム』の意。



■HJCの法人と拠点
大韓民国のコリア本社以下、大きく分けてアメリカ法人とヨーロッパ法人が存在する。
生産拠点としては韓国工場、中国工場、ベトナム工場の三か所が稼働中。

・HJCコリア
・HJCアメリカ
・HJCヨーロッパ
・HJCチャイナ
・HJCベトナム

コリア:韓国研究開発センターや韓国工場(高級品専門)保有する韓国本社。
アメリカ:北米、ロスアンゼルスあるアメリカ法人。
ヨーロッパ:欧州法人。HJCフランス以下、HJCドイツ、HJCイタリアの計3拠点。
チャイナ:中国工場を擁する、中国法人。大規模な施設と、多数の人員を擁する。
ベトナム:前述したHJC VINA、ベトナム法人。最新の工場。



■HJCヘルメットの生産ライン
製造・生産は、[普及品(含む業務用)]と[プレミアム・ライン]、以上のふたつに大別される。

(1)普及品 → 生産コストの低い中国・ベトナム現地労働者&機械による大量生産
(2)プレミアム・ヘルメット → 『RPHA(アルファ)』シリーズ、韓国工場にて韓国人による手作り

前者は、業務用の簡素な製品を含む。
日本国の企業も膨大な数のHJCヘルメットを消費しており、有名どころではジャパンポスト(JP/日本郵便)の集配営業部員(郵便配達員)が着用している乗務用ヘルメットが例として挙げられる。

後者は、ハイクオリティでハイパフォーマンスという付加価値をもつプレミアム・ヘルメットの『RPHA(アルファ)』専用の製造ラインが確保された、韓国工場の生産ラインを意味する。

モデル11までバージョン・アップされている現行RPHAシリーズは、最廉価となる単色(グラフィックなし)モデルであれば、日本正規品が送料込みでも実売4万円以下で入手が可能。しかし、有名ブランドとのコラボレーション・モデルなどに至っては5万円~6万円台の実売価格が珍しくなく、それらはSHOEIやAraiの、いわゆる“プレミアム・ヘルメット”と同価格帯となっている。

なお、本場である韓国市場においては80万ウォン(約8万円相当)となる高価格帯の最高峰モデル・RPHAは、韓国本土の生産拠点以外での製造が許されておらず、RPHAシリーズと普及品の扱いの差は余りに大きい。同じヘルメット・ブランドの中でRPHAのみを徹底して差別化する方針について、HJCヘルメット韓国ソウル本社ギム・ヨンヘ本部長は次のようなコメントを韓国メディアに表明している。

「(RPHAの生産工程を担う)韓国人技師40名による生産コストは、東南アジアで労働者を1,000人雇用できるレベルにある」
「(高額な人件費を含めて)いかに費用がかかろうとも、プレミアム・ラインだけはソウル本社が責任を負って行う」

このお話を大韓民国の大企業の収入(2016年)を基準に仮定すると、大体こんな感じ。
・韓国人技師:日給約15万ウォン(約1万5千円~) → 40名分の日給=約600万ウォン
・東南アジア労働者(1,000人分):約600万ウォン → 一人当たりの日給=約6000ウォン(約600円)

2015年のベトナム・ホーチミン市の最低賃金の日額は、11万ドン(約540円)。韓国HJC本社が把握しているアジア労働者の人的コストが最低賃金(の10%増し)程度の水準であると仮定すれば、上記仮定が、それほど間違っていないことが分かる(※HJCベトナムの人的コストがもっと割高だった場合、その1,000人分となるHJCコリア技師達は、とんでもない高給取りということになる)。



■HJCの業績
北米進出を果たした1980年代以降、HJCヘルメットが更なる飛躍を遂げるきっかけとなった決定的な出来事が、フリップ・アップ・ヘルメット(モジュラー・ヘルメット)の特許取得と、そのカテゴリー商品の爆発的なセールス。韓国・米国・カナダにて特許を獲得したHJCグループが開発・販売した当時の新商品は、年間20万個の販売数を記録し、世界一位獲得へのけん引力となった。

こうして2001年には、820万個市場のモーター・サイクル・ヘルメット・マーケットにおいて120万個にのぼる製品を供給、市場シェア14.64%で1位に輝くこととなる(※注:韓国メディア、および米国モーターサイクル・インダストリー・マガジンによる統計)。

