前回に続き
J.D.POWER のオハナシ・・・
不満 不具合には二種類ある!
http://carlife.carview.co.jp/User.asp?UserDiaryID=2108717
2006年度米国自動車初期品質調査の結果を見て、僕は「日本車は品質が良い」という神話はもはや過去のも・・・という認識を持った。
2006年米国自動車初期品質調査
http://www.jdpower.co.jp/press/pdf2006/2006USIQS_J.pdf
まぁ、その中で健闘しているのは、やはりというか「レクサス」で、なんとブランド別の19のセグメントのうち、11のセグメントで不具合が一番少なかった。
これは「レクサス」がリリースしているセグメントの全てを完全に制覇した事になり、まったく「トヨタ」の努力の賜物だろう。。。
全ブランドで総合一位になったのは、なんと「ポルシェ」で、100台当りの不具合指摘件数が「91」と「レクサス」を「2ポイント」ほどリードした。
驚くべくは、「ヒュンダイ」が均等に良い評価を受けており、総合評価でも
3位 にランクインしており、ますますその存在感が輝いてきた。。。
さてさて、その他の日本車だが・・・・・・
4位トヨタ
6位ホンダ
8位「インフィニティ」
10位アキュラ
13位日産
とココまでがようやく「業界平均」以上のメーカーとしてランキングされている。
それ以下では・・・
23位三菱
25位メルチェデスベンツ
26位サイオン
27位BMW
28位スバル
29位マツダ
などなどで、ここで詳細を見てみると、例えば「BMW」は「製造不具合」が少ないが「設計不具合」の指摘が多く上位に入れなかった・・というのだ。
J.D.POWER によると、
「BMWはトヨタと並んで
製造不具合の指摘が少ないが、操作や表示の
設計不具合の指摘が多く、それが全体の評価を下げていると・・・」
去年までのランキングとどうも並びが大幅に変わったのは、この辺りに原因があることは明白で、BMWだけでなく、僕は各メーカーの自己満足で、装備や、色々な操作性に付いて論じられているが、それがどうもユーザー不在であるように思えてならないのだ。。。
そう考えると、ここに来ての「ヒュンダイ」のベスト3ランクインには、大きな意味合いがあると思うのだ。
高級車路線を、まっしぐらに走り始めた国産各社。
それに従って、操作性の低下などの「設計不具合」が起きていないか。。。そうでない、ベーシックなグレードのクルマの初期故障が増えていないか?
このあたりで、メーカーもそうだが、それを使うユーザーもチェックの目を厳しくしないと、日本車の未来は明るい・・とは言えないのではないかと、すごく危機感を覚えるのだが。。。
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Posted at 2006/06/16 12:17:54 | |
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