先日、正式に新しいティアナを公表したが、ついにと言うか、よいよ生産が九州工場からタイの工場へと移管される事になった事も大きな話題になった。
現行マーチのクオリティを考えると、はたして・・・・と感じるのだが、それよりも、やはり「日産」は日本の企業ではなくなり、フランスの企業の僕になってしまったと残念でならない。
ホンネかどうかは疑わしいが、
「国内生産にあくまでこだわる」
と常々言っているトヨタの「モリゾウ」 の方が何百倍も好意的に思える自分(自称日産ファン)が非常に悲しいのだが、今の日産では、かつての様に、盲目的に応援できないのは悲しい現実なのだ。
いくら社員が、動態保存に懸命になろうが、かつての日産車をリスペクトしようが、その精神が、企業活動、販売活動に反映されないのでは、かつての様な、熱烈な日産ファンなんてこれから現れないのではと思うのだ。
さてさて、愚痴の方はこのくらいにして、タイで生産されるティアナ以外に、中国でも 東風日産の襄陽工場 でも ティアナ は作られる。
東風日産の歴史は長く、実績も十二分に備わっている。
そして、今回の新しいティアナの中国向けトピックとしては、例のフーガと同じように、ノーマルよりホイールベースを伸ばしたストレッチリムジン、
「VIP」
が売られる事も公表された事だろう。
ノーマルの
2775 ミリ から、
2900ミリ に
125ミリ 延ばしたものだ。
たかが125ミリ、されど125ミリ・・・リヤドア周りを良く見ると、なるほど「伸びてるな」と分かる筈だ。
フーガの時も、「シーマ」になった時に、オリヂナルはこっちの方!?と感じたくらい、自然にまとまっている。
もちろん室内もかなり広くなっており、
フロント・シートとリヤシートの間隔が、たかが10センチ強広くなっただけでエラク広くなったなぁって感じるモノだ。
さらに、広大なサンルーフに、ヘッドレストモニターに、13個もスピーカーが奢られているという・・・
中国などでは高級車として ティアナ は大いに認識されており、セダンが売れなくて、ティアナってどんなクルマ!?っていう状況の日本じゃあ売る予定はサラサラ無いと言うことだ。
売れる国には、一生懸命その国に合った仕様を造るのだが、本拠地だろうが(一応、日産は日本のメーカーです!)、数がでなければ適当に売れそうな仕様しか作らない売らない・・という日産の姿を垣間見れて悲しいと感じるのは僕だろうか?
今回のモーターショーでは、クルマに興味のない世代に訴求するモデルを造った・・・なんて豪語しているが、実際に販売する姿勢にその姿が見れないとねぇ。。。そんな事をツラツラと感じさせる新しいティアナの中国向け 「VIP」 のニュースであった。
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Posted at
2013/11/24 19:53:35