その後、韓国ホン・ジンHJC社は、年間のべ2,000,000個(200万個)を上回る膨大な数のヘルメットを輸出する世界的企業得へと成長し、その輸出額は、おおよそ1億ドル(約113億円)に達する。

総売上840億ウォン(約83億円)のうち、その97%は、海外輸出による。



■HJCヘルメットの市場シェア
オートバイ・ヘルメットの話題において世界的に知られるもののひとつが、ホン・ジンHJC社の誇るHJCヘルメットの市場占有率、いわゆる市場シェアの高さ。HJCヘルメットは1992年に北米におけるオートバイ・ヘルメットのトップシェアを獲得(Refer to Motorcycle Industry Magazine 1992-present)して以来、一度たりとも、その座を明け渡したことが無い、とされる。

この事実については、2014年の時点で韓国メディアが事実上の続報となる記事を公開しており、その中で記者は、「(1992年のシェア1位獲得からHJCヘルメットは)12年連続でトップ・シェアを維持している」旨を報じている。

2017年現在、他ならぬ日本HJC代理店・RS TAICHI(アールエスタイチ/本社:大阪)がウェブサイト上に「全米シェア ナンバーワン!(※全文ママ)」との宣言を掲げていることからも、韓国HJCの全米トップ・シェアは紛れも無い歴史的事実なのだろう。なお、当初の報道ではHJCヘルメットがシェア1位を獲得した市場が「North America(ノース・アメリカ/北米)」となっていた訳だが、上述の通り正しくは「全米」、らしい。

ちなみに、オートバイ世界選手権・MotoGP(モト・ジーピー)へのスポンサードを開始した2013年度、HJCヘルメットは、その大きな宣伝効果により年間の総輸出量が200万個、金額にして1億ドル(約113億円)相当の輸出額を記録するに至った。この年の年間総売上は、840億ウォン(約83億円)。その97%はアメリカ、およびヨーロッパ諸国を中心とする海外輸出によって得られたもので、世界市場におけるシェアの、おおよそ17%の獲得に成功。これは同シェア2位のイタリア・NOLAN(ノーラン)の占める9%を、2倍近く上回るものだった。

これらホン・ジンHJCの素晴らしい偉業の数々は、そのすべてが大韓民国のメディアを通じて韓国国内向けに報道されており、韓国国民の誰しもが自由に、いつでも、好きな時に知ることが出来るようになっている。



■そもそも『ホン・ジン』とは
ホン・ジンHJCのルーツは、1971年創業の“ホン・ジン企業”にある。

韓国語の“ホン・ジン(※ハングル表記は機種依存のため省略)”は漢字表記で「洪進」、「広い世界に進む」を意味する言葉。起業当時の高い志を感じさせる命名だが、それと同時に、この「洪進」という語句には創業者であるホン・ワンギ(洪完基、後のHJC名誉会長)による、『ホン(洪)兄弟が共にある』という家族への思いを込めた意味が、含まれている。

上述の通り当初の会社名は“ホン・ジン”であり、後に定着することとなる“HJC”というアルファベット三文字は存在していなかった。その初出となったのは、ホン・ジン企業が北米への進出を果たした1987年1月のこと。渡米の際に米国当局へ持ち込んだ自社ブランド名の『クラウン(Crown)ヘルメット』を、そのまま冠して誕生した法人名『ホン・ジン・クラウン(Hong Jing Crown)』を略した“HJC”が、最初のHJCとなる。

上述の米国法人発足に遅れること約半年(同年8月)、韓国本社も「ホン・ジン企業」の商号を、「ホン・ジン・クラウン(Hong Jing Crown/洪進Crown)」へと変更。この時、“H J C”が“H ong J ing Crown”の頭文字を意味するアルファベット三文字であることが示される格好となった。

その後、会社整理などを経て、あらためて発足した韓国法人が、現在の「ホン・ジンHJC」。この体制へと移行したのは、2005年のこと(現地の就職希望者向け情報サイトで創設が2005年と明示されているのは、このため)。業績は良好で、後述のMoto GPへのスポンサードなどを経て、HJCブランドは世界的に認知されていくこととなる。

