こういう本、見つけ~
これ、ホンマでっか??
2008年というから4年も前の話らしいけど、ぜんぜん知らんかった〜
もしホンマだったら、この前の大飯原発の再稼働の裏にも、
町長や県知事の生命の危険があったのでは??
とかんぐってしまう。。
電力会社、おそるべし!!
{{{{{{{{{{{ レビューより
関西電力の原発利権を仕切る若狭支社の幹部Kが、そこに口出しをする高浜町・今井町長を目障りに感じ殺害を計画。
そしてその殺害手段は、当時関電が計画していた「警備犬」――まるでミステリー小説のように仕上げられた暗殺計画だ。
下請け警備会社の社員・加藤と矢竹の告発を通じ、著者の斎藤氏が取材を重ねていくノンフィクションである。
2011年3月の東日本震災、そして東京電力・福島原発の事故以降、我々の知るところとなった電力会社と原発の利権体質は余りにひどい。
その中でもこの事件は最低最悪である。
民主主義の原則を根底から覆すテロリズムが後押しされ、その中心には常に原発が闇権力の要塞のようにそびえ立っている。
結果的に暗殺は未遂に終わるが、この暗殺計画は関西電力の経営陣、特に元首脳のXと真の黒幕・Hも認識していた可能性が濃厚だという点に不気味さと恐ろしさがある。
だが、本当に原発の闇を知るのは終盤だろう。
本書の元になった記事は2008年に「週刊現代」に2週にわたって掲載された。
とんでもない計画にも関わらず、後追いするマスコミはほとんどない。
それどころか産経新聞・共同通信の記者が奇妙な動きを見せた後、加藤と矢竹が逮捕されるという謎の結末を迎える。これは明らかに報復ではないか。
共同通信記者に渡ったICレコーダーが逮捕の鍵になったとしか思えない。
権力を監視するはずの報道関係者が、逆に国家権力の暴走に加担したとするなら本末転倒だ。
彼らの目的は何だったのかまったく理解できない。
事実に反した裁判を含め、この国の狂った権力構造に暗澹たる気分になった。
現在、電力を巡って激論が交わされ、様々な原発推進論・慎重論が唱えられている。そこで敢えて両方の立場から一歩引き、質問を変えてみたい――
「今の電力会社に原発の管理を任せられますか?」
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ググったらこんなんでてきました~
<週刊現代(2008年3月29日号)から本文転載>
プルサーマル計画が進行していた福井県高浜町。反対派のシュプレヒコール
で緊張が高まる中、「あの町長さえおらんかったら」と口にしたのは「原発
の最高責任者」を自任する男だった--「これは特殊任務や。あいつだけは
絶対に許せん。あいつがおったら高浜原発はやがてなくなってしまうかもし
れん。そやから、あんたらで、町長を殺ってくれんか」と指令が飛んだ
「天下の関電(関西電力)の幹部から、ワシらが請け負わされた仕事は、
「町長暗殺」でした。冗談ではありません。実際、その任務を果たすた
めに町長を何日も寝ずに追いかけ回したこともあるんです・・・」
こう語るのは、関西電力(以下、関電)が保有する高浜原子力発電所(以
下、高浜原発)の警備を’99年から約8年間請け負っていた『ダイニチ』
の役員。
彼が「暗殺」を命じられた「町長」とは、高浜原発がある福井県大飯(おおい)郡高浜町の今井理一町長のこと。
今井氏は今も高浜町長を務める現職(3期目)で、福井県の町村会長も務めている。
当時の高浜原発副所長はK氏である。
K氏が高浜原発の副所長という立場でプルサーマル計画の早期再開を実現させれば、
役員への出世の通が開ける。
だが、関電の威信を懸けて早期再開に固執するK氏の前に立ちはだかる人物がいた。
高浜町長の今井理一氏である。
英国の核燃料メーカーのデータ捏造(ねつぞう)に不信感を抱いた今井町長は、
プルサーマル計画の見直しを求めた。
原発事業は、地元自治体の受け入れ承認が必須である。
その自治体の長である者が受け入れを拒否すれば、事業の続行はまずできない。
Kの口癖は、『ワシはここ高浜原発の最高責任者や。そのワシには関電と
いう大きなバックがおるんや』『ワシらを誰やと思うとるねん、関電やでぇ』
でした。実際、高浜原発内では、Kは「原発の天皇」と言われていた。
http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_335.htm
より抜粋