
「ちはやふる」って映画の「―上の句―」「―下の句―」が先月テレビで2週連続で放送されたでしょ。
主人公の千早を広瀬すずさんがやってた映画!
あれ、二週連続見たんやけど、面白かった♪
かるたは僕がまだ小さい子供の頃は家族でよくやった。
姉や母は100首全部覚えてたから、小さい子供の僕は全然取られへんかったけど、おはこの札だけは必死に取りにいったりしてたな。
そんなんで、映画はごっつぅ楽しめた。
覚えてた歌も映画の中で出て来たしね♪
でね、―上の句―で、
「千早ぶる 神代もきかず竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」
が在原業平が贈った愛の歌だって事を、上白石萌音さんが広瀬すずさんに、学校の屋上で情熱をこめて説明するシーンがあったやんか!
竜田川の川面一面に真赤な紅葉が埋め尽くされて流れるアニメなんかが挿入されてて、ごっつぅキレイで感動的なシーンやった!
でね、だったら、その竜田川ってのが、どこにあるのかが気になるやん!
で、調べたら、竜田川は大和川の支流で奈良県生駒郡斑鳩町にあって、もみじの名所として昔から有名なところなんだって。
すぐ近くには法隆寺がある。
なんや!
めっちゃ近いやん!
と思って行ってきた。
紅葉の季節やないけど、シーズンオフやから空いてるやろうしね(^^♪
竜田川の両岸が竜田川緑地になってて、「竜田公園無料駐車場」が25号線のバイパスが竜田川にかかる橋の近くに作ってある。
バイパス自体が最近できた道みたいなので、手洗いも新しく綺麗な駐車場やった。
「竜田川のもみじの由来」って由緒書きを見て歴史の深さに恐れ入ったわ!
なんせ、その一行目に書いてあるのが、第十代天皇崇神天皇が龍田明神に行幸された時に始まってるねんもん!
あのね、崇神天皇というのんは、実在する最古の天皇であるって説が有力やったりする天皇やねんね。
しやから、竜田川のもみじは、日本の最初から有名な、もみじの代名詞みたいなところやったんや!
どうも、竜田川を知らなかった僕が無知過ぎたようやわ!
だって、持統天皇様かて歌に詠んでるっちゅうねんから、ここは押さえとかなアカン場所やったって改めて思った。
↓北向き上流側
↓南向き下流側
↓25号線のバイパスから下流側
↑正面に見える山が三室山
この三室山の下の石垣に歌碑が埋め込まれてる。
百人一首には、竜田川を詠んだ歌が、業平が詠んだ「ちはやぶる」のほかに、もう一首あるねんね。
その歌は、能因法師の詠んだ歌で
「嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり」
と、この歌は竜田川と三室山の両方を詠み込んでるねんね。
↓だからやと思うんやけど、三室山の下に、業平と能因法師の詠んだ二首の歌碑が設けてあるんよ!
↑右に歌碑、左に少し離れたところに「みむろ山」の碑がある。
そして歌碑の左下にあるのんは、僕が置いた物(^^ゞ
↓その部分のアップ
↑これね、映画「ちはやふる―結び―」のパンフレットやねん。
実は、この日の朝一に「ちはやふる―結び―」を映画館で見てから、竜田川に向ってんわ(^^♪
パンフレットなんか買うつもりはなかったんやけど、何年かに一回しか映画館に行けへんのやし、記念に買ってしまった♪
で、せっかく買ったんやから、ちはやぶるの歌碑の上に「ちはやふる―結び―」のパンフレットという、アホな写真を撮ってみたわけよ(^^ゞ
↓これは、三室山に少し登ったところから、竜田川の上流方向を臨んだもの。
でね、―結び―で広瀬すずさん(千早)が着てる赤い着物はもみじ柄やったんよね。
で、この赤い着物って、―下の句―のエンディングにあった未来のクイーン戦の時に千早が着てる着物とおんなじやったんよ!
この着物は―下の句―のエンディングにちょっと出てきただけやねんけど、あまりの美しさに、めっちゃ印象的やった着物やった。
もみじ柄が、ごっつぅ綺麗な着物でしょ!
それと、今回斑鳩町を訪れて、どこにももみじがあってマンホールまでもみじ柄やったのが面白かった。
やっぱり、僕が知らんかっただけで、竜田川の紅葉は超有名で、この地を代表するようなものやったんよね。
しやけど、現地にお店がまったくなくて、記念の物とか食べ物をなんにも買えなかったのんが寂しかったな。
たとえば「もみじ饅頭」とか「もみじスマホケース」みたいなもんを売ってたら絶対買ったと思う(笑)
奈良って、ほんま商売っ気がないよね。
京都なんかだと、千年の歴史があるとかいうて、もっともらしい物をいっぱい作るような気がするやん!
しやけど奈良は、っていうか斑鳩なんかは1400年以上の歴史があるのに、ざーとらしい物はなんにも作らへんって思う。
奈良の、そういうところが好きやねんけど、ちょっと寂しいって思うこともあるな(^^;
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2018/04/22 05:54:40