[うんちくメモ:ヘルメットの分野における『クラウン』の意味]
こと日本において“クラウン(crown)”という言葉は“王冠”を意味する英語として広く知られているが、こと二輪業界、特に乗用ヘルメットのカテゴリーにおいては“クラウン・パッド(crown pad)”、つまり「頭頂部を内包する部位の内装(パッド)」を示す言葉としても用いられる。
かつてホン・ジン企業が最初に手掛けた乗用ヘルメットの仕事は「ヘルメットの内装の縫製」であり、恐らくはクラウン・パッドの製造にも関与していた可能性は十分に考えられるが、それがブランド名に“クラウン”の言葉を冠するに至る経緯となったのか否かについては、定かではない。



■ホン・ジンHJCとホン一族
ホン・ジンHJCは、その創始者であるホン・ワンギ氏のもと、ホン一族が組織運営の中核を担う。

ホン・ワンギ…名誉会長。創業者。洪家7人兄弟の長兄、長男。
ホン・スギ…会長。ホン・ジン社を世界企業HJCへと発展させた立役者。7人兄弟の次男。
ホン・ツナ…中国工場を担当。同五男。
ホン・ヒョギ…資金管理に従事。同六男。
ホン・ウルギー…故人※。元製品開発・元海外営業部課長。7人兄弟の末っ子、七男。

※1996年1月、カナディアン・ロッキーで行われていたスノーモービル・ヘルメットとチャッター・ボックスの製品テストにおいてスノーモービルを運転中に松の木に接触、雪原に転倒し、死亡。

開発中だったチャッター・ボックスとは無線による相互通話を行うためにヘルメットに装着する通信装置のことであり、スノーモービル・ヘルメットは電熱線の熱によってシールド・バイザーの曇りを抑制する機能を持たせた寒冷地・降雪地域向けの製品だった。

どちらも、末っ子の死を無駄にせんとしたホン会長主導のもとで、商品化を実現。この時に開発されたHJCスノーモービル・ヘルメットは、同カテゴリーのシェア70%を占有する“親孝行商品”となった、と後年、語られている。



■ホン・ジンHJC社のあゆみ
以下に確かなソースのあるものを抜粋、かつ機械翻訳(から解釈)しつつ、列挙する。

=== 1970年代 ===
* 1970年
** 韓国・漢陽(ハンヤン)大学工業経営学科(後の産業工学科)に通う大韓民国青年・洪完基(ホン・ワンギ、後のHJC会長)が、学校を中退。使い捨て紙コップの特許を取得し、その製造で事業を起こすも、あえなく失敗。無一文と化す。
** ホン青年は、数台のミシンで縫製工場を新たに設立。乗用レザーパンツ(オートバイ向け革ズボン)の製造で再起を図る。

* 1971年
** 縫製工場を元に、オートバイ用衣料製造メーカー・“ホン・ジン企業”を起こす。当初はレザーパンツ、レザージャケット、マスク、グローブなどの縫製・製造を行う。このなかで、バイク運転向けのマスクが反響を呼び、間もなくオートバイ乗用ヘルメット向けの内装製造も手掛けはじめる。

* 1974年
** 経営難に陥った取引先“ソウル・ヘルメット”社の社長から、会社を買ってくれないか、と買収を打診される。若きホン社長は、それを受諾し、親戚への借金によって資金を調達、ソウル・ヘルメット社の買収を実現する。
** ヘルメット製造施設と機材を獲得したホン・ジン社は韓国オートバイ・ヘルメット市場への本格的な参入を果たし、ホン社長はヘルメット事業者へと転身する。

* 1978年
** 市場参入から僅か4年で、韓国オートバイ用ヘルメット市場のシェア1位を獲得。勢いに乗ったホン・ジン社は韓国市場の首位に甘んじることなく、米国および世界市場への進出を決意する。
** この頃に勤務していた韓国人従業員の一人が、現・韓国OGK(オージーケー)のCEOであるパク・スアン(朴秀晏)。パク氏は1979年に“ソンウ工業”を起こした後、1981年に株式会社・韓国OGK(OGK Korea)の代表に就任する。このOGKというのはもちろん、日本のヘルメット・メーカー・OGK kabuto(オージーケーカブト)グループの韓国法人。ちなみに公式の漢字表記において、オージーケーは“奥技科”または“奥技研”、カブトは“科福多”となる。閑話休題。

