
■CHOPARD / ショパール L.U.C クロノワン
BRAND HISTORY
1860年に懐中時計のムーブメント製作から始まったショパールの歴史。20世紀前半には宝飾ブランドとしても名を馳せ1960年代には代表作の「ハッピーダイヤモンド」を考案、文字盤内でダイヤモンドがくるくると自在にたわむれる様子は現在に至ってもなお世界の女性をとりこにし続けている。また本懐にあたる機械式時計の分野においてもショパールは確固たる実力を秘めている。88年からはヴィンテージカーの祭典「ミッレミリア」レースをスポンサードし同レースに関連したコラボモデルを発表。ほぼ毎年発表されるクロノグラフを中心とした機械式時計の完成度の高さによりショパールはスポーティブランドとしての一面をも併せ持つようになった。
1997年には4年半以上もの開発期間の末、悲願のマニュファクチュール・キャリパーを完成
同年創業者のルイ・ユリス・ショパールのイニシャルを持つムーブメントを搭載した「L.U.C 1860」を発表。これを皮切りにしてショパールは次々とマニュファクチュール・キャリパーを開発する。
2003年には複雑時計「クアトロトゥールビヨン」を発表し、05年には時計の新たな品質基準「カリテ フルリエ」に初の認定を受けた「L.U.C フルリエ」でも大きな話題を呼んだ。
そして07年、ショパールは遂に開発が最も困難とも言われる自社製クロノグラフ・ムーブメントを搭載したモデル「L.U.C クロノワン」の開発に成功し時計界の話題の中心に。マニュファクチュールブランドとして確固たる実力を遂げている。
発表当初から大いに注目されていた、それも「ただの」自社開発キャリパーではない。フライバック機能や正確な時刻設定のために秒針を帰零させる「スモールセコンド・リセット」機能などの実用に優れたファンクションはもとより、トルクロスを抑え、針とびの問題をなんなくクリアした垂直連結クラッチでコラムホイール方式によるスタートストップ操作感は超高級クロノの触感です。それに精度を安定向上させる為のヴァリナー式ランプの搭載されたムーブメントは勿論一体構造。さらには緩急針を排除して対衝撃性を高めるフリースプラングなどという特徴をもつ革新的な設計のクロノグラフ・キャリパーなのだ。
この「ショパールクロノワン」はランゲのダトグラフの発表以来の本格的に凄みのある純粋クロノグラフと言われている。世界限定500本は発売と同時に即完売され「幻の時計」と聞いていた、それが今頃になっていつもお世話になっている時計店から国内正規の新品が在庫であると…。これは絶対手に入れておくべきシロモノだ。
Posted at 2014/02/20 21:11:17 | |
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温故知新 時計編 | 日記