【災害】お盆休みなんてありません('A`)～その１～【復旧作業ちう】

ココんトコ作業疲れで早く寝てしまってます強欲ですこんばんわ。

台風９号の爪跡は、日を追うごとに酷い状況に。
以下、今日までの経過。
かなり長いので、二日分で区切りますです。

９日。
幹部研修から帰ってくる。
帰りの中国道は、岡山からずっと雨で、コッチでもかなりの雨だったらしい。
２０時ごろ。
警報が発令されたってことで、幹部以上で分団内を巡回。
降ってる雨は、いつもと変わらないくらいの量。
いつも雨が多いときに氾濫する小川から水が溢れていたので、そこに土嚢を置こうかと話しながら巡回。
途中、全員出動の号令が掛かったので、電話で連絡。
一旦詰め所に戻り、３０分後。

詰め所の前が川ですよ！
色んなものが流れてきますよ！

上の家に様子を見に行こうとしたところ、デッカイ流木が！
デッカイ石も転がってくる！
枕木とかも流れてくる！
その家の門からも濁流、今にも流木ごと扉を破りそうな勢い！

「あかん、コレは死ねる！Σ('A`;)」

ってことで、一斉に避難。

詰め所をセンター○○○に移動。
すぐに災害本部を同所に設置。
素麺屋が浸かってるってことで、土嚢を軽トラに積んで団員数名が出動。
電話で危険地域の家に電話で「外に出ないように」と知らせる。
広域消防が到着したので、取り残されてる家に救助要請。

無事救助したものの、そのまた上の家の老夫婦は拒否。
ここのじいさん、かなりの頑固者で、「わしはココで死ぬからええわ」ってな具合で（汗
広域も事情を説明し、納得した上で帰還。
他にもワシは避難せんぞ！って家が。
死んでも知らんぞ。
こちとら巻き添えは喰いたくないから。

広域は一旦本署に戻り、再度センターへ来た時に一言。

「道が半分落ちとる('A`)」

('A`)ｳﾎﾞｧ

コレが１箇所でなくて、国道２９号から県道６号に入ってすぐに１箇所、途中で３箇所の崩落。
一部片側１車線の道路が３分の２も崩落。
で、中がえぐられてアスファルトが浮いている状態。
何時落ちてもおかしくない状態。

そうしてるうちに電話が不通に。
他部落の情報が全然入ってこない！
携帯も通じなくなる。
唯一auのみ通じる状態。

広域も、隣村に様子を見に行こうとしたが、川が氾濫して行けなく、その隣々村へも土砂崩れで行けないってことで、状況確認だけで帰還。

そんな状態で一夜が明ける。

１０日。
避難住民も次第に多くなり、我々のストレスも限界にくる。
消防無線で本部に連絡したくても、こちらから本部へ繋がらない。
本部からも繋がらない。
で、団員もせわしく動いている状態で災害報告て。
ちょっと本部動けよ！
んなもん、危ない状況で軽快に動けるわけないて！

雨も収まり、ようやく動ける状況になったところで、災害状況の把握に動き出す。

ウチの部落では床上・床下浸水は少ないものの、土砂等で家の前が塞がれたりしてるところが多数。
橋が落ちてアスファルトが浮いてしまって通行不可の場所が１箇所。
その為に孤立した家が３軒。
家を土砂というか岩がなだれ込んで川になってしまった家が１軒。
川に関しては、かなりの箇所が削られて崩落。

牛が流されて道の上に。
つまり、道まで氾濫したって言う証拠。
流木により橋の欄干が壊され、通行不可が１件。
田んぼも完全にアウトの所が多い。

県道も土砂が流れているところあったので通行可能状態にすべく作業。

道路が崩落しているところがあるので通行止めにすべく交通整理してるところでケンカに。
下り方面から上がってくるのに、なんで通れんのや！みたいな。
死んでも知らんで！と念を押して通す。

夜通し警戒＆状況確認に走ってたので、一旦休憩して再び本部へ。

改めて回る。
こんな酷い状況は初めてです。

消防としては７時半に解散してたらしいが、んなもん知る分けない。
ってことで、台風が接近してるってことで警戒にあたるために１５時に解散し１８時に再度集まることに。

でも、２２時まで爆睡してたorz
１９時半には解散したって。
台風自体の影響は殆どなかったので、早めの解散だって。

その２に続く。