=== 1980年代 ===
* 海外進出開始。
* 現地の仲卸との取引を始めたものの、強度面および重量面の問題、および欧米人種の頭部に適応していない内部形状(※)など、国際的な安全基準を満たしていない点を理由に現地バイヤーからの評価は低く、製品は「低級品」として扱われてしまう。
※…ホン・スギ会長は当時を振り返り「韓国人向けの内部形状(緩衝材のかたち)が、前後に長い頭部形状の米国人に、合っていなかった」と語っている。

* 1982年
** ソウル特別市・江北区スユドン工場から失火、工場内の設備と製品を焼失。これを受けて、工場の移転を行う。
** 仲卸・バイヤー陣から指摘されていた技術力不足を打開すべく研究を重ねるが、進捗状況が芳しくないことに危機感を抱いたホン・ジン社は、一般に販売されている有名メーカーのヘルメットを入手し、その分解と内部形状の徹底的な調査を開始。更に、他社ヘルメットの分解だけでなく、分解状態の高品質ヘルメットを再び組み立て直すという工程を社内で何度も繰り返し、先行する大手メーカーの製造ノウハウと品質の研究を行う。昭和~平成の初頭に「HJCはSH〇EIのパ〇り」といった類の流言・デマを耳にした記憶があるが、その根拠は、この時期に行われた調査・解析・研究という一連の企業努力を歪曲したものだったのかも知れない。

* 1984年
** 2年の月日をかけて行った他社製品の研究により蓄積したノウハウが結実、“辛うじてながらも”アメリカ合衆国運輸省(United States Department of Transportation、通称:DOT)の認証獲得に成功し、対米輸出を開始する。

* 1987年
** 1月:アメリカ合衆国・ロスアンゼルスに米国法人・『HJC』を設立。
** 8月:韓国『ホン・ジン・クラウン(HONG JIN CROWN/洪進CROWN)』社を発足。
** DOTに次いで、SNELL(スネル)認証の獲得に成功。
** 日本市場においては、ヤマハ発動機へ乗用ヘルメットを供給。以降、韓国クラウン・ヘルメットはヤマハ発動機グループ・ワイズギア社の取り扱いの下、ヤマハ純正グッズ(※)となる。
※…ヘルメットのラインナップは、競合相手のクノー工業の製品と同居する体制となっていた。

=== 1990年代 ===
*ヤマハ発動機の純正グッズ向けの新型ヘルメットとして、ヤマハ発動機グループ・ワイズギア社よりCROWN(クラウン)ヘルメットを供給。

* 1991年
** 7月、台風19号(Typhoon Caitlin)がもたらした河川の増水により、工場裏手の堤防が決壊。施設が浸水し、甚大な損害を被る。

* 1992年
** 北米におけるオートバイ向け乗用ヘルメット市場のシェア1位の獲得を、自社発表。このニュースは、一部マスメディアを通じて日本の二輪用品店などでも報じられた。
** ちなみに、上記報道の根拠(情報参照元)は、“モーターサイクル・インダストリー・マガジン誌の1992年度(Refer to Motorcycle Industry Magazine 1992-present)の調査結果”と発表されている。発刊者を含む誌面の詳細が未だ明らかでない点については、他項に記した通り。

* 1997年
** 中国工場、設立。以降のクラウン・ヘルメットおよびHJCヘルメット製品には、既存のmade in Koreaに加え、made in Chinaがライン・ナップに加わる(後年、ベトナム工場も新設)。

* 1999年
** モジュラー・ヘルメット(フリップ・アップ・ヘルメット)の開発に着手。チン・ガードの技術における特許を韓国・アメリカ・カナダにて取得。

=== 2000年代 ===
* ヤマハ発動機の純正グッズ向けの新型ヘルメットとして、ヤマハ発動機グループ・ワイズギア社より“ZENITH(ゼニス)”シリーズを供給。

* 2000年
** 完成したモジュラー・ヘルメット“SY MAX(サイ・マックス)”の販売を開始。年間20万個を超える販売数を記録。

* 2001年
** ヘルメットの年間販売数が120万個を突破。

* 2004年
** 輸出量の増大に対応し中国工場を拡大、設備を増設。

* 2005年
** 韓国ホン・ジン・クラウン社の商号を変更、『ホン・ジンHJC』を設立。

* 2008年
** ベトナムに、現地法人を設立。

=== 2010年代 ===
* ヤマハ発動機の純正グッズ向けの新型ヘルメットとして、ヤマハ発動機グループ・ワイズギア社よりプレミアム・ヘルメット“RPHA(アルファ)”シリーズを供給。

