濠太剌利にて、あの懐かしい「PULSER」、それも「SSS」が復活する事について、「お前はどう思っているだ?」 という某熱烈な日産ファンの友人からメールが来た。
なかなか仕事が忙しく、ロクにブログも UP できずにストレスが溜まっているのだが、ようやく、落ち着いた時間が出来て、自分なりの私見をのべたいと思う次第だ。
まず、濠太剌利での 「PULSER」 の復活については、あぁ数が出るところ、儲けられるところには日産は、その労力を惜しまずに一生懸命にクルマをリリースするんだなと率直に感じた次第だ。
多くの日産難民やかつてからの日産を熱烈に応援する皆さんのブログなどを拝見すると、何で日本で売らないという声を多く目にしたが、端的に言えば、
「日本じゃあ数が売れないから出さない」
という、儲け一点主義の今のルノーの僕となってしまった日産の現実が垣間見れると思うのだ。
Mサイズ・セダン、MT と言った事から、ブランドで言えば サニーにブルーバード、セドリックにグロリアなんていうブランドだって、今の日産にとって、単純な一部熱烈なファンのノスタルジーでしかなく、数が出ない、日本では商売にならないクルマでしかないのだ。
それが濠太剌利では、「PALSER」 の人気が高く、しかも、その声が、声だけでなく、拡販にも寄与すると判断すると、
「パルサー」⇒「ティーダ」 で売っていた、このクラスのクルマを臆する事も無く、いけシャーシャーと、ブランド名を戻して再販を決めてしまう。
今の日産には、ファンがどうのだとか、ブランドの持つ歴史観なんて、微塵も考えたりはしない姿が明確になったと思わざる得ないのだ。ノートの「メダリスト」だってそうだ。
濠太剌利では、「SSS」 への特別な思いが強く、日本では意外に知られていないが、大いなる憧れの グレード でもあるのだ。
古くは 410 や 510 のブルーバードから濠太剌利でも 「SSS」 信仰が始まるが、その後も日本で言う 「ヴァイオレット」PA10でも
日本や米国ではパッとしなかった PA10 も 豪州 ではラリーのイメージが強く結構売れていた。
「SSS」 というグレードは、彼の地では眩く輝いていたのだ。
その後、「SSS」はパルサーに引き継がれる事になるのだが、その件については、また述べたいと思うのだ。
しかし、もはやと言うか、今の日産は僕たちから遠い存在になってしまった・・・悲しい現実だ。
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Posted at
2012/10/19 02:47:37