僕が子供の頃、学校の教室や、街を歩く子供たちの「野球帽」と言えば「巨人」ばかりだった。
TVを点けて付けて野球を見ると、「広島市民球場」以外では、カープを応援する姿なんてホントにポツポツで、確かに負けて負けてホント弱い球団だった。
僕の年代で廣島に住んでいて、野球のシーズンになると、夕方、地元の RCCラヂオ のスイッチをひねってカープの試合を最初から聞くのだが、当時は解説に 長谷川良平さんや 金山次郎 さんが居て、思いっきりカープびいきな解説をしていたのだが、特に 金山 さんは、カープが負けだすと解説なのに無口になってアナウンサーの 上野さん何とか会話を引き出そうとしている様子が伝わって来て実に面白かった。
そうそう、誰とは言いませんが、当時の大洋のサードは守備が下手で
「大洋の三遊間はクジラが通る」
は忘れられない名言です。(笑)
そんなカープ愛にあふれた 金山次郎 さんが、カープが初優勝した時の解説をやっていて、ある時、
「わしが死んだときは、その時のテープを一緒に棺桶に入れてくれ」
と言った事は、むかしからの カープファン なら知っている有名な逸話。
それが昭和50年に初優勝してからは、優勝争いにも絡むようになって、ここ数年はドームだって、甲子園だって三塁側はおろか外野でも真っ赤な波が・・・
そんな様子を見て昔からのカープファンの僕は、今のファンの若い子たちに感謝の気持ちで一杯で・・
そのカープの緒方監督の奥さんが、今年の一月に一冊の絵本を出されているのですが、タイトルは
ぼくのヒーロー 。
絵本の主人公の ぼく 。ぼくのヒーローは・・・・・・優しいタッチの画に芯の強さを感じる。(クリックで拡大)
そこに描かれている、カープの選手一人ひとりの姿が生き生きとして、カープファンならずしても野球を愛する人にもぜひ読んで欲しいと思う一冊です。
旧市民球場の雰囲気は、実際にあの場所を歩いたことのある人にしか伝わらない空気感が蘇ります。(クリックで拡大)
今年も日本一になれなかった、でも、多くの人に夢や一生懸命の素敵さを若い選手たちが大いに伝えてくれていたと思う。
将来の夢は・・・子供たちに夢を与えてくれるカープで野球であり続けていて欲しい。(クリックで拡大)
カープファンには残念な結果だったけど、来年こそはという夢と、野球は面白いんだという希望を来年も与え続けて欲しいと思わずにはいられないのだ。
何はさておきカープの選手の皆さん 「お疲れさまでした」。
Posted at 2018/11/04 16:12:42 | |
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