今話題の「増税メガネ」なんだが、同じ廣島県人として、いやぁまさか、これほどまで使えない政治家だとは思わなかった。
もう少しはまともかと思ったのだが、いやはやで・・・
そんな中、クルマにかかわる話をひとつ。
このところ、円安や露西亜のウクライナ侵攻で原油価格がグッと上がって、ガソリンや軽油の値段が上がっているのだが、さすがに、ガソリン以外も値段がどんどん上がって、国民の反感を買っている状況から、
「燃料油価格激変緩和補助金」
まぁ俗にいう「ガソリン補助金」が出ているのだが、もっと身近なポイントを忘れていないだろうか。
それをすれば自動的にガソリンなら、
約54円/L
も安く給油できるのだ。
具体的に言うと、ガソリンには「ガソリン税」が
53.8円/L かかっているんだが、元々のハナシは、さかのぼる事、道路の整備を進めるという趣旨で1952年「道路法」が作られて、翌年には「揮発油税特定財源化」なんていうお題目の流れから造られた税金。
ちなみに、「ガソリン税」、「有料道路法」は、まだ、一介の議員だった
田中角栄 が 議員立法 した法律。
「道路が良くなればクルマが増える」、クルマが増えれば「ガソリンが売れる」だから、まず「ガソリン」に税金をかけて道路整備の財源を確保して、その税金を使って道路整備、
道路が良くなった→クルマが増える→ガソリン税収増える→道路がもっと良くなる→クルマがもっと増える→ガソリン税収もっと増える・・・・・
というサイクルを考えたという次第で、「ガソリン税」が別名 「田中角栄の亡霊」とか 「田中角栄の遺産」 とも言われる所以なのだ。・・・閑話休題。
それが、元々は「道路の整備」に使われるハズだった税金が、何時も間にか「一般財源」の不足も補うためへと変わって現在も続いているという次第。
参考に 財務省 が、クルマを買う、使う、維持するのに必要な税金なんていう「表」を作っているので是非見て頂きたいのだが、
こんなにもクルマには 税金 がかけられている。これは昔の「クルマは贅沢品」という考え方からきている。(財務省HPより):クリックで拡大
まぁ、よくもここまでクルマには「税金」がかけられていると改めて実感できる資料なんだが、この表にも大きな
「隠しモード」 があって、「走行」の「揮発油税」 なんだが、思いだして欲しい、ガソリンスタンドで給油してレシートを見た時に、そこにはちゃ~んと
「消費税」 て入っていますよねぇ。
つまり、ガソリンには
「揮発油税(ガソリン税)」 が最初からかけられているのに、さらに
「消費税」 が掛けられているという、「税金」に「税金」が掛けられている
「二重課税」 の状態なんですね。
まぁ 「二重課税」 は置いておいて、なんで、クルマにはこんなにも「税金」が掛けられているかというと、昭和40年代以前は、クルマを持つなんて「贅沢」で、「クルマを持つって言う事は、お金を持っている」っていう思想から、ありとあらゆる場面で「税金」を吹っかけて来た訳なんですが、これが、これだけクルマも普及したら見直しをされるべきが、逆に、多くの人がクルマを保有する事になって、
「こりゃ、黙っていたら、勝手に お金(税金) が入って来る」
という事になって、廃止はおろか、見直しなんて誰も言わないから放っておこういう状況が、今の「税金漬」 のクルマの状況という事で。
二重課税 に戻って、実は、「ガソリン税」以外にも現在は、地球温暖化などなどの対策の名目で、さらに
「石油石炭税 2.04円/L」 に
「地球温暖化対策税 0.76円/L」 もかけられているのだ。
百歩譲って、我々の次の世代の為というポイントから「石油石炭税」と「地球温暖化対策税」は
「仕方がない」 としても、元々、道路整備がぁと言っていた「ガソリン税」は、どさくさに紛れて、取れる税金は取ってやろうという状況の現実から 「廃止」 すれば、どうぜ金の出元は税金なんだから、わざわざ「ガソリン補助金」なんてしなくてもいいんじゃないっていう論理が成り立つと思うのだけどどうだろうか。
53.8円/L
も安くなったら大きいぞって思いませんか。
まぁ、戦乱から逃れる為に用意した飛行機に乗る為に
「3万円」 も取ろうっていうセコイ思考回路しか持たない今の
「銭ゲバメガネ」 という、さらに進化した「あだ名」がささやかれるようになった、ウチの国のトップじゃぁ、とうてい考えも及ばないのではと、同じ 廣島県人 として非常に申し訳なく思うのだ。
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クルマ | 暮らし/家族
Posted at
2023/10/19 15:25:32