* 2010年
** ヨーロッパ方面の法人を統合、施設買収。

* 2011年
** 輸出量の増大に対応しベトナム工場を拡大、設備を増設。
** ヘルメット卸売業者を対象とした米国アンケート調査における「最も多く扱うブランドが何なのか」の項目にて、HJCが77%を記録。ショウエイの49%を大きく上回る結果を残す(77と49を足した時点で100を超えてしまうのだが、恐らくHJCが統計上100%を超えるミラクルなパワーを秘めているものと推測)。また、「特に最もよく売れるオフロードヘルメットブランド」を問う項目では56%を記録し、同カテゴリーの競合ブランドであるフルマー(FULMER Powersports、17%)とベガ(Vega Helmets)の8%を圧倒している(どちらもモーターサイクル・インダストリー・マガジンによる統計)。

* 2012年
** YAMAH所属のMotoGPライダーであるホルヘ・ロレンソ選手との間にヘルメット・スポンサー契約を締結(2013年~2014年の2年契約)。

* 2014年
** MotoGPライダー・ロレンソ選手とのヘルメット・スポンサー契約を更改。2年契約を締結(2015年~2016年)。

* 2015年
** 輸出量の増大に対応し、ベトナム工場の組立棟を新設・稼働開始。
** MotoGPライダー・ロレンソ選手との契約(2015年~2016年の2年間)の打ち切りを発表。

* 2016年
** ベトナム工場に金型工場を設立、稼働開始。

* 2018年
** SUZUKI所属のMotoGPライダーであるアンドレア・イアンノーネ選手とのヘルメット・スポンサー契約を締結(2018年~2019年の2年契約)。



■おまけ(1)ホン・ジンHJCとワイズギア

ワイズギアは、ホン・ジン社が韓国工場で普及品の製造と輸出を行っていたクラウン・ヘルメットの時代からHJC製品の輸入・販売を開始し、日本市場における韓国製品の流通実現に貢献し続ける確かな実績をもつ。

1980年代のYAMAHAヘルメット・ワイズギア製品と言えばクノー工業のグッズが有名だが、と同時に、ホン・ジン社の製品も含まれる。当該クラウン製品のタグには、“ホン・ジン・クラウン(CROWN)”、“MADE IN KOREA”の印字を見ることが出来るので、印字が薄れて(消えて)いない限り、競合のクノー工業などとは確実に見分けることが出来る。

昨今のワイズギアにおけるRB(ロール・バーン)、ZENITH(ゼニス)およびRPHA(アルファ)は、おおよそホン・ジンHJC供給によるライン・ナップ構成となっている(※全商品がHJCのOEM供給品というわけではないので、念のため)。

知名度の低いマイナー製品がベースとなっていたロール・バーン・シリーズなどはともかく(失礼)、ことプレミアム・モデル“RPHA”シリーズはHJCの主力製品のロゴ(RPHA)が丸出しの状態であるため、ヘルメットに予備知識のあるライダーにとっては見た瞬間にHJCのそれがベースであることが分かる構造で、ここ数年のRPHA系ワイズギア・ヘルメットは、良くも悪くもOEM供給品っぽくない出来だった、と言うことが出来る。

ちなみに2017年~2018年に入り、ワイズギアのハイ・エンドなフルフェイス・ヘルメットには、新たにSHOEIのヘルメットが採用されている。



■おまけ(2)ホン・ジンHJCとヤマハのモトGPライダー ホルヘ・ロレンソ選手

『レーシング・ヘルメットにまつわるトラブル』という話題において語り草となった感のある出来事のひとつに、スペイン人ライダーのホルヘ・ロレンソ選手と、そのヘルメットのサポートを行っていたホン・ジンHJC社の出会いと別れがある。

