先日、お昼休みに、月末という事もあり懐具合も寂しくなったので、コンビニおにぎりと格安のお茶を買って空腹を満たしていたのだが・・
ふと某新聞に目を落としてみると、「ガマン車」今や主役に・・なる、興味津々な記事が目に飛び込んできた。
早速読みふけってみると、まずは日産の販売店でのインタヴュー「モコの集客率や売れ行きは、現在日産随一で、他のクルマが売れない・・」といった内容から始まって、どうして「軽自動車」が売れているのか?という分析がツラツラと書いてあった。
まずは、その根底にある要因として、引き合いに出されていたのが、あるアンケート調査結果で、家計で減らしたい「出費」という項目で、なんと
「自動車の維持費」 が
2番 だったということなのだそうだ。
つまり、いまや自動車は生活必需品でありながら、家計のお荷物でもある・・・という事が明白になってきた・・というのだ。
まぁ、まさに僕もその意見には大賛成で、そこに来て、最近の軽自動車は性能や安全性が普通乗車並みになってきて、確かに販売価格は高いのだが、絶対的に維持費、ランニングコスト(税金、燃費←これはどうかなぁ?)が安く済む・・というのが、軽自動車人気を支えている・・というのだ。
ところで皆さんは、
軽自動車の普及台数No.1 の県は何処かご存知でしょうか?
一位:鳥取県 93.5
二位:島根県 91.4
三位:佐賀県 90.1
でちなみに最下位は「東京」で 10.2、ブービーは「神奈川」で 17.8となっている。
(数字は100世帯あたりの普及台数)
この数字の裏に潜む、さらに「影の数字」というのがあって・・・
1000平方キロメートルあたりの鉄道の営業距離のランキングで、鳥取は「75Km」、一方の東京は「500Km」と・・、その他の軽自動車の普及台数ランキングとはまったく一致はしていないが、鉄道の営業距離ランキングの結果は、ほぼ似たような顔ぶれの県が並んでいるそうな。。。。。
この数字を見ると、鉄道が普及していなければ、自らが何らかの手段で移動しなければならない・・そうなるとクルマ、さらに家族全員がそれぞれで移動するには普通車じゃ維持費が敵わんから軽自動車だ!という方程式が成り立つ。
事実、一世帯あたりの自動車の保有台数の統計を眺めてみると、軽自動車の普及台数のランキングと似たような県が、またぞろり・・と並んでいるのだ。。。
さらにさらに・・・
既婚女性の「就業率」と「軽自動車保有台数」の間にも、なにやら怪しい関係がある・・というのだ。
何と!軽自動車普及台数ベストテンの県の「既婚女性の平均就業率」は
59% に対して、下位10県の「就業率」は
44% と、軽自動車は「働く女性の頼もしいファーストカー」という結果になっているというのだ。
なるほど、朝は子供を「軽自動車」で送って、会社に行き、帰りは「買い物」をして帰宅する。。という風景が目に浮かぶ様でもある。。
こうして日頃は頭を悩まして止まない「数字」の世界だが、アプローチを変えて見てみると意外に面白い側面もあるのだと実感。。
そういえば先日の
普及 ETC普及率一番の県は何処?
http://carlife.carview.co.jp/User.asp?UserDiaryID=1476899
も、なかなか面白い傾向が出ていて、数字から目が離せなかった事を思い出した。
まぁ
「数字はロマン」 と言ってはばからない、なんとか「仁」先生や、なんとか「フランクル」先生みたいにはなれないし、思えないのも実態なのだが、
たま には・・ だったら いいかな? とも思った空腹のお昼休みであった。。
Posted at 2006/04/19 11:15:18 | |
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