パルサーヨーロッパ N10 パルサー
投稿日 : 2014年08月03日
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1978年5月、 チェリーF-IIの後を継いで日産のニューカマー「パルサー」が登場した。
デザインを見ればわかるが、荻窪デザイン、つまりプリンスの血を濃く引き継いだ日産の世界戦略車だ。
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研ぎ澄まされた直線と、スパッと日本刀で切り落とされた様な面で構成されたエクステリアデザインは、C210ジャパンと同じ荻窪デザインだという事が分かる。
コノデザイントレンドは、当時のジョルジェット・ジュージアロの思想に大きく影響を受けたモノだ。
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ハッチバックデザインを見ると、リアゲートが大きく開きそうだが、当初は独立したトランクを持つ「セダン」からスタートした。
リアゲートが開くハッチバックが登場したのは4か月後の9月。
3ドアハッチバックに、一見するとスカイラインと見まごうばかりのシャープなデザインだ。
一年後の1979年9月には5ドアハッチが追加され、さらに翌年には、存在価値が薄れてしまったセダンがラインナップから落とされた。
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追加されたクウペ。
シャープなショルダーラインに呼応した鋭角なCピラーが印象的だ。
さらにそこだけカラーリングを変えているので、タルガトップの趣もある。
実にシャープで個性的なデザインだ。
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いくら走っても疲れないなどと、当時評価された足回りだったが、スタビライザーが付かないモデルはコーナーで攻めると、激しくタックインを起こしてリヤが簡単にリバースして何度もヒヤッとしたものだ。
広い室内に軽快に回るÅ型エンヂンとパルサーの初代は評価が高かったが、僕が一番評価したのは「ヴァン」だった。
この頃のヴァンの多くは、コストと積載性を重視して、リアに板バネを使ったモデルが多かったが、パルサーは何と!トーションバービームのフルトレが奢られていた!!
このサスのおかげで、ヴァンとは思えない乗り心地と積載性、そして床高さを誇っていた!まさにエンヂニアの魂のこもったもでるだった。
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低いフロアーが一番分かるアングルがコレだ。
リヤハッチが極限まで下げられ、そのためにリアバンパーが薄くなっているのが分かる。
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室内も使い勝手に優れたクリーンなデザインが施されていた。
見易いメーター類にFWDを生かした広大なレッグルームがよく分かる。
後にトヨタに「ガチャガチャAT」とこき落とされた「スポーツマチック」が懐かしい。
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パルサーも出た当時はリヤが固定で、トランクを持つ「セダン」だった。
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