―――

ホルヘ・ロレンソ選手という人物は、スペインの誇る世界最高峰ロードレース・グランプリ・ライダーのひとり。幼少の頃から才能を発揮、10代にしてレース・シーンにデビューした、天才肌。当初はイタリアンなヘルメット“BIEFFE”や母国スペインのヘルメット・ブランド“NZI”の帽体に、同じくスペインの商品で最も有名であろう“チュッパチャプス”のグラフィックを入れたヘルメットをトレード・マークとしていたことで知られる。

世界ロードレース選手権に進出したロレンソ選手は、250㏄クラス年間チャンピオンの獲得を機に、愛用ヘルメットを世界的に有名なブランドのひとつ・イタリアの“X-Lite”へと移行(2007年~)。ここから更なる飛躍を果たすこととなるわけだが、そんなロレンソ選手のヘルメット・スポンサー契約こ割り込んだのが、韓国ホン・ジンHJC。
これが、2012年のこと。

なぜ、韓国HJCがロレンソ選手のレース・シーンに介入したのか。そこには、欧州ヘルメット市場のシェア争いが大きく関わっていたことが推測される。

2007年から2012年までの6年の間、ロレンソ選手が供給を受けていたX-Lite・ヘルメットは、欧州最大手のヘルメット・メーカー“NOLAN(ノーラン)”のブランド。このノーラン・ヘルメットこそは、HJCに次いで北米シェア2位の座(※当時の韓国メディアの報道による)&ヨーロッパ市場のシェアを大きく占める、強力な競合相手だった。

北米マーケット
シェア1位 → HJC
シェア2位 → NOLAN(X-Lite)

欧州マーケット
NOLAN(X-Lite) → 高いシェアを誇る大手ヨーロピアン・ブランド
HJC → 苦戦が続くアジアン・ブランド

ノーラン・ヘルメットは、ヨーロッパにおけるヘルメット市場の、おおよそ半分を占めるという有力ブランドの最右翼。ホン・ジン社にとっては正に、「目の上のタンコブ」の存在。ここでHJC陣営は巨額の契約金を費やし、ロレンソ選手への2013~2014シーズンへのヘルメット・スポンサー(2年間)をノーラン・ヘルメットから奪取、その契約締結に成功。また、この頃からHJCグループは世界ロードレース選手権へのスポンサードにも乗り出す。

これらの出来事は大韓民国において偉業そのものであり、当時の韓国メディアは、次のように報じている。

『ホン・ジンHJCが、世界的モーター・スポーツのスポンサードを実現した。
これは現代自動車(※ヒュンダイ自動車:韓国の自動車メーカー)も、成し得なかったことである。
ヨーロッパでのモトGPグランプリの人気は、想像を絶する。200ヵ国で2億を超える世帯が視聴する、ワールドカップに劣らない人気スポーツなのだ』

―――

果たしてチャンピオン・ロレンソ選手は、HJCの誇るプレミアム・モデル“RPHA10 Plus”を被り、2013年度のモトGPの最高峰・モトGPクラスにヤマハ・ファクトリーから参戦。年間ランキングこそ惜しくも2位でシーズンを終えたものの、結果としてHJCの欧州市場に対するアピール効果は莫大なものとなった。

どれほどの効果を生んだのか?
その様子を伝える当時の韓国メディアの報道の一部(2013年末にフランスで開催されたパリ・モーター・ショー/Salon de la Moto 2013での韓国報道)を、引用する。

『(2013年末にフランスで開催されたパリ・モーター・ショー(Salon de la Moto 2013)において)HJCブースは足の踏み場が無い』
『(2013年度、のべ1年間だけで)RPHA10は、ヨーロッパで6万個も売れた』
『(同上)ヨーロッパ市場の売上高の60%を占める商品と化した』
『世界最大のオートバイ向け乗用ヘルメットの市場であるヨーロッパで、ホン・ジンHJCはシェア15%(推定)でトップ圏に躍り出た※』

※ヨーロッパで、ホン・ジンHJCはシェア15%(推定)でトップ圏に躍り出た…報道当時。2018年現在、ヨーロッパにおけるHJCヘルメットのオートバイ・ヘルメット・シェアは、なんと20%に達している、らしい(HJCスポーツ公式アナウンスによる)。

―――

2014年シーズンは様々な不運に見舞われつつも年間3位を獲得したロレンソ選手とホン・ジンHJC社は、2014年の11月、契約満了の2015年に向けて更なる2年契約を発表。
「RPHA10 Plusの開発を続けられることは喜ばしいことです(ロレンソ選手談)」
といった前向きなコメントが世界に、そして日本メディアにも伝えられ、翌2015年、ロレンソ選手は三度目のMoto GPワールド・チャンピオンの座を目指してRPHA10 Plusを被り、レースに臨む体制を整えた。

