まぁ猫も杓子も ハイウェイスター みたいな日産のミニヴァン にあって、C26 も例外なく ハイウェイスター 、HS が幅を利かせている。
そんな中で入手できた福祉車両のベースは 20S で 非HS だったのだが、やはり押し出し感で今一つのところがあったので、選んだのが
Blanc noir(ブランノアール) のハーフであった。
これはなかなか見る機会が少なく、デザイン的にも好きであったが、前方への張り出し具合と車高調で車高が落ちている事もあって、大きめの輪留めや、急な坂での路面への干渉がどうしても避けれれなかった。
特に廣島へ帰省すると、尾道や海岸部に行くと、平坦な路面から急激に傾斜がきつくなる坂道などは、道幅が狭い事もあってエアロをスリスリ(笑)しながら坂道に突入しなければならなかった。
さてさて、ノーマルのバンパーには戻りたくは無し、車高調であってもクリアランスが確保できる ハイウェイスター のバンパーを付けるのもどうしたモンかと思いを巡らせているとある匠を思い出した。
それが
植木モーター であった。その瞬間、ひらめいたアイディアを簡単な意匠図として起こして
植木モーター にメールを送った。それがこれだ。
まぁ簡単な意匠図なんだが、ここから見積もりと細かいディテールの打ち合わせが始まる。
それから、僕の故郷である東広島の某所で、程度のよさそうな C26 ハイウェイスター のバンパーとグリルを入手して、
植木モーター に
直送した。それがこれだ、
このまま装着しても乗れそうなくらい程度の良いモンが手に入った。
まぁ ハイウェイスター のバンパーに良く見られる擦り傷は、やはりこのバンパーにも見られたが、
この程度の擦り傷だったら、何もせず乗っている連中も意外に見かけるレベル。
最終的には全塗装をするので、下地ならしと同時に修正を加えるので全然問題にはならないレヴェルだ。ただ、作業はいつも込み合っている
植木モーター で、今回も作業が目白押しの状態で、ほぼ一か月ほど作業開始までのインターバルが必要だった。
約一か月後、ようやく作業に順番が廻って来て、直送したバンパーを見ながら細かいディテールの打ち合わせを行った。
まずは全体の雰囲気を掴むために作業台の上で実物を見ながら打ち合わせ。
最初は作業台の上に載せて、全体を見渡し、大まかなイメージをすり合わせして、塗色の塗分けの位置などをマスキングテープで確認してゆく。
塗分けの位置が決まったら、今度はカラーコードを、マスキングテープに書き込んで位置と塗色の確認をした。
マスキングテープで塗分けの位置、塗色を確認しながら「下ごしらえ」をした。
次に意匠図では描き切れなかった、細部のディテールについて
植木モーター から僕に次々と質問が飛んできた。お任せでも良いが、できる限りオーダーした注文者のイメージに近い様に些細な点も擦り合わせを行った。
例えばだ、グリルの上端はメッキを残せと僕が指示していたが、匠はさらに細かいディテールに拘り、
ほんの些細な所も、完成すると実は大幅にイメージが変わってしまうので、しっかりと納得行くまで打ち合わせる。
メッキ部を真っ直ぐ残すのか、いや、グリルの折り返しの山谷を生かして塗分けるのかなど、他の部分も同じで、細かいところも気になるところはお互いに質問を繰り返した。
そんな打ち合わせの後、よいよ
HSバンパー移植 PJ が始まった。
セレナ C26 ハイウェイスター 植木モータ
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LCV E STAR | クルマ
Posted at
2019/10/28 00:32:29