
FA三姉妹に関して調べていると、どうしても目につくのがピントのズレに関する話題。
フィルム時代の設計のレンズには、よく出る現象らしい。
DAでも誤差はあるのですが、等倍で見ないと気づかないレベルだそうです。
これは受光素子面でのピントと、測距用素子の判断するピントに誤差が生じるのが原因で、色温度によっても影響の出方が異なる様子。普段平気なのに場面によってピンぼけになる、というのは周波数の違いによって誤差が拡大したことに起因するようです。
この誤差を受光素子を前後に動かして、測距センサーの判断に合わせてやるのが、以下のAF微調整という作業です。FA/DAは個別に調整を記憶できるので、きっちり追い込んで使いたいですね。
ファームアップも忘れずに。AFの性能向上している場合があります。
で、調整の仕方なんですが、多くの方がチャートを使って近距離で調整されています。
たしかに多くの報告は「近距離で目立つ」というもので、ピントの山がしっかり見えるのも近距離のほうが楽なので、そのような方法になるのでしょう。
カメラのAF精度を自作のテストチャートで確認する方法!【キット配布】
ただ、ここで厳密に合わせた結果「今度は無限遠が出なくなった」なんてことも起きるようで。
ずれるにしても前ピンの方が被写界深度でカバーしやすいですから、それはそれでありなんですが、無限で合焦しなくてシャッターが切れないのも困りもの。
そうなればレンズのピント調整のため入院することになり、PENTAXだと12kくらいかかります。
市販のチャートはえらい高額だし、撮影しながら何度もチェックするのは大変だなぁ、と思っていたらこのような記事を発見。
AF微調整をがっちり合わせる方法
コントラスト合焦は受光素子そのものでピントを合わせているのですから、これを基準にすれば簡単確実で道具も手間も省けます。シンプル且つ正確な調整ができます。
ニコンD300【第6回】AF微調節の使い方
あぁ、やっぱり近距離での測定は誤差が大袈裟に出るのね。
みんカラ的には車を真正面から画面いっぱいに捉えて、ライブビューで誤差判定が一番やりやすいかな。
ベースのAF調整(基準となる±0自体の移動
ピント調整の無い機種には良さげだけど、センサーの調整量自体は変わらないので、これで調整幅が広がるわけではないよね?
基本ポジションがずれるだけだから、寄せた側の調整幅が狭くなって、退いた側の調整幅は同じ量。だよね??
ボディーで調整できないなら、そのレンズは素直に入院しましょう。
Posted at 2014/05/05 15:36:35 | |
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