整えたはず、だったのだが。

―――

二年更新の直後となった、2015年シーズン。
結果から言えば、この年はヤマハとロレンソ選手がワールド・チャンピオンを獲得したシーズンな訳だが、そこには紆余曲折が。

MotoGPファン、特にヤマハ・ロレンソ選手のファンであれば、それこそ知らないひとはいないのではないか?と言えるレベルの出来事(事件)がHJCヘルメットに、立て続けに発生。

・カタールGP → 固定の外れた内装パッドが目の前に…視界が塞がれてしまう事件
・イギリスGP → 雨の中の走行でシールドの内側に曇りが…またも視界が塞がれる事件




どちらも、あまりに(世界的に)有名な出来事。
広告塔たるレース・シーンで、それこそハイ・エンドのプレミアム・モデルであるRPHA10が、まさかの失態。HJC社にとって悪夢そのものであったことは、想像に難くない。

そんなこんなで、魔の2015年シーズン終了。
しかし、ここでHJCとロレンソ選手の間に、大きな問題が勃発する。
契約期間を1年あまり残す状況のロレンソ選手が、2016年シーズン開幕を前に、なんとヘルメット・スポンサー契約料の引き上げを要求したのだった。

その額、プラス百万ドル(※推定)。

当時のメディアの報道によれば、HJCがロレンソ選手に収めていた契約料は、おおよそ900,000ユーロ、2年で約100万ドル。そこから推算すると、あらためて提示されたと言われるロレンソ選手の要求金額は、「プラス2年分」に相当するもの。言ってしまえば、「残り1年に、もう2年分を上乗せしてください!それができないなら、2016年(残り1年間)はHJCを被って走りません!」、という強気な内容であった様子が、うかがえる。

ちなみに、そこに「あのような事態を二度と起こさない」という要求もそえられていた、とか。

―――

果たしてホン・ジンHJCはロレンソ選手の要求を拒絶、スポンサードはご破算となる。

世界最高峰のレース・シーンを騒がせたヘルメット騒動は、スペインのチャンピオン・ライダーが韓国のヘルメット・ブランドと決別し、新たにフランスの有名ヘルメット・ブランドである“シャーク(Shark)”と契約を結ぶというところに着地し事態は収束、というお話。

その後、関係を解消したロレンソ選手が自身のSNSに真っ黒なHJCヘルメット&喪服で謎の挨拶をするという挑発的な一幕があったのだが、このあたりは一部のレース・ファンが話題にした程度で、肝心のHJCは完全にスルー。ロレンソ選手は、何かと攻撃的で好戦的なイメージがついて回るが、どこまでが意図的なものなのか天然によるものなのかは、知り由もなく。

―――

余談ながら、2018年-2019年のMotoGPに向けてHJCヘルメットは、スズキのライダーであるアンドレア・イアンノーネ選手とのヘルメット・スポンサード契約が行われたことを、正式に発表。イタリア人ライダーのイアンノーネ選手は、母国イタリアの一流メーカーであるAGVヘルメットからの変更となっており、今後の動向に注目が集まっている。



■おまけ(3)サウス・コリアのヘルメット・サプライヤーズ

参考までに、大韓民国・韓国のヘルメット・メーカーと、そのブランドを抜粋。日本国内バイクメーカーから純正アクセサリーとして提案されているヘルメットの多くに、韓国企業の製品が採用されている現実は案外、知られていない。

* Hong Jin HJC(ホン・ジンHJC)
** 言わずと知れた、全米シェアナンバーワンの世界的企業。HJCヘルメット。
文中でも何度か触れた通りHJCこそは、ヤマハ発動機グループ・ワイズギア/Y'S GEARが提案するヤマハ純正ヘルメットの製造・輸出供給元である(※SHOEI/ARAIヘルメット別注品を除く)。

