FF車でも気持ちのいい走り♪

BTCCで活躍したアルファ155ベースのヒルクライムレーサー



アルファ155はDTMのほうがイメージは強いけれど、ツーリングカーレースでもちゃんと活躍していますよね。
イギリスでのメンテナンス会社はプロドライブだったと記憶しています。

チューンドとはいっても、ホワイトボディから競技専用車として作られているので、動きや速さは別次元です。310Hｐと馬力だけを比較してみたら、今の市販車ホットモデルとそんなに開きがないのですが実際にスピードに生きるチューニングは競技車両の特徴ですね。

如何に無駄なくパワーを車速に結び付けられるか？ドライバースキルときちんと同化していくチューニングが求められます。

なんの資料か忘れたのですが、エンジンから駆動輪に対するパワー伝達における効率（ロスかな？）をイメージ数値で表すと

4WD：15％減　FF：5％減　FR：10％減

私がある時期からFFにスイッチしたのはこの資料を見てからなんですよね（おそらくJTCCが始まる頃だったと思う）。
ただ、フリクションだけではなく、一番荷重変化の大きい駆動方式なのも事実で、その資料には

ブレーキング時　Fr80％　Rr20％
加速時　Fr20～30％　Rr70％～80％

とあったように思います。
だから、シビアでコントロールが難しいと・・・


iQはショートホイルベースでFF、荷重変化が大きく挙動が唐突（かなりの高い速度域でそれは訪れます）、それを電子制御と車体全体のチューニングで抑えています。
奥が深いチューニングがメーカー側で行なわれているので、浅い観察でそこに踏み込むと本来の奥の性能が生かせなくなるんですよね・・・