* KIDO SPORTS(キド・スポーツ)
** 韓国の有力企業であるキド産業(KIDO INDUSTRIAL)グループの一角。
かつて日本のスズキ二輪が純正アクセサリーとして採用したヘルメット・SCORPION EXO(スコーピオン・エクソー)は、彼らキド・スポーツの手による。
中国工場であるチンタオ・ゲオサン・スポーツ・ヘルメット・プロダクト(Qingdao Geosung Sports Helmet Product)などを擁する。

* KBC Helmets(ケービーシー・ヘルメット)
** 何げにコリアン・ヘルメットの雄とも呼べる存在、KBC。
アジア圏におけるYAMAHA純正グッズのヘルメットの、供給元のひとつ。
自社ブランド・KBCヘルメットの他、おどろおどろしいグラフィックのスパークス・ヘルメット(Sparx Helmet)を立ち上げたことで、注目を集めた過去を持つ(Sparxアイテムの一部は中国メーカーの外注品)。今から10年ほど前に立ち上げられた“KBC Ed Hardy(ケービーシー・エド・ハーディー)”ブランドは、色々な意味で伝説的。

ちなみに、KBCが手掛けてきたOEMブランドは、次の通り。
・Harley-Davidson
・Polaris(ポラリス・ヘルメット)
・Fox Racing(フォックス・レーシング)
・O'Neal(オニール)
・MSR(エムエスアール)
・Answer Racing(アンサー・レーシング)
・Thor(ソアー)
・Suzuki、Kawasaki(スズキ、カワサキのOEMヘルメット)
・Yamaha(ワイズギアのロール・バーン)

* J-Tech Corporation(ジェイ・テック・コーポレーション)
** コリアン・ヘルメットの中でもマニアック度の高さが際立つ、“ジェイ・テック”。
誇り高き大韓民国を連想させる“KOREAのK”の頭文字を冠するKIDOやKBCとは対照的に、うっかり“JAPAN”を連想してしまいそうになる“J”の頭文字を頂くところが、なかなかに紛らわしい。

このJ-Tech、自社ブランド『XPEED(エクスピード)』の供給と同じくらいか、それ以上に北米の有名ブランド・ICON(アイコン)の中の人として、一部で有名。また、日本のホンダが純正アクセサリー・ HONDA RIDING GEAR/ホンダ ライディングギアとして国内ライダーに提案する『Hondaオリジナルフルフェイス』ヘルメットであるXP-512V系の製造・輸出元も、このJ-Tech。製品番号「XP」は他でもない、XPEEDに由来する。

■参考リンク HondaヘルメットXP512V【インナーバイザー付き】
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Honda XP512V【お取り寄せ品】
価格:21859円(税込、送料無料) (2018/10/16時点)


ちなみにICONの現行モデルのひとつ・Airframe系が、こちら。

■参考リンク ICON アイコン フルフェイスヘルメット AIRFRAME PRO[エアフレームプロ]

価格帯に大きな差がある両者だが、頭頂部サイド寄りの尖り方や両サイドのダクトのエッジの立たせ方(※このブランドは角を立てたがる&三角形の排気口を抜くデザインで判りやすい)など似通った印象を覚えるアイテムが、この2つだったりする。

余談ながら、大阪の二輪用品ブランド・RSタイチは、HJC正規代理店であると同時に、J-Tech輸入販売元でもある(ホンダXP-512V系を購入すると、RSタイチの名前が明示されている)。




■2017年8月 メモ作成
■2017年9月 推敲 文章整理
■2018年1月 改訂 文章追加
■2018年3月 画像追加
■2018年4月 参考リンク追加
■2018年4月 文章手直し リンク追加
■2018年10月 文章修正
■2018年12月 一部書き直し
Posted at 2018/04/15 08:17:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヘルメット 全般 | 日記
2018年04月07日 イイね!

みんカラ:週末モニタープレゼント!【プレストン・SPプレミアム】

Q1. モニターで使用するお車の年式と走行距離を教えてください
回答:(H22年式)ダイハツ タントエグゼ 11,000km

Q2. 添加剤に一番望む効果は? 1.エンジン内部洗浄 2.燃費改善 3.パワー改善
回答:1.エンジン内部洗浄

この記事は みんカラ:週末モニタープレゼント!【プレストン・SPプレミアム】 について書いています。


※質問項目を変更、削除した場合、応募無効となる可能性があります。
Posted at 2018/04/07 10:11:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | タイアップ企画用

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何シテル?   11/